この記事では東洋大学の夜間部（イブニングコース）、通称「２部」に関心を持つ方へ向けて、その偏差値や評判に関する重要な情報を提供します。

多くの学生や社会人が教育の機会を求めて訪れるこのコースは、その利便性と質の高い教育で近年再注目されています。

ここでは、東洋大学の夜間部が持つ特色や、偏差値をはじめとする学術的な評価、さらには学生生活の実態について詳しく掘り下げていきます。

東洋大学夜間部を検討している方々にとって、この記事が進路選択の一助となれば幸いです。

ポイント

1. 東洋大学の夜間部（2部）の偏差値
2. 夜間部の学費が昼間部の約60％とコストパフォーマンスが高いこと。
3. 卒業証書に夜間部との記載がなく、就職活動での扱いが昼間部と同等であること。
4. 夜間部と昼間部の授業内容や学位の価値にほぼ差がないこと。

哲学という、実学から（たぶん最も）離れた分野の学校「哲学館」として始まった東洋大学が、

「『余資なく優暇なき者』（資産や時間に余裕がない人々）に、『哲学を学べる場を』」という設立時の理念を重視して

夜間学部の維持に力を入れてるの、「恰好良いな」と思う

— 宮西ガラス (@narlingstone) March 7, 2023

東洋大学の夜間コース（２部）の偏差値や評判

東洋大学の夜間コース（２部）は、日中に働いて、夜に高等教育を受けたいと願う学生にとって昔から人気の選択肢でした。

夜間部の偏差値は50弱で、これは昼間部と比較してもそこまで変わらない偏差値です。若干落ちるという感じでしょうか。

強いて言えば大東亜帝国と呼ばれるクラスの大学と同じくらいです。大東亜帝国とは大東文化大学、東海大学、帝京大学、国士舘大学などの大学群です。

下記の偏差値表は低いほうの偏差値を採用しています。便宜上、見やすくするためです。

例えば、偏差値50から55の場合は50を採用しています。多様な入試方式があるのですが複雑になるので１つのみ採用しています。

学部	昼間	夜間
国際学部	47.5	47.5
文学部	50	47.5
法学部	47.5	45
経済学部	47.5	42.5
社会学部	50	45

そして夜間部特有の評判として、学費の安さや就職活動における支援が挙げられます。

授業は平日夜間に集中しており、社会人や時間の制約がある学生にとっても都合が良いと評価されています。

東洋大学。

“昼間は同大学白山キャンパスの大学事務局などで働き、夜間は大学で学ぶことのできる、「独立自活」支援推薦入試制度を実施する。”

“昨年春、同制度で入学した初めての学生6名が卒業式を迎えた。3名は学科の首席だったという。”https://t.co/dDC4RkvfHZ

— これでも大学職員 (@koredemo) January 28, 2019

２部と１部の違い

東洋大学の２部（夜間部）と１部（昼間部）の最大の違いは、授業時間と履修システムにあります。

夜間部は、主に18時15分から21時25分の間に授業が行われ、昼間部に比べて学生の年齢層や職業も多様です。

また、学費が昼間部の約60％と低く設定されていることも大きな特徴です。

一方で、一部と二部の間には、教育内容や学位の価値に違いはなく、卒業証書にも夜間部であることの記載はありません。

ただし、わかる人には卒業番号で判別できるという情報もあります。

社会人受け入れNo.1 東洋大学　

夜間部に通う私大生の4分の1が学ぶ – 朝日新聞EduA https://t.co/Vf7Zprdo1K

— @EWCM (@tripletoyo) December 23, 2021

東洋大学の２部はどこにある？

東洋大学の夜間部は、東京都文京区に位置する白山キャンパスで行われています。１部の学科のように白山や赤羽、川越というふうに分かれていません。

白山キャンパスのアクセスは都営三田線「白山」駅や東京メトロ南北線「本駒込」駅から徒歩5分と、交通の利便性が高いです。都心の絶好の立地ですね。

白山キャンパスは、東洋大学のメインキャンパスであり、学生には多彩な学習環境が提供されています。

夜間（イブニングコース）の 学費

東洋大学の夜間部の学費は、一般的な文系私立大学と比較して非常にリーズナブルです。

初年度の納入金は715,000円で、2年次以降は年間535,000円と設定されています。

これは昼間部の約60％にあたり、経済的な負担が軽減されることが魅力の一つです。

奨学金のサポートも充実しており、学費に関する心配を軽減できる点も評価されています。

東洋大学を視察。

夜間にクラスを受講できるコースがある数少ない大学。

昼間働きながら大学で勉強でき授業料も安い。都内は日大、専修、法政、東京理科大5大学のみ。国は補助すべき。

他に学生相談室、バリアフリー推進室、学修支援室など充実。 pic.twitter.com/TnISKMv23N

— 市來 伴子（立憲民主党埼玉8区総支部長） (@ichiki_tomoko) October 28, 2015

夜間（２部）の入試：科目、試験日など

試験科目や日程は昼間部とほぼ同じです。

このため、昼間部と同様の入試対策が求められますが、倍率や合格点は若干低めであることが一般的です。

例えば、経済学部の後期2科目型の試験で200点満点中1部の合格最低点が120点で2部だと111点という具合です。大体３％前後の得点率の違いであることが多いです。

また、東洋大学は入試日程や形式として、共通テスト利用入試、前期入試（2月初め）、中期入試（2月中旬）、後期入試（3月頭）があります。

科目数はベスト2科目（3科目を受験して上位2科目）や前期3教科型（均等配点）や後期2教科型（英語と国語か英語と数学の2科目）など、多様な選択肢が用意されており、学生のニーズに合わせた戦略を立てることが可能です。

 

２部の難易度は？？

東洋大学の夜間部における入試難易度は、共通テストの得点率で換算すると約65%前後です。（共通テストの英国社会の3科目形式の場合）

これは繰り返しになりますが偏差値47.5に相当し、全体的に見て比較的アクセスしやすいレベルと言えます。

ただし、夜間部の入試は昼間部と同様の入試問題を取り扱うため、準備には十分な努力が必要です。