MENU

私立の東京理科大学を国立と比較した場合のレベルはどこ?理科大の凄さ

東京理科大学は、その入試難易度が国立大学の上位層と肩を並べ、就職実績では旧帝大レベルとも評される私立大学です。

ネット上では理科大は国立だとどのレベルなのかに関心を持つ人が多いようです。

理科大は理系分野に特化し、高い教育水準と実践的な研究活動で知られています。

この記事では、東京理科大学の位置づけとその独自の強みについて、国立大学との比較を通じて紹介します。

ポイント

  • 東京理科大学の入試難易度が国立大学の上位層とどう比較されるか。
  • 東京理科大学の卒業生の就職実績が旧帝大レベルである理由。
  • 東京理科大学が提供する教育と研究の質の高さ。
  • 東京理科大学の独自の強みと社会での評価。
目次

東京理科大学のレベルは国立だとどのあたりか

国立落ちの人も多い理科大生。理科大は国立だとどのあたり?

東京理科大学には、国立大学受験で惜しくも合格に至らなかった受験生も多数入学します。

これは、理科大が提供する高水準の理工系教育に魅力を感じ、国立大学に劣らない学びの場を求める学生が集まるためです。

理科大生の中には、旧帝大やその他の国立大学を目指したが、ほんの少しの差で合格を逃した優秀な学生も少なくありません。

このような背景を持つ学生たちは、理科大での学びを通じて、そのポテンシャルをさらに伸ばし、将来の研究者やエンジニアとして活躍する土台を築いています。

ネット上だと理科大は国立だとどのレベルかはよく議論されます。それを様々な角度から検討してみましょう。

日本の大学ランキングで比較

The日本大学ランキングが2023年に発表されました。

このランキングは、世界的に有名な「THE世界大学ランキング」の日本版であり、日本の大学のみを評価したものです。

イギリスの高等教育情報誌「Times Higher Education(THE)」が、ベネッセグループとの協力のもとに作成しました。グローバルな視点で見てみるとレベル感がわかるかもしれません。

このランキングを見ると東京理科大は33位です。ほとんどが国立大学が入っています。

理科大の前後の大学を見ると、28位横浜国立大学、32位お茶の水女子大学、36位電気通信大学、37位東京都立大学、40位大阪公立大学あたりが入っています。

細かい点で異論はあると思いますが、ひとまずこのあたりの大学と同レベルと言えるかもしれません。

順位 大学名
27位 東京外国語大学
28位 横浜国立大学
29位 京都工芸繊維大学
30位 長岡技術科学大学
31位 立命館大学
32位 お茶の水女子大学
33位 東京理科大学
34位 芝浦工業大学
35位 豊橋技術科学大学
36位 電気通信大学
37位 東京都立大学
38位 九州工業大学
39位 横浜市立大学
40位 大阪公立大学

ネット上の声:受験難易度

私立大学と国立大学は科目数が違います。スポーツに例えるともはや別の種目です。

なので、比較するのは困難です。単純に偏差値で比較してもしっくり来ない人が多いようです。

そこでネットの声を拾ってみました。そうすると、金岡千広あたりの大学と難易度が近いのではないかという声が多くありました。

金岡千広とは金沢大、岡山大、広島大、千葉大などです。他には横浜国立大や電気通信大あたりがよく上がりました。

 

東京理科大は、一般入試率80~85%と国立大と同じ。だから、素直にボーダー偏差値で比較すればいい。

ボーダー偏差値は、けられ率込みでの合格難易度だからw合格での国立優先は影響しない。

理工系 東大 東工 阪大、名大=理大理、工

筑波、千葉、横国=理大理工

埼玉、電通、農工、広島  ヤフー知恵袋より

 

東京理科大の理、工なら千葉大、首都大、名古屋工大、京都工芸繊維大、大阪市立大、広島大

東京理科大の理工なら埼玉大、東京農工大、静岡大、兵庫県立大、岡山大、熊本大

このあたりが相手だな。

旧帝東工神戸や筑波横国大阪府立には勝てない。 ヤフー知恵袋より

 

理科大だと横浜国大、筑波大、千葉大ぐらいでしょうか。 東京工業大は併願が多いが、合格したら東京工大に行くと思うし…  ヤフー知恵袋より

 

 

首都圏で、これくらいかな

東大

東工大

筑波大 千葉大、農工大、横国 ←理科大

首都大 電通大、埼玉大            ヤフー知恵袋より

筑波大の下で千葉大や横浜国立大あたりと考えている人が多いようですね。

理科大の凄さ:一流企業への圧倒的就職力

国立と比べてどのレベルかを考える時に入試の時の難易度レベルと就職活動の時にどのランクで扱われるかには乖離があります。

東京理科大学は、その卓越した教育と研究の質により、一流企業への就職率が非常に高いことで知られています。

この大学から多くの卒業生が、技術・研究開発の最前線で活躍する一流企業へと進む背景には、理系分野における深い専門知識と実践的なスキルを身につける教育体制があります。

また、立地的に就職活動がしやすいことや卒業生数を活かしたブランドの知名度があることなどがあげられます。

さらに理科大では、学生一人ひとりの興味や強みを活かし、研究やプロジェクトに積極的に参加することを奨励しています。(留年率もよく話題になります。)

これにより、学生は在学中から高度な問題解決能力やチームワーク、プレゼンテーションスキルを養うことができます。

また、東京理科大学は産業界との強固な連携にも力を入れており、インターンシップや共同研究プロジェクトを通じて、学生が実際のビジネス現場で求められるスキルやマインドセットを身につける機会を提供しています。

これらの経験は、学生が就職活動を行う際に大きなアドバンテージとなり、多くの場合、優れた成績と実務経験を持つ理科大生は、就職市場で高い評価を受けます。

具体的な就職実績として、理科大の卒業生は、電機、自動車、化学、情報技術、金融、コンサルティングといった幅広い分野のリーディングカンパニーに進出しており、その多くが即戦力として活躍しています。

これらの実績は、理科大が提供する高度な教育と実践的な研究機会、さらには産業界との緊密な連携によって培われる学生の質の高さを如実に示しています。

理科大の有名企業就職率は5位です。38.5%と旧帝大や早慶を大きく引き離します。

就職で考えると東京工業大のすぐ下と言えます。東大は公務員が多いのですね。

順位 大学名
1位 東京工業大学
2位 一橋大学
3位 国際教養大学
4位 名古屋工業大学
5位 東京理科大学
6位 電気通信大学
7位 早稲田大学

下記は20代の大学別平均年収ランキングです。

 

大学名 初任給(万円)
東京大学 653万
横浜国立大学 622万
一橋大学 614万
東京工業大学 578万
慶応義塾大学 576万
京都大学 575万
東京理科大学 557万
九州大学 541万
早稲田大学 541万
筑波大学 540万

理科大の凄さ:教育力、研究力

東京理科大学は、その高い教育力と研究力で名高い大学です。

理系分野において、特に優れた成果を挙げており、学生に対する質の高い教育と、革新的な研究活動がこの大学の大きな魅力の一つです。

教育面では、学生一人ひとりの能力を最大限に引き出すための個別指導や、実験・実習を重視したカリキュラムが整っています。

これにより、学生は理論だけでなく実践的なスキルも身につけることができ、社会で即戦力として活躍するための基盤を築くことが可能です。

一方、研究力においても東京理科大学は顕著な成果を上げています。特に、自然科学や工学分野での研究は国内外から高く評価されており、数多くの研究論文が国際的な学術雑誌に掲載されています。

また、学内には多くの研究所が設置されており、学生や教員が最先端の研究に取り組むための環境が整っています。こうした環境のもとで、学生は研究活動を通じて問題解決能力を養うと同時に、新たな科学技術の発展に貢献することが期待されています。

このように、東京理科大学は、優れた教育プログラムと充実した研究環境を提供することで、学生の能力開発を促し、科学技術の進歩に貢献しています。

その結果、多くの卒業生が科学界や工業界で活躍しており、社会から高い評価を受けているのです。

例外:東京理科大学の薬学部は国立とのレベル感が違う

薬剤師を目指す場合、薬学部の選択において国立大学と私立大学では、大きな違いが生じます。

特に学費の面で顕著な差があり、これが薬剤師を目指す学生にとって国立大学を選択する大きな理由となっています。

東京理科大学のような私立大学の薬学部は、教育の質や研究力では国立大学と肩を並べるレベルにありながらも、6年間の学費が圧倒的に高額であるため、薬剤師志望の学生にとっては経済的負担が大きくなります。

なので、今までの千葉大や岡山大あたりという議論が全くあてはまりません。薬学部に関しては国立と比較になりません。

具体的には、私立大学の薬学部での6年間の総学費は、国立大学のそれと比較して数百万円の差が生じることも珍しくありません。

ただし、研究者や専門家を目指す場合は、この論旨が異なります。

私立大学、特に東京理科大学のような研究力が高く、専門性の高い教育を提供する大学では、先進的な研究プロジェクトへの参加や、高度な専門知識の習得が可能です。

これにより、将来的に研究分野で活躍するための強固な基盤を築くことができるため、学費の負担を考慮しても、価値があると判断される場合があります。

したがって、薬剤師を目指す場合には国立大学が有利ですが、研究志望であれば私立大学の選択も十分に検討に値すると言えるでしょう。

理科大学生は国立だとどのレベル?就職や立地、学費面を深堀り

理科大の凄さ:社長数、役員数

東京理科大学は、その教育の質の高さから多くの卒業生がビジネス界で成功を収めています。

特に、社長数や役員数に関して見ると、この大学の卒業生がいかに多くの企業をリードしているかが分かります。

実社会では数は力で人数が多いほうが明らかに有利です。学閥という言葉があるくらいです。

理科大出身者は、理系の専門知識を活かしながらも、問題解決能力や高い分析力を持ち合わせており、これが経営者としての資質に直結しています。

また、学生時代から培われる厳しい学習環境と、実践的なプロジェクトへの取り組みが、経営の場で求められるリーダーシップや革新的な思考を育てる土壌となっていると言えるでしょう。

これらの要因が組み合わさることで、東京理科大学の卒業生は、ビジネス界で高い位置に就くことが多いのです。

理科大から輩出される社長や役員の数は、同大学の実践的な教育と研究が、実社会での成功に直結している証左と言えるでしょう。

下記は少し古いデータですがスタートアップ(マザーズ上場)の社長数ランキングです。

 

順位 大学名 人数
1 東京大学 17人
2 慶応大学 15人
3 早稲田大 15人
4 東京理科 10人
5 京都大学 7人

 

下記は東京理科大の上場企業役員数(理系)です。

大学名 点数 注目ポイント
早稲田大 239 ソニーやパナソニックなど
東京大学 220 国立大学
東京理科 176
東京工大 167 国立大学
京都大学 152 国立大学
大阪大学 118 国立大学
慶應義塾 104
東北大学 98 国立大学

理科大の凄さ:有名人

東京理科大学は、科学技術分野における革新的な貢献で知られる著名人を数多く輩出しています。

例えば、ノーベル賞受賞者の大村智氏は、同大学の大学院で学び、世界に影響を与える研究を行いました。

また、ヤフー創業者の一人である井上雅博氏も同大学の出身で、デジタル革命の先駆けとしてビジネス界に大きな足跡を残しています。

これらの事例は、理科大が高度な専門知識と実践的スキルを兼ね備えた人材を育成していることを示しています。

下記は有名人の一部です。

 

名前 役職/職業
吉田茂元 総理
ムロツヨシ 俳優
秋山仁 数学者
武田双雲 書道家
鈴木俊宏 スズキ社長
常盤文克 花王株式会社会長
正垣泰彦 サイゼリヤ創業者
武田安正 アクセンチュア副社長
佐藤隆信 株式会社新潮社代表取締役社長
唐澤範行 アサヒグループ食品株式会社元代表取締役社長

私立と国立の学費

私立と国立大学の学費は、その額において大きな差があります。

一般的に、国立大学の学費は私立大学と比較して低めに設定されています。

国立大学では、学部生の年間授業料が約53万円程度であるのに対し、私立大学では学部にもよりますが、年間で100万円を超えることが一般的です。

ただし理科大は他の私立理系よりも学費が低めです。

とはいえ、理系では大学院に進学する人も多く学費の違いは非常に大きいですよね。

また、薬学部のように6年制の学部では、この差はさらに拡大します。私立大学の薬学部では、6年間で総額1000万円以上の学費がかかる場合が多く、これに対して国立大学の場合は約320万円程度となることが多いです。

しかし、私立大学は奨学金制度や経済的支援が充実している場合が多く、実際に支払う学費には個々の状況による差があります。

学費の差はあるものの、教育の質や研究設備、キャリアサポートなど、学びたい分野や将来の目標に合わせて大学を選ぶことが重要です。

資格:弁理士や建築士の合格実績

東京理科大学は、弁理士や建築士などの専門資格に関しても、高い合格実績を誇ります。

この大学が提供する厳しい学習環境と質の高い教育は、学生が専門資格試験においても優れた成績を収める基盤となっています。

特に、理工学分野で培われる論理的思考力や解析能力は、弁理士試験のような高度な知的財産法の知識を要する試験や、建築士試験のように建築に関する幅広い知識と技術を問われる試験での成功に直結しています。

東京理科大学出身者の中には、これらの資格を生かして、特許業務法人や建築設計事務所などで活躍する者も多く、その実績は同大学の教育が実社会で高く評価されている証拠です。

これらの合格実績は、学生が将来、専門職として活躍するための強固な土台を築くことができることを示しています。

繰り返しになりますが実社会において数は力です。

OBや先輩からノウハウを教わることも出来ますし、仕事を回してもらうこともあります。そういった面で理科大生は卒業後は地方国立大出身者よりも有利でしょう。

理科大はかっこいいという評判も

東京理科大学は、学問の追求において優れた立地条件を誇ります。

特に、本部が置かれている新宿区の神楽坂は、東京の中心部に位置し、ビジネス、文化、歴史が融合する地域です。

この立地は、学生たちが学外のリソースにアクセスしやすい環境を提供します。

また、やりたい分野によっては、都市の中心にいることで得られる機会が数多く存在します。

例えば、理工学や情報科学を学ぶ学生にとって、多くのテクノロジー企業やスタートアップが集まる東京は、インターンシップや就職活動において大きな利点となります。

さらに、文化的な活動や国際的なイベントが豊富に開催されることで、幅広い興味を持つ学生にとっても魅力的な環境です。

このように、東京理科大学の立地は、学問的な追求だけでなく、個人の成長や将来のキャリア形成においても、大きな価値を提供しています。

とはいえ、今住んでいる場所によってどの大学を選ぶべきかは決まってくるようにも思います。そういう意味では理科大と国立大学を比べるのは住んでいる場所に依存する部分も大きいと言えます。

総括:東京理科大は国立だとどのレベルか

東京理科大学の入試難易度は、千葉大学、広島大学、横浜国立大学といった国立大学のレベルと同等であると考えられます。

これは偏差値や入試科目の難しさから見ても、そう遠くない位置にあるという意見が一般的です。

一方で、卒業生の就職実績や社会での評価に目を向けると、東京理科大学は旧帝大レベルに匹敵するとも言えます。

例えば、一流企業への就職率が高く、研究成果や技術革新の分野で著名な卒業生を数多く輩出していることがその証拠です。

また、学問の深さや研究設備の充実度、教育の質においても、国内のトップクラスの大学と比肩するレベルを持っています。

特に、理系分野においては、高い専門性と実践的なスキルを兼ね備えた人材を育成しており、これが社会から高く評価されています。

総じて、東京理科大学は入試難易度においては国立大学の上位層と同じくらいの位置にありますが、その教育の質と就職実績に関しては、より高い評価を受けています。

したがって、単に入試の難易度だけでなく、将来のキャリアや専門性を考慮した上で大学を選ぶ学生にとって、東京理科大学は魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。

このような特性は、理科大がただの私立大学ではなく、独自の強みを持つ学術機関であることを示しています。

  • 東京理科大学の入試難易度は千葉大、広島大、横浜国立大レベルに位置する
  • 就職実績は旧帝大レベルで評価される
  • 一流企業への就職率が高い
  • 研究成果や技術革新において著名な卒業生を輩出
  • 理系分野における教育の質と専門性が高い
  • 学問の深さと研究設備の充実度が国内トップクラス
  • 実践的なスキルを兼ね備えた人材育成に注力
  • 社会からの評価が高く、高い教育水準を維持
  • 立地的な利点を活かした教育と研究活動を展開
  • 将来のキャリア形成に有利な環境を提供
  • 私立でありながら独自の強みを持つ学術機関であることが特徴

 

関連記事

理系学生必見!評判のいい私立大学ランキングと進路ガイド

千葉工業大学は恥ずかしい⁉一部の評判をくつがえす優秀な実力と歴史

就職力が光る芝浦工業大学はすごい‼そのレベルと魅力について

ロボット工学を学び仕事にできる大学ランキング 就職実績から考える

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次