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もう日本女子大学はやばいのか?定員割れで偏差値も落ちている?

女子大の凋落がやばいとメディアで騒がれていますが、日本女子大学も「やばい」とネット上で話題になることがあります。

一方、就活やその他の面で日本女子大学は最強に近いという話もあります。

実際、日本女子大学は1901年に設立された、女性の高等教育をリードする伝統ある私立大学でブランド力は健在です。

この記事では、日本女子大学の「やばい」とされる噂の真偽と、実際に学生たちが経験している大学生活、教育の質、就職支援の充実度などについて詳しく掘り下げてみます。

ポイント

  • 日本女子大学の定員割れに関する噂が誤解に基づいていること
  • 日本女子大学の偏差値が私立大学の中でも比較的高く、教育の質が高いこと
  • 学生のバックグラウンドが多様で、全員が「お嬢様」ではない現実
  • 日本女子大学の卒業生が就職市場で高い評価を受けていること

日本女子大学:創設者の成瀬記念館

今も日本女子大学はお嬢様学校?

日本女子大学に通う学生が「お嬢様」と見なされることがあります。

これは、日本女子大学が伝統的に女性の高等教育の先駆けとして知られ、多くの裕福な家庭の女性が通うことから来るイメージです。

実際、1901年創設で当時の女子で高等教育を受けるというのは相当なものでした。

目白にある大学は歴的背景もあり学習院と並んで今でもそのようなイメージを持たれることがあります。

しかし、当たり前ですが現在は、この大学が多様なバックグラウンドを持つ学生たちに開かれています。

とはいえ、附属の小学校から来る一部の生徒はかなり裕福なご家庭出身だったりはしますが、少数派です。

近年、女子大の苦境がささやかれていますが、日本女子大もやばいのでしょうか?

数々の有名人を輩出してきた名門校の日本女子大の現在を見てみましょう。

ついに定員割れ?

最近、日本女子大学が定員割れを経験しているという話を聞くことがあります。実際の数値を見てみましょう。

学部 倍率
家政学部 3.3
文学部 2.1
人間社会学部 2.4
理学部 2.2
国際文化学部 3.1

定員割れの噂は全くのでたらめということがわかります。

今後はより少子化も進展しますが、日本女子大学は立地も良く、親世代のブランド力もあり、推薦を増やすなどすれば定員割れとは無縁でしょう。

日本女子大学の偏差値:大学群の中での立ち位置

日本女子大学の偏差値は、学部や学科によって異なりますが、一般的には私立大学の中でも比較的高い水準を保っています。

日本女子大学は、多岐にわたる分野で深い学問を提供しており、その教育の質の高さが偏差値にも反映されています。下記はベネッセの偏差値です。

学部 偏差値
文学部 59~63
人間社会学部 58~66
国際文化学部 61~66
理学部 52~57
建築デザイン学部 59~61
家政学部 59~65

偏差値が近い私立大学に、成蹊大学、武蔵大学、関西大学、関西学院大学、成城大学、明治学院大学、京都女子大学などがあります。

偏差値的には関関同立や成成獨国武と呼ばれる大学群と近く、MARCHの少し下という感じでしょうか。

 

日本女子大学で学歴コンプレックスを感じる?後悔する?

上を目指していた生徒だと日本女子大学で学歴コンプレックスを感じることがあります。

ただ、実際には、日本女子大学は高い教育水準と歴史を持つ名門校です。なぜなら、この大学は多くの分野で専門的な知識と教育を提供しているため、卒業生は多方面で活躍しています。

また、学生たちは専門的な知識だけでなく、学生生活の中で広い視野を持つことも学びます。大学生になりしばらく時間が経つと受験時代と違い偏差値をあまり気にしないものです。

本当の能力や個性は、どの大学を卒業したかではなく、個人の行動や成果によって示されるものです。

下記は学歴コンプレックスに負けずに歩んだ女子大生の手記です。

入学当初、私はこのことが少しコンプレックスでした。……ごめんなさい、嘘です。

今でもコンプレックスです。だって、大学の同期たちは、もっと偏差値の高い大学に入学し、大学生活を謳歌していたのですから。

浪人したのに、結局志望度の低い私立大学しか受からなかったことが、私にはすごいコンプレックスでした。

しかし、日本女子大学で大きな出会いがありました。それは、中世文学との出会いです。

1年生のころの選択必修で受けた、石井先生(ブログ部のアドバイザーでもある先生です)の中世文学史の授業。

1回目にしてその面白さに心を奪われ、「絶対にこの先生のもとで卒論を書く」と決めました。

2年では石井先生の授業を可能な限りとりまくり、その勢いはまるでストーカーでした。

先生は、中世という時代の歴史、文化、人々の生き方を教えてくださいました。

3年で中世文学ゼミに所属し、お気に入りの作品を見つけ、そして先日、そのお気に入りの作品で卒論を書き上げました。

もしも私がこの大学に入学しなかったら、先生には出会えず、中世文学にも出会えませんでした。

正直、学歴コンプレックスはまだあります。でも、中世文学に出会えたということだけで、この大学に来てよかったと、今は思えます。         女子大生の手記より

学歴コンプレックスを感じるというのは向上心がある裏返しでもあります。そんな向上心がある方ならば大学生活で大きな何かをつかみ社会で活躍するものだと思いますね。

多くの人は、いろいろな経験から、より強く、賢くなります。

それは、過去を振り返り、そこから学び、未来に活かす機会を提供してくれるからです。

 

ブランドは健在:就職は強い

日本女子大学は就職に強みを持つ

日本女子大学のブランド力は、就職市場でも高く評価されています。

その理由は、単に名門大学というレピュテーションだけでなく、学生たちが持つ高い基礎学力と、多様な能力を育む教育環境にあります。

例えば、批判的思考力、コミュニケーション能力、国際感覚など、現代のビジネスシーンで求められるスキルを、学生たちは日本女子大学で身につけています。

また、日本女子大学の卒業生は、一般企業だけでなく、公共機関や国際組織での就職実績も豊富にあります。

これは、学生たちが持つ高い倫理観と社会への貢献意識が評価されているためです。ただし、これらの成功は、大学のサポートと学生自身の積極的なキャリア形成努力の結果です。

日本女子大学は、就職サポートの体制も充実しており、学生一人ひとりのキャリアプランに合わせたアドバイスやサポートを提供しています。そのため、多くの学生が自分の望む分野での就職に成功しているのです。

実際、有名企業就職率ランキングでも上位です。千葉大や法政大学のわずかに下。筑波大や関西大学よりも上の順位なのです。

ブランド力と大学在学中の教育力は健在と言えるでしょう。実際、「いい人材が育つランキング」で私立大学3位になったこともあります。

企業の人は意外によく見ていると言えるでしょう。

有名人も多いブランド力

日本女子大学は、その長い歴史の中で、多くの著名人を輩出してきました。

これらの有名人は、文学、政治、メディア、スポーツなど、さまざまな分野で活躍しています。

例えば、作家やジャーナリスト、政治家、アナウンサーなど、社会の多様な場面で彼らの名前を見かけることがあります。

中には平塚らいてうのように日本史の教科書に載っているような人もいます。

これは、日本女子大学が学生に対して、専門的な知識だけでなく、広い視野と深い人間理解を育む教育を行っている証拠です。

このように、日本女子大学は、学生一人ひとりが自分の可能性を最大限に引き出せるよう支援しています。

下記は出身有名人の一部です。規模のわりに多いですね。全て見たい方はこちらから。

氏名 職業
橋田壽賀子 脚本家
小室淑恵 株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長
山崎ひとみ 株式会社アタラシイヒ代表/プロデューサー
島田京子 TAKUMI – Art du Japon 理事
東城佑香 アナウンサー
松尾翠 アナウンサー
伊比恵子 映画監督
平倉直子 建築家
北原文野 漫画家
中澤佳子 アナウンサー

アナウンサーなども多い

日本女子大学はかわいい?モテる?

日本女子大学に通う学生が「かわいい」とか「モテる」といったイメージを持たれることがあります。

実際、美学生図鑑などにも多く輩出しています。また、メディアなどでも注目されたりします。

日本女子大学の学生は他大学とのインカレサークルや企業でのインターンシップなどで存在感を示しています。

そこで一生懸命に取り組む姿がさらにその評判を広げているのでしょう。

おしゃれでかわいい子と一緒に楽しく学べる             友達はたくさんできます!!
ただ、もちろん女子大なので、学内での恋愛は難しいです。

が、みんなインカレのサークルやバイトなどで、彼氏をGETしているので、そこの心配はしなくて大丈夫です◎   口コミサイトより

日本女子大学の評判

日本女子大学の評判は、多くの点で高く評価されています。

この大学は、学生に質の高い教育を提供し、卒業生が社会のさまざまな分野で活躍できるようサポートしていることで知られています。

具体的には、学問の深さと幅広さ、学生支援の充実、そして卒業生の就職率の高さが挙げられます。

日本女子大学は、特に女性のリーダーシップや専門職への進出を支援するプログラムを提供しており、これが評判の一因となっています。

しかし、あらゆる大学と同様に、すべての人にとって最適な環境であるわけではありません。

そのため、大学選びをする際には、自分のキャリア目標や学びたい分野が大学の提供する教育と合致しているかを慎重に検討することが重要です。

また、キャンパスライフや学生生活の質についても、先輩の意見やオープンキャンパスなどを通じて事前に情報を集めることがおすすめです。

 

過ごしやすく誰もが優しさを持っているので楽。また、さまざまな人が集まっているので自分と違う価値観を味わえて楽しい。
あと、みんな頭いい。              口コミサイトより

 

就職率は9割を超えています。また、女子大ということもあり、一人一人への対応が手厚く感じられ、就職活動への不安はあまり大きくありません。学校側からのインターンのお知らせなども充実しています。

 

サークルはインカレも含めるとたくさんあるため、選び放題と言えると思います。また、学園祭などのときに有名人を呼んだこともあったらしいので、楽しめると思います。

 

就職などの点に関してはどの大学にも負けないと思います!とても手厚いです!

 

 

まとめ:もう日本女子大学はやばいのか?

日本女子大学について調べてみると、この大学が提供する教育の質、充実した学生支援、そして卒業生の社会での活躍は、多くの学生や保護者にとって魅力的な要素です。

特に、女性の社会進出を支援するさまざまなプログラムは、学生にとって大きなメリットとなっています。

ただし、大学選びは個人の目標や興味に深く関わるものであり、日本女子大学がすべての人にとって最適な選択であるわけではありません。

それぞれの学生が抱えるニーズに応じて、様々な角度から大学を検討し、自分にとって最良の選択をすることが大切です。

日本女子大学の評判や教育内容を理解し、自分自身の将来像に照らし合わせて考えることで、より明確な進路選択が可能になります。

  • 日本女子大学は1901年創設の伝統ある名門校
  • 女性の高等教育の先駆けとして知られる
  • 裕福な家庭の女性が通うイメージがあるが、現在は多様なバックグラウンドを持つ学生が在籍
  • 附属小学校からの生徒は一部に過ぎず、少数派
  • 定員割れの噂は実際には根拠がない
  • 学部による倍率は家政学部が3.3倍、国際文化学部が3.1倍と高い
  • 少子化の進行にも関わらず、立地の良さや親世代のブランド力で定員割れは無縁
  • 偏差値は学部や学科により異なり、私立大学の中でも比較的高い
  • 成蹊大学、武蔵大学などと偏差値が近い
  • 学歴コンプレックスを感じる生徒もいるが、高い教育水準を誇る
  • 就職サポートが充実しており、卒業生の就職率が高い
  • 有名企業就職率ランキングで千葉大や法政大のわずかに下
  • 平塚らいてうのような歴史に名を残す卒業生も
  • 「かわいい」とか「モテる」といったイメージを持たれるが、学内での恋愛は難しい
  • 教育内容や学生支援の質で評判が高い

 

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