MENU

自由学園はやばい?最高?独特な教育理念で卒業生には有名人も

どの学校でもそうですが特に自由学園には様々な評判があります。

その背後にはどのような教育理念があるのでしょうか?

また、この学園からはオノ・ヨーコや坂本龍一など、世界に影響を与えるような著名人が輩出されています。

本記事では、自由学園の「やばい」とされる部分の真実に迫りつつ、このユニークな教育機関がどのようにしてその卒業生たちを支え、育て上げてきたのかを探ります。

自由学園の教育方針、歴史、そしてその独自の魅力について、詳しく解説していきます。

ポイント

  • 自由学園が大正時代に創立され、キリスト教の教えに根ざした独自の教育理念を持っていること
  • 自由学園が個性と多様性を尊重し、生徒一人ひとりの自主性や内面と向き合う力を育んでいること
  • 自由学園からオノ・ヨーコや坂本龍一といった世界的に著名な卒業生が輩出されていること
  • 「自由学園やばい」という検索キーワードの背景には、学園のユニークな教育方針や校風があること
目次

自由学園はやばい?変わってる?それとも最高?

自由学園の理念と宗教

自由学園は、大正時代に創設された歴史ある学校で東京都の東久留米にあります。広大できれいなキャンパスがあり近年共学化されました。

創立者は、子どもたちが真の自由人として育つことを願っていました。

この理念は、キリスト教の教えにも根ざしています。

ただ、ここでの「宗教」とは、特定の信仰を強制するものではありません。むしろ、包容力を持ち、多様性を受け入れる心を育むための道標としての役割を果たしています。

ここでは、自己の内面と向き合い、自分自身で考え、判断する力を育てることに重点を置いています。

この教育方針は、大正時代から現代に至るまで、多くの卒業生に影響を与えてきました。それは、次の見出しで紹介する著名な卒業生たちが証明していると言えるでしょう。

大正時代からの歴史ある学校

オノヨーコや坂本龍一などの有名人

自由学園は、オノ・ヨーコや坂本龍一など、数多くの著名人を輩出しています。

これらの卒業生が活躍する分野は多岐にわたりますが、共通しているのは、自由学園での教育が彼らの創造性や独自性を育んだという事実です。

たとえば、オノ・ヨーコはアーティストとして世界的に活躍し、その作品は社会に対する深いメッセージを持っています。

また、坂本龍一も音楽家として、また環境活動家として、自らの信念を貫いています。

これらの人物に共通するのは、自由学園での経験が、彼ら自身の考えや行動の基盤となっていることです。

自由学園での学びは、ただ知識を得るだけではなく、自分自身の内面と向き合い、自らの道を切り開く力を育むことに重点を置いています。

このような教育が、後の人生で多大な影響を与えているのです。

下記は出身有名人の一部です。幼稚園なども含みます。

全て見たい人はこちら

名前 職業
岸田今日子 女優
山本直純 指揮者、作曲家
山本ふみこ 作家、エッセイスト
三木晴雄 実業家
水木楊(市岡揚一郎) 作家
蜷川実花 写真家、映画監督、自由学園幼児生活団
日下公人 評論家、作家、多摩大学名誉教授
秋田浩之 日本経済新聞論説委員兼編集委員
文仁親王妃紀子

自由学園の偏差値

自由学園は、幼稚園から最高学部(大学相当)まで網羅する一貫教育を提供しています。

中学の偏差値が43で倍率が1.5倍前後。

高校の偏差値が48で1倍から1.5倍の間です。

しかし、ここでの学びは、偏差値や倍率といった数値で評価されるものではありません。

なぜなら、自由学園では、生徒一人ひとりの個性や可能性を大切にし、それぞれが自己実現できる環境を整えることに注力しているからです。

入試においても、単に知識の量を問うのではなく、子どもたちの思考力や表現力、人間性を重視した評価が行われます。

このため、伝統的な意味での「偏差値」や「倍率」にこだわるよりも、自由学園が提供する教育内容や学びの環境に注目することが大切です。

教育の質を重視する親御さんや、子どもたち自身の関心に合致する学校を探している場合、自由学園は非常に魅力的な選択肢となり得るでしょう。

自由学園の学費は高い?

自由学園では、充実した教育環境と多様な学習機会を提供していますが、それには相応の学費が必要です。

中学の学費は初年度が101万円で次年度以降は69万円です。他の私立中学と比べても特に高くはないですね。高校もほぼ同じ学費です。

また、学園には寮が設けられており、寮生活を希望する場合には、それに伴う費用も発生します。寮費は月に7万弱で一人暮らしのアパート代くらいですね。

ただし、そこそこの学費が必要となる一方で、自由学園では生徒たちが自分の興味や関心に沿って学び、自己実現を図れる環境が整っています。

また、小規模なクラス編成で丁寧な指導が受けられる点、広大なキャンパスでの多様な体験が可能な点など、学費に見合う価値があると捉えることもできるでしょう。

学費についての詳細や、支払いの方法に関する情報は、自由学園の公式ウェブサイトや入学説明会などで確認することが推奨されます。

また、経済的な支援制度が用意されている場合もあるため、具体的な情報を集めることが大切です。

講堂も著名な建築家による設計

自由学園の評判:最高の学校という声も

自由学園に対する評判は、一言で言えば「多様」です。多くの保護者や卒業生からは、「最高の学校」との声が聞かれます。

その理由の一つに、自由学園が提供する独特の教育環境が挙げられます。具体的には、生徒一人ひとりの自主性を尊重し、個々の興味や才能を伸ばす教育方針が評価されています。

また、伝統と革新が共存する学校文化も、多くの人にとって魅力的に映ります。

さらに、小学部から最高学部までの一貫教育を提供し、生徒たちが長期にわたって成長できるサポート体制を整えている点も、高い評価を受けています。

こうした環境の中で育った生徒たちは、自立心が強く、社会に出てからもその能力を発揮していくことが期待されます。

ひとりひとりの個性を伸ばし、その子に合った学習方法で、丁寧に家族のように接し、教えてくれます。素晴らしい学校です。

良い学校だと思っております。    口コミサイトより

性格的に合うか合わないかや、クラスなどでかなり違いが出ます。

校内の清掃や、給食作りなどの仕事はほとんど生徒が行い、日々の生活と両立するのは大変な事でした。

それらに耐えられさえすれば、ここでしか得られない特別な経験ができ、仲間との友情が育まれると思います。

ひとりひとりの個性を伸ばし、その子に合った学習方法で、丁寧に家族のように接し、教えてくれます。素晴らしい学校です。良い学校だと思っております。

進学実績は世間からすれば悪いが、AO入試(英語系の学部に限る)は結構いい。

聞く限り、ICUとか、上智とかたまに早稲田や慶應も。美大も東京5美術大学と呼ばれるところは、高3から美術の予備校通えば余裕らしい。

3万坪の自然豊かなキャンパスは公園と見まがうほどですが、中で行われている教育は見た目以上のインパクトがあります。

私立が本来持つべきオルタナティブな精神を継続させつつ、常に新たな試みにトライしており、公表はされていませんが有名大学への進学者も多くいます。

尾木直樹さん、リヒテルズ尚子さん、枝廣淳子さん、倉本聰さんなど多くの教育関係者とも親交があり、国内外から多くの視察者を受け入れています。

なにより自治を重んじる教育の中では生徒たちが主体的に生き生きと活動しています。日常のキャンパスの維持管理から学校行事の運営、学校説明会の説明や学校案内、寮の安全管理など、生徒に任される裁量がとても多く、だれが教員でだれが生徒かわからないほどです。

生徒が運営する豊富な学校行事も魅力の一つで、本格的な全校登山や芸術劇場での音楽会など、すべてが本物志向で圧倒されます。

オノヨーコも学んだ。写真はジョンレノンの壁。

自由学園は「変わってる、やばい」という声も

一方で、自由学園に対して「変わっている」「やばい」という印象を持つ人もいます。

このような意見が出る背景には、自由学園の独自性が大きく影響しています。

たとえば、学園独特の教育カリキュラムや校風、生徒たちの自主的な学びへの取り組み方は、従来の教育システムとは異なるため、一部の人には理解しづらい側面があるかもしれません。

また、自由学園の教育方針が、一般的な試験成績や偏差値を重視する風潮とは一線を画しているため、その違いから「変わっている」と感じる人もいるのです。

しかしながら、この「変わっている」という点が、自由学園の大きな魅力であり、多様性を尊重し、生徒一人ひとりの個性を育む教育を実践している証拠でもあります。

結局のところ、自由学園に対する印象は、人それぞれ異なります。その多様性が、自由学園の豊かな教育環境を物語っていると言えるでしょう。

自由学園と自由の森学園の違い:別の学校です

自由学園と自由の森学園は、名前が似ているため混同されがちですが、実は全くの別の学校です。

この二つの学校は、教育理念やカリキュラムにおいても異なる特色を持っています。自由学園は、一貫教育を提供しており、特に生徒の自主性や個性を重視する教育方針で知られています。

対して、自由の森学園は、自然環境を生かした活動や探究学習に力を入れており、生徒が自分の関心や興味に基づいて学習を深めることを奨励しています。

こうした違いは、各学校の創設背景や目指している教育のゴールに起因しており、それぞれの学校が独自の教育理念に基づいて日々の教育活動を行っています。

したがって、これらの学校を選択する際には、その学校の教育内容や目指す方向性が、自分や子どもの価値観や教育に対する期待と合致しているかを慎重に検討することが重要です。

我が子にはあんまりむいてないかなと思います。学習を強化してほしいのですが、学習以外のことがやること多い。

学校訪問何度もしたり、質問色々したほうが良いです。外見と中身は違いがありすぎる学校です。

勉強好きな子には物足りないとおもいます。 口コミサイトより

特殊な学校。合う合わないは実際に行かないとわからない。自分には合わなかった。

中高一貫のためあまり受験や勉強に興味ない人が多い。

授業ややってること自体レベルは高いと思うが、生徒のレベルと会っていないためあまり良いとは言えない。

私にはとことん合っていませんでした。授業には集中できません。

先生も注意しないですしむしろうるさい騒いでいる生徒と仲が良い先生が多いです。

なのでうるさい生徒について相談しても無駄です先生は向こうの味方です。
授業に興味が無いという方にはいいと思います。いくらでもおしゃべりできますよ。
何が原因か分からないですが病んでいる人がとてつもなく多いです。

また、入学前に聞いていた話と違う点がかなりありました。

自由学園では有名な裁縫をほとんどやらせて貰えません。私はこれがショックでした。

まとめ:自由学園はやばい?合う人には最高だが合わない人には合わない

自由学園は、そのユニークな教育方針と環境のもとで、自立心や創造性、そして協調性を育むことに重点を置いています。

このような教育環境は、自分自身で学ぶことの楽しさを知り、積極的に学習に取り組むことができる子どもたちにとっては、非常に魅力的な場所となり得ます。

一方で、従来の学校教育に慣れ親しんできた子どもたちや、より構造化されたカリキュラムでの学習を好む子どもたちにとっては、適応が難しい場合もあります。

このため、自由学園を選択する際には、子どもの性格や学習スタイル、そして家族全体の教育に対する価値観を十分に考慮することが大切です。

自由学園が提供する独特な教育環境が、子どもの個性や才能を最大限に引き出し、将来的にその子にとって最も有益な結果をもたらすかどうかを見極めることが、重要なポイントとなります。

結局のところ、自由学園は、合う人にはとても合う素晴らしい学校であり、個々の子どもや家族によってその適合性が異なることを理解することが重要です。

  • 自由学園は大正時代に創設された歴史ある学校
  • 東京都東久留米に位置する
  • 広大なキャンパスを有し、近年共学化された
  • 創立者は子どもたちが真の自由人として育つことを願う
  • キリスト教の教えに根ざした理念を持つ
  • 「宗教」とは特定の信仰を強制するものではない
  • 多様性を受け入れる心を育むことを目指す
  • 自己の内面と向き合う教育を重視
  • オノ・ヨーコや坂本龍一など著名人を輩出
  • 卒業生は様々な分野で活躍
  • 教育は創造性や独自性を育むことに焦点を当てる
  • 中学の偏差値は43、高校は48
  • 一貫教育を提供し、生徒の自主性や個性を重視
  • 学費は初年度が101万円、次年度以降は69万円
  • 寮生活を希望する場合、寮費が別途必要
  • 評判は「最高の学校」という声もあれば「変わっている」「やばい」という声もある
  • 自由学園と自由の森学園は別の学校であり、教育方針が異なる
  • 学園の教育方針は一部には理解しづらい側面がある
  • 学びの環境は多様性を尊重し、個性を育むことに特化している

PS:自由学園はクッキーが有名

自由学園はクッキーが美味しいことでも有名です。見学の際にぜひ召し上がってみてください。

 

関連記事

金持ちが多い中学や高校の特徴と親が知るべきポイント

【2024年版】定員割れからの復活: 学芸大附属高校の戦略と未来

浦和明の星や鎌倉学園などの進学実績が悪いと思われがちな高校一覧

聖光学院で落ちこぼれたら?成績不振による退学が2004年以降0

久留米附設だとついていけない?いじめは?不安を解消するポイント

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次