東京造形大学は、その独自の教育方針と高い就職実績で注目を集めています。
多くの人が「東京造形大学はすごい」と感じる理由は何なのでしょうか?
この記事では、東京造形大学がなぜ評価されているのか、その秘密を解き明かします。
具体的な教育内容、学生の創造性を引き出す環境、そして卒業生の活躍など、この大学の魅力を深掘りしていきましょう。
あなたがこの大学に興味を持ったきっかけや、もっと知りたいと思っている点について、詳しく解説していきます。
ポイント
- 東京造形大学の高い教育レベルと独特の教育内容。
- 卒業生がどのように多岐にわたる業界で活躍しているか。
- 実技試験の重要性と偏差値だけでは測れない学校の価値。
- 学費が高めである理由と、それに見合った教育環境の質。
東京造形大学はすごい。入るのがなかなか難しい大学。
東京造形大学の偏差値:東京5美大の一角
東京造形大学は、東京五美大の一角として知られ、多くの優秀な卒業生を輩出しています。
この大学の偏差値は、47.5~47.5です。
ただし、美大は実技試験が存在するため、純粋に数値だけで学校のレベルを判断することは難しいです。
実技試験では、受験生の創造力や技術力が重要視され、これらの能力は偏差値では計測できません。
一方で、東京造形大学はその教育の質と、卒業生が就職後に示す実績において、高い評価を受けています。
教育内容が良く、デザインや芸術の専門知識を深く学べる環境が整っており、学生にとっては非常に魅力的な選択肢となっています。
ですから、偏差値だけではなく、学校が提供する教育内容や実技試験の評価を含めた全体像を見ることが大切です。
定員割れは嘘、fランでは全く無い
東京造形大学については、時折、「定員割れしている」とか「Fランクの大学」という誤った情報が流れることがあります。
しかし、これらは事実ではありません。実際には、東京造形大学の入試の平均倍率は約3倍程度となっており、多くの受験生がこの大学を志望していることがわかります。
人気のグラフィックデザイン専攻は5倍を超えます。
この倍率は、現在の少子化下での大学としてはかなり高い部類に入り、受験生にとっては相当な競争率です。
東京造形大学は、デザイン、芸術、メディアデザインなど多岐にわたる分野で高度な教育を提供しており、その質の高さは業界内でも広く認められています。
また、卒業生が様々な分野で活躍している実績も多数あります。
したがって、「定員割れ」という噂や「Fラン」というレッテルは、実際の大学の実力や評価とはかけ離れていると言えるでしょう。
大切なのは、大学がどのような教育を提供しているか、どのような実績があるかをしっかりと調べ、自分にとって最適な学びの場を見つけることです。
東京造形大学の就職先は大手企業も多い
東京造形大学の卒業生は、その高い技術力と創造性を生かし、多岐にわたる分野で活躍しています。
特に注目すべき点は、卒業生が大手企業を含む、様々な業界で就職していることです。
例えば、電通、博報堂、ソニーミュージック、セガ、カプコン、サンリオ、資生堂、サーバーエージェント、大和ハウス工業、TOTO,ホンダ、日産、スズキ、警視庁などが並びます。
これは、東京造形大学が提供する実践的な教育と、幅広い分野に対応するカリキュラムの賜物でしょう。
デザイン、アート、メディア関連の職に就く学生が多いですが、これらの業界以外にも、マーケティングや広報、さらには教育分野に進む卒業生もいます。
大手企業への就職実績が多いことからもわかるように、東京造形大学の学生は、社会のニーズを捉え、それに応える力を身につけています。
これらの実績は、学生自身の努力だけでなく、大学が提供する質の高い教育環境と、充実したキャリアサポートの結果と言えるでしょう。
評判、口コミ
自由にのびのびと制作をしたい学生にはとてもいい大学です。
教授は基本的に「ああしろこうしろ」とは言わないので、自分で積極的に制作をしないと、何もない4年間を過ごしてしまいます。 口コミサイトより
絵画専攻の場合ですが、かなりやりたいことを自由にやらせてくれる環境だと思います。
2年になると4つの指標に別れるので、自分がやりたいジャンルを追求できると思います。
興味深いサークルがたくさんあります。イベントや展示も頻繁に行われていて賑やかです。
専門的に学べることが多く満足しています。設備なども充実していて作品の制作はかなり捗ります。課題が多いのが難点です。
専攻にもよるかと思いますが基本的にはとても良い大学だと思います。教授との距離が近く、相談したらすぐ興味のあることにチャレンジできたり、丁寧な助言をいただいたりできます。
印刷機などの機械設備は割と充実している。さまざまな工房、実習室があり、専門教員の指導を受ければ誰でも自由に使用できます。
就活サポートは美大の中でも高く、卒業生のポートフォリオ展示も頻繁に行われています。
出身有名人
東京造形大学は、多くの才能ある学生を育て上げてきました。その中には、広く社会に名を知られるようになった卒業生も少なくありません。
これらの有名人は、アーティスト、デザイナー、映像作家など、多様な分野で活躍しています。東京造形大学の特色の一つは、学生の創造性を最大限に引き出す教育方針にあります。
学生は在学中から、自分の興味や得意分野を深掘りし、独自の表現を追求する機会を豊富に持てます。
このような環境が、後に社会で大きな影響力を持つ有名人を輩出する土壌となっているのです。
卒業生たちの中には、国内外で賞を受賞するような人物もおり、彼らの活躍は現在の学生にとって大きな刺激となっています。
東京造形大学の名を世に知らしめるこれらの有名人は、学校の教育の質の高さを証明するものと言えるでしょう。
下記は一部です。全てみたい方はこちら。
名前 | 職業 |
---|---|
草野マサムネ | ミュージシャン(スピッツ) |
星山理佳 | 日本郵便切手デザイナー |
山口マオ | イラストレーター |
滝沢敏文 | アニメーション監督 |
スズキタカユキ | デザイナー |
山田孝太郎 | 漫画家 |
諏訪敦彦 | 映画監督 |
大河原邦男 | メカニックデザイナー |
矢口史靖 | 映画監督 |
宮田紘次 | 漫画家 |
福山知沙 | アナウンサー |
ベンリネス 12年 ジャパンアーティストセレクション 04
日本を代表する現代アーティストをフィーチャしたシリーズ
04
五月女 哲平
1980年栃木県生まれ。
2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。
2006年初個展以来、絵画作品を中心に立体、写真、映像などを織り交ぜた作品を発表。同じ栃木出身! pic.twitter.com/flNce09gAb
— saruhasi🐒fragrant店主 (@fragrantsaru) April 16, 2024
上原沙也加『緑の部屋』を拝見。繊細な優しさのある美しい作品で、現代アートとして格の高いMISA SHINギャラリーで扱われるのも納得。上原さんは東京造形大学で高梨豊先生に学び、2020年に東川賞新人作家賞、VOCA展2024で奨励賞と大原美術館賞を受賞。使用カメラはGRだそうですhttps://t.co/UeCc64x5zQ pic.twitter.com/vgfIfNnUa9
— 糸崎公朗(写真家・美術家) (@itosaki4) April 14, 2024
学費は私立美大なので高め
東京造形大学は、美術やデザインを学ぶための特化した教育を提供する私立の大学です。
私立大学として、特に美大は国立や公立の大学に比べて学費が高い傾向にあります。
東京造形大学の学費は初年度は191万かかります。次年度以降は30万の入学金が無くなります。
これは、特化した施設や設備、少人数制のクラス運営など、質の高い教育環境を維持するためのコストが反映されているからです。
具体的に、授業料の他にも、実習や材料費などの特別な費用が必要になる場合があります。
しかし、このような投資は、学生が専門的な技術や知識を身につけ、将来のキャリアを築くための基盤となります。
さらに、学生支援のための奨学金制度なども用意されているので、費用面で心配がある方は、入学前に相談すると良いでしょう。
こんにちは。助手です!!🙃
遂にッ!先週頼んでいた新しい3Dプリンターが届きました!!
まだセットアップをしている所なのでまだ稼働はできませんが楽しみにしていて下さい!🛠
他のプリンターは使用できるので、使ってみたいという方はMD助手まで気軽にお声がけ下さい! pic.twitter.com/uY0Ymzd36Q
— 東京造形大学メディアデザイン専攻 (@zokei_MD) April 18, 2024
「落ちた」とならないために合格作品を見て研究しよう
東京造形大学をはじめとする美術大学の入試は、高度な技術と独自のセンスが求められるため、非常に競争が激しいです。
合格するためには、ただ技術があるだけではなく、自分の個性をいかに表現できるかが重要です。
そのため、過去に合格した作品や過去問などを見て、どのような作品が評価されるのかを理解することが大切です。
合格作品は、技術のみならず、アイデアやテーマの独創性、表現方法の新しさなど、多角的な視点で学ぶべきポイントがあります。
また、美大予備校に通うことも有効な手段です。予備校では、基本的な技術習得はもちろん、個々の表現力を引き出し、伸ばすための指導を受けることができます。
さらに、予備校には同じ目標を持つ仲間がおり、互いに刺激を受けながら成長できる環境があります。
競争が激しい美大入試に挑む上で、技術や表現方法の研究だけでなく、モチベーションを保つことも大切です。
予備校選びには、自分に合ったカリキュラムや環境を提供してくれるかどうかを見極めることが重要です。
🌸合格再現作品&インタビュー🌸
多摩美術大学の油画専攻や東京造形大学の絵画専攻領域に合格したK.Yさん!
合格おめでとうございます🎉#美大 #芸大 #油画 #多摩美 #美大受験 pic.twitter.com/FTcuT6P94b— 埼玉美術学院 (@saibi_art) April 15, 2024
まとめ:東京造形大学はすごいし難しいが頑張って進学する価値はある
東京造形大学は、その名が示す通り、造形芸術において高い教育レベルと実績を誇ります。
多くの人が感じる「すごいし難しい」という印象は、高い偏差値、実技試験の要求レベル、そして充実したカリキュラムから来るものです。
確かに、入学試験の合格を目指し、さらにそこで学ぶためには、相応の努力と準備が必要不可欠です。
しかし、この大学での学びは、その努力に十分見合う価値があると言えます。
一方で、就職先の幅広さや大手企業への道、有名人を輩出している実績は、学生たちが社会で活躍するための強固な基盤となっています。
また、学費の面では高めですが、その質の高い教育内容と環境を考えれば、納得のいくものであり、さまざまな支援制度も整っています。
このように、東京造形大学への進学は決して容易な道ではありませんが、芸術分野での深い知識と技術を身につけ、社会で活躍するための土台を築くことができます。
合格作品の研究や美大予備校への通学など、入学試験に向けた準備を進めることで、夢への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
大変な努力が必要ですが、その先にある充実した学びと将来への可能性を考えれば、進学する価値は十分にあると言えます。
#東京造形大学 の何が良いかと言うと、何と言っても照葉樹のドングリが豊富な雑木林。そして、整備された美しい竹林です。
学内竹林は、学生の作品制作の為の材料(竹繊維素材)生産として管理されています。竹の一本一本が年度別のカラーテープでマーキングされ、大切に育てられています。… pic.twitter.com/n4GOenJRH3— 叶 精二(Seiji Kanoh) (@seijikanoh) April 17, 2024
一緒に見よう👀 https://t.co/uNDwmuTVQp
— 東京造形大学アニメーション研究会 (@zomeken) April 14, 2024
- 東京造形大学は東京五美大の一角として知られる
- 偏差値は47.5~47.5であるが、実技試験の重要性から数値だけでは判断できない
- 教育の質と卒業生の就職実績により高い評価を受けている
- 入試の平均倍率は約3倍、グラフィックデザイン専攻は5倍を超える
- デザイン、芸術、メディアデザインなど幅広い分野で高度な教育を提供
- 卒業生は電通、博報堂、ソニーミュージックなど大手企業に就職
- 自由にのびのびと制作できる環境がある
- 専攻によってはかなり自由にやりたいことを追求できる
- 興味深いサークルやイベントが多く、学生生活が充実
- 教授との距離が近く、丁寧な助言を受けやすい
- 印刷機などの機械設備が充実している
- 就活サポートが美大の中でも高く、卒業生のポートフォリオ展示が頻繁に行われる
- スピッツの草野マサムネや日本郵便切手デザイナーの星山理佳など、有名人を多数輩出
- 学費は私立美大としては高めだが、質の高い教育環境が整っている
- 美術やデザインに関する深い知識と技術を身につけることができる