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偏差値が一見低いのに合格できない?室蘭工業大学のすごいところ3つ

北海道にある室蘭工業大学は北海道にある国立の単科大学でありあまり知られていません。

多くの人が誤解していますが「偏差値が低いから楽に合格できるっしょ」というのは間違っています。

また、卒業生の就職や研究の評価は高いものがあります。

コンピュータサイエンスで日本トップ。航空宇宙工学などでも高い評価を得ています。

実際、学生の出身校を見ると日本全国から学生が来ています。

今回の記事では室蘭工業大学を多角的に解析し、その魅力を明らかにします。

志望校選びの一助になれば幸いです。

ポイント

  1. 室蘭工業大学が偏差値が低いにも関わらず合格が難しい理由
  2. 研究と教育の質が非常に高いこと
  3. 産学連携と実践的な教育プログラムが充実していること
  4. 大手企業やJAXAへの就職が有望であること

目次

室蘭工業大学のすごいところ3点

偏差値低いのに合格できない室蘭工業大学

室蘭工業大学は偏差値が低いと言われます。

スタディサプリの偏差値表だと昼間が偏差値40で夜間が偏差値35です。

それにもかかわらず合格が難しいと感じる受験生が多いです。

この理由は単に偏差値だけでは測れない部分にあります。

まず、国立大学にFラン(最底辺校)は存在しません。

室蘭工業大学もその例外ではありません。

国立大学はどれも一定の水準を超える教育や研究を行っており、入学のハードルも決して低くありません。

次に、理系の大学は文系に比べて偏差値が低く出がちです。

これは、理系の学問がより専門的であるため、偏差値が全体の難易度を正確に反映しにくいという特性があります。

したがって、偏差値が低く見えるからといって、簡単に合格できるわけではないのです。

国立大学は私立に比べて偏差値が5から10ほど高くして実情と合うと言われます。

さらに理系は文系に比べて5から10ほど高くして実情が合うとも言われます。

なので、一般の感覚からすると国立理系は10~20ほど偏差値をプラスして実態に合うとも言われているのです。

室蘭工業大学は偏差値が低いという先入観にとらわれず、しっかりとした準備が必要です。

合格するためには、全体的な学力の向上を目指し、共通テストの対策をしっかり行うことが重要なのです。

工学系の高度な授業についていける学力が必要

出身高校の偏差値はなかなか高い

室蘭工業大学の出身高校を見ると、偏差値が高い高校が多く見受けられます。

このことからも、優秀な学生が全国から集まっていることがわかります。

まず、室蘭工業大学は全国から学生が集まる大学です。

その理由の一つとして、素晴らしい研究環境と教育環境が挙げられます。

室蘭工業大学は、最新の研究施設や設備を備えており、学生は高度な技術や知識を学ぶことができます。

特に、コンピュータサイエンスや航空宇宙工学などの分野では、高い評価を受けています。

さらに、室蘭工業大学は産学連携にも強みがあります。地元企業や全国の大手企業との共同研究やインターンシップを通じて、学生は実践的な経験を積むことができます。

このような環境が整っているため、全国から優秀な学生が集まるのです。

次に、室蘭工業大学は国立大学であるため、学費が安いことも大きな魅力です。

私立大学に比べて学費が抑えられており、経済的な負担が少ないため、多くの学生にとって通いやすい環境が整っています。

参考:出身高校ランキング

全て見たい方はこちら

 

順位 高校名 偏差値 都道府県
1位 札幌光星高等学校 63 – 71 北海道
2位 室蘭清水丘高等学校 53 北海道
3位 室蘭栄高等学校 60 – 66 北海道
4位 札幌第一高等学校 58 – 68 北海道
5位 札幌清田高等学校 59 – 60 北海道
5位 札幌藻岩高等学校 60 北海道
7位 札幌北陵高等学校 59 北海道
8位 札幌手稲高等学校 60 北海道
9位 磐城高等学校 68 福島県
10位 岩見沢東高等学校 60 北海道
11位 札幌月寒高等学校 63 北海道
12位 札幌日本大学高等学校 53 – 62 北海道
13位 苫小牧東高等学校 59 北海道
14位 函館ラ・サール高等学校 64 北海道
15位 函館中部高等学校 62 北海道
16位 北海高等学校 62 北海道
17位 札幌国際情報高等学校 62 北海道
18位 旭川東高等学校 61 北海道
19位 旭川実業高等学校 61 北海道
20位 釧路湖陵高等学校 61 北海道

大手企業への就職も強い:工業都市の室蘭市を作ってきた大学で産学連携に強み

日立製作所の鉄道車両

室蘭工業大学は、大手企業への就職にも強い大学です。

実際に、多くの有名企業への就職率が高く、ランキングにも頻繁にランクインしています。

室蘭工業大学は、札幌農学校(現在の北海道大学)の時代からの伝統を持つ歴史ある大学です。

この長い歴史の中で、数多くの優秀なエンジニアや科学者を輩出してきて産業界の評価が高いのです。

特に、コンピュータサイエンス分野において強みを持っています。

さらに、工学やロボティクス分野においても、高い評価を受けています。

これらの分野で発表された論文は、引用数がトップクラスであり、世界中の研究者から注目されています。

室蘭工業大学は、工業都市である室蘭市を支える役割を果たしてきました。大学の研究成果や技術は、地域の産業発展に大きく貢献しています。

また、大学は産学連携に強みを持っており、多くの企業と協力して研究開発を行っています。これにより、学生は実践的な経験を積む機会が多く、卒業後の就職に有利です。

例えば、自動車メーカーや電機メーカーなどの大手企業への就職実績が豊富です。こうした企業との強い関係性は、室蘭工業大学の学生にとって大きなメリットとなります。

さらに、室蘭工業大学は全国から優秀な学生を集めており、研究や教育の質も非常に高いです。このような環境で学ぶことで、学生は自己成長を遂げ、社会に貢献できる人材として育ちます。

このように、室蘭工業大学は大手企業への就職にも強く、有名企業への就職率も高いです。

参考:就職先の一部

全て見たい人はこちらから。

トヨタ自動車、ファナック、本田技研工業、日立製作所、新日鐵住金、スズキ、東京エレクトロン、マツダ、SUBARU、全日本空輸、鹿島建設、川崎重工業、クボタ、小松製作所、経済産業省、国土交通省、東京都庁、富士電機、凸版印刷、三菱重工業、清水建設、アルプス電気、NTTデータ北海道、KDDI、JXエンジニアリング、昭和電工、ダイナックス、ドコモCS北海道、北海道庁、北海道各市町村、キオクシア、ソフトバンク、気象庁、北海道電力、沖縄電力、

 

jaxaへの就職も可能?航空宇宙工学に強いことで有名

JAXAの巨大なパラポナアンテナ

また、室蘭工業大学は特に航空宇宙工学に強い大学です。

大学のカリキュラムは、航空宇宙分野において必要な知識や技術を深く学ぶことができるように設計されています。

具体的には、ロケットの開発や宇宙探査技術に関する研究が盛んに行われています。

これにより、学生は最先端の技術を学び、実際のプロジェクトに参加する機会が多くあります。

例えば、ロケットエンジンの設計や製造、宇宙探査機の開発など、実践的な経験を積むことができます。

また、室蘭工業大学は、大学院からのJAXA就職の可能性もあります。

大学院では、より専門的な研究を行うことができ、JAXAとの共同研究プロジェクトに参加する機会も増えます。

さらに、室蘭工業大学は、航空宇宙工学以外の分野でも強みを持っています。

例えば、材料工学や電子工学など、航空宇宙分野に関連する幅広い知識を学ぶことができます。

これにより、学生は総合的なエンジニアリングスキルを身につけ、さまざまなキャリアパスを選択することができます。

室蘭工業大学の航空宇宙工学における強みは、研究設備や教授陣の質の高さにも支えられています。

最新の研究設備を備えたラボや実験施設があり、学生は理論だけでなく、実際の実験や開発を通じて学ぶことができます。

また、教授陣は業界の第一線で活躍している専門家が多く、学生は直接指導を受けることができます。

このような環境で学ぶことにより、学生はJAXAへの就職を目指すための実践的なスキルと知識を身につけることができます。

有名人や名物社長を輩出している

室蘭工業大学は、多くの有名人を輩出していることで知られています。

室蘭工業大学の卒業生は、エンジニアリング、情報技術、製造業などの多くの産業でリーダーシップを発揮しています。

氏名 役職
津田紘 スズキ株式会社元代表取締役社長
西尾弘之 リンテック 代表取締役社長 社長執行役員
中澤敬 加地テック 代表取締役社長
泉田孝 株式会社エアウォーター元専務取締役
上一郎 株式会社光合金製作所代表取締役会長
酒井伸和 株式会社ミノリ代表取締役
佐々木一正 株式会社アドヴァンストテクノロジ社長
繁富香織 北海道大学新渡戸スクール特任准教授
太細通 建築家
小野勝行 株式会社GSユアサ・コーポレーション代表取締役専務
伊勢幸一 ITエンジニア、作家
青山剛 室蘭市長
本多正憲 東洋製罐株式会社代表取締役社長
畑山薫 日本発条株式会社代表取締役副社長
麓耕二 青山学院大学教授
青山剛 政治家

スズキの津田元社長は室蘭工業大学から北海道大学の大学院修了。写真はスズキのクロカン

 

室蘭工業大学だとそれでも恥ずかしい人は大学院がおすすめ

室蘭工業大学に通うことを恥ずかしいと感じる人もいるかもしれませんが、そのような心配は無用です。

実際、室蘭工業大学の学生の約4割は大学院に進学しており、高度な専門知識と技術をさらに深めています。

大学院に進学することで、室蘭工業大学での学びを基にして、より専門的な研究や開発に携わることができます。

また、他大学の大学院に進学する道も開かれており、例えば旧帝大(東京大学、京都大学、大阪大学など)での研究を続けることも可能です。

このように、最終学歴を旧帝大にすることも十分に現実的な選択肢です。

例えば、室蘭工業大学で基礎を学んだ学生が、東京大学の大学院に進学し、さらに高度な研究を行うことは珍しくありません。

このような進学ルートを選ぶことで、学生は自身の専門分野においてトップレベルの知識とスキルを身につけることができます。

また、他大学の大学院に進学する際には、室蘭工業大学での研究成果や実績が大いに評価されることが多いです。

これにより、進学先の大学でも優れた研究を続けることができ、将来のキャリアにおいても大きなアドバンテージとなります。

さらに、室蘭工業大学は産学連携に力を入れており、企業との共同研究プロジェクトに参加する機会が豊富です。

これにより、学生は実践的な経験を積むことができ、大学院進学後にも即戦力として活躍できるようになります。

例えば、室蘭工業大学で得た知識と経験を基にして、他大学の大学院でさらに高度な研究を行い、その後、企業の研究開発部門で重要な役割を担う卒業生も多くいます。

こうしたキャリアパスは、室蘭工業大学での学びがいかに実践的であり、将来に役立つものであるかを示しています。

このように、室蘭工業大学は大学院進学の道が広く開かれており、他大学の大学院に進学することも可能です。

最終学歴を旧帝大にすることも現実的な選択肢であり、学生にとって大きなチャンスとなります。

室蘭工業大学での学びを基に、さらなる高みを目指すことができる環境が整っているのです。

 

*下記の動画の11分20秒からが室蘭工業大学のコーナーです。

まとめ:室蘭工業大学は普通にすごい

室蘭工業大学は、その抜群の研究環境を提供することで、多くの学生にとって理想的な学びの場となっています。

まず、大学の充実した施設と最新の設備が、学生の学習と研究を支えています。

このような環境で学ぶことで、学生は自分の専門分野に集中し、高度な技術と知識を身につけることができます。

また、室蘭工業大学は産学連携にも力を入れており、企業との共同研究やインターンシップの機会が豊富にあります。

このような実践的な経験を積むことで、学生は企業での実際の業務に対応できる力を養うことができます。

例えば、大学での研究成果を企業の製品開発に応用するなど、直接的に社会に貢献することができます。

さらに、室蘭工業大学の卒業生は、多くの有名企業や研究機関で活躍しており、その実績は大学の評価を高めています。

大学の提供する素晴らしい環境で学び続けることで、自分の可能性を最大限に引き出し、将来にわたって必要とされる存在になることができるのです。

これが、室蘭工業大学で学ぶ大きな魅力であり、多くの学生にとって選ばれる理由となっています。

受験界の偏差値と研究や就職などの側面の価値に大きく乖離がある大学の一つでしょう。

  1. 室蘭工業大学は偏差値が低いと言われるが、合格が非常に難しい
  2. 国立大学のため、教育や研究の水準が高い
  3. 理系の学問は専門性が高く、偏差値だけでは難易度が測りにくい
  4. 文系に比べて理系の偏差値は実情に合わせて高く見積もるべき
  5. 優秀な学生が全国から集まる
  6. 最新の研究施設や設備を有する
  7. コンピュータサイエンスや航空宇宙工学で高い評価を受けている
  8. 産学連携に強く、地元企業や全国の大手企業との協力が多い
  9. 学費が安いため経済的な負担が少ない
  10. 大手企業への就職に強く、就職率が高い
  11. 航空宇宙工学に特化し、JAXAへの就職も視野に入る
  12. 多くの有名人や名物社長を輩出
  13. 理論だけでなく実践的なスキルも学べる
  14. 卒業後は多くの業界で即戦力として活躍
  15. 研究や教育の質が高く、学生の可能性を最大限に引き出す

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