松山大学は伝統校で就職が強いともFランでやばいとも言われます。
一体どちらなのでしょうか?
この記事では、その噂の真相に迫ります。
松山大学は四国地方の名門私立大学であり、その偏差値や教育の質、卒業生の活躍度から見ると、決して低く評価される理由は見当たりません。
歴史ある教育機関としての実態と、地元社会やビジネス界におけるその影響力を詳しく掘り下げてみましょう。
ポイント
- 松山大学が四国の名門であり、Fランクではないこと
- 松山大学の偏差値と教育の質が高いこと
- 松山大学の卒業生が地元社会やビジネス界でどのように活躍しているか
- 松山大学に関するネガティブな噂とその根拠の実際の評価との違い
松山大学はやばい?就職強い?そのわけは?
松山大学の偏差値:Fランでは無い
松山大学は、四国の名門でFランクではないという評価を受けています。
この評価の背景には、戦前からの高等商業学校としての伝統と実績が深く関わっています。
まず、松山大学の偏差値についてですが、同大学はベネッセの偏差値で経済学部、経営学部、法学部などの文系学部において47~60程度の偏差値を誇ります。
このことからも、松山大学は一定の学力を持つ学生が集まる大学であると言えます。
次に、松山大学の歴史について触れましょう。同大学は1923年に設立された松山高等商業学校を前身としています。
これは、ビジネス教育に特化した高等教育機関であり、その伝統が現在の松山大学の教育にも受け継がれています。
戦前から続く高等商業学校の流れをくむ名門であり、この歴史と実績が大学の信頼性を高めています。
具体的な例として、松山大学の卒業生が四国地方や全国のビジネス界で活躍していることが挙げられます。
同大学のネットワークは広く、卒業生が企業を立ち上げたり、経営者として成功している例も多々あります。
これにより、松山大学は地元企業や地域社会から高い評価を受けており、就職率も非常に高い水準を維持しています。
このように、松山大学は偏差値の面でも歴史の面でも、Fランクと呼ばれるような大学ではありません。
戦前からの高等商業学校の流れをくむ名門として、四国地方で確固たる地位を築いています。
評判:四国には国立大学に文系の学部があまり無いので地元の評価は高い
松山大学は、四国地方において非常に高い評価を受けています。
その理由の一つは、四国には文系の学部を持つ国立大学があまり存在しないため、文系を志望する多くの受験生が松山大学を選ぶことにあります。
四国には徳島、香川、愛媛、高知の県がありますが、それぞれの県にある国立大学は理系の学部が中心となっています。
例えば、愛媛大学や高知大学も理系学部が強く、文系の選択肢が限られています。
香川大学は文系の学部が多少は充実しています。
このような背景から、四国で文系の学問を深く学びたいと考える受験生は、必然的に松山大学を選ぶことになります。
また、国立大学を不合格になった場合で費用の問題などがある場合は私立大学の選択肢が松山大学くらいなのです。
このあたりは地方トップ大学の特徴です。学力の幅が大きい。
関東や関西の人には想像しづらいですがあまり偏差値は関係ないのですね。
Q:なんで松山大学って偏差値低いのに四国であんなに就職とかに強いんですか?
愛媛とか愛大と同じぐらい強いのおかしくないですか?
A:松山大学は旧制高等商業学校として長い歴史を持っています。
昔は松山商科大学という名称でした。同じ愛媛の国立大学である愛媛大学は教員養成や理系学部が中心で経済学部や商学部といった社会科学系学部が無い為、松山大学と補完関係にあります。
キャンパスも隣接してますね。
四国の国立では香川大学が旧制高等商業だった国立で経済界に強いですが、松山大学は愛媛県でその威力を発揮して地元地方銀行に強く、香川大経済の滑り止めとしても機能しています。
歴史が有るので偏差値以上に実績が有る大学だと思いますよ。
A:1923年設立の松山高等商業学校を前身とするため、100年以上の歴史で培われた卒業生のネットワークが存在します。
事実、松山大学の同窓会は国内外に42の支部があり、会員数約6万人という四国の大学ではありえないほどの規模を誇ります。
このネットワークを使って、確実に松山大学卒業生を採用する企業を学生に勧めたり、松山大学の先輩が後輩を採用するというルートが存在したりするのだと思われます。
昔の偏差値はもっと高かったがブランドは健在
松山大学はかつて、非常に高い偏差値を誇り、関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)と同等の偏差値でした。
経済学部や経営学部、法学部などの主要学部は、当時の偏差値が60を超えることもあり、関関同立と肩を並べる存在でした。
この高い偏差値は、同大学の教育の質の高さや、就職実績の良さを反映しています。
しかし、現在の松山大学の偏差値は、少子化の影響により低下しています。
関関同立も昔に比べると偏差値は低下していますが。
この現象は全国的なトレンドであり、多くの大学が同じような状況に直面しています。地方のほうがより顕著ですが。
それでも、松山大学のブランド力は健在であり、地域社会や企業からの信頼は依然として高いままです。
OBが多く就職が強い:社長や有名人なども輩出
松山大学は、就職に強い大学として知られています。
OBが多く、社長や有名人、公務員など幅広い分野で活躍しているからです。
公務員試験においても高い合格率を誇り、地方自治体や国家公務員として活躍する卒業生も多くいます。
これにより、松山大学は就職に強い大学として広く認識されています。
参考:主な就職先
地元の地銀や公務員、インフラ系が目立ちますね。全て見たい方はこちら。
株式会社三井住友銀行、株式会社リクルート、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社伊予銀行、四国ガス株式会社、株式会社マイナビ、アイリスオーヤマ株式会社、株式会社NTTフィールドテクノ、株式会社一条工務店、えひめ中央農業協同組合、愛媛信用金庫、株式会社香川銀行株式会社阿波銀行、株式会社愛媛ジェーシービー、株式会社愛媛銀行、株式会社百十四銀行、四国旅客鉄道株式会社、株式会社ニトリ、国家公務員(行政)、国家公務員(刑務官)、国家公務員(裁判所事務官)、愛媛県職員、香川県職員、松山市役所、東温市役所、伊方町役場、須崎市役所、東かがわ市役所、三豊市役所、鳴門市役所、愛媛県警察、香川県警察、広島県警察、島根県警察、国立大学法人愛媛大学、国立大学法人徳島大学、
出身有名人 | 役職・職業 |
---|---|
本田元広 | 愛媛銀行 取締役頭取 |
家髙順一 | 四電工 代表取締役社長 |
大政涼 | フリークライマー |
細川寛治 | 理研グリーン 代表取締役社長 |
菊池誠晃 | リアルワールド 代表取締役社長 |
横山博幸 | 衆議院議員 |
水口佳美 | アナウンサー |
多保孝一 | 作曲家 |
柳田さやか | アナウンサー |
高橋慎治 | バレーボール選手 |
愛媛大学や香川大学に落ちて松山大学の学生も多い:公立化の可能性はある?
松山大学には、愛媛大学や香川大学などの国立大学を志望していたものの、惜しくも不合格となった学生が多く在籍しています。
これは、松山大学が地域において高い評価を受けていることの証明でもあります。松山大学は四国地方の主要な私立大学として、国立大学に匹敵する教育水準を提供しています。
そのため、国立大学を目指す優秀な学生が、松山大学を次の選択肢とすることが多いのです。
まず、松山大学が選ばれる理由について具体的に説明します。
松山大学は、経済学部や経営学部などの学部において、充実したカリキュラムと実践的な教育を提供しています。
また、地元企業や行政機関との強い連携により、就職支援も手厚く行われています。
これにより、国立大学を志望していた学生でも満足のいく教育と将来のキャリアパスを見つけることができます。
近年、地方の私立大学が公立大学に転換する例が増えています。
例えば、近隣の高知工科大学や山陽小野田市立東京理科大学などがその好例です。
これらの大学は、地方自治体の支援を受けることで、学費の引き下げや教育環境の充実を図っています。
この流れを受けて、松山大学も将来的に公立大学に転換する可能性があります。
松山大学が公立大学になる場合のメリットについて考えてみましょう。まず、学費が大幅に引き下げられる可能性があります。
これにより、経済的な理由で進学を諦めていた学生にも門戸が広がります。
また、地方自治体からの支援を受けることで、教育環境や研究設備のさらなる充実が期待できます。
これにより、地域の発展にも寄与することができるでしょう。
一方で、公立大学化には課題も存在します。自治体の財政状況や、大学の独立性を保つための調整が必要となります。
また、教職員や学生に対する説明や納得を得ることも重要です。これらの課題を克服することで、松山大学はさらに発展し、多くの学生にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
このように、松山大学には国立大学に不合格となった学生も多く在籍していますが、その教育水準や将来の可能性から高い評価を受けています。
さらに、公立大学への転換も視野に入れることで、今後も地域に根ざした教育機関としての発展が期待されます。
まとめ:松山大学は「やばい」わけでもない
松山大学は、四国地方における名門私立大学として、多くの学生や地元住民から高い評価を受けています。
この大学は、地元の国立大学である愛媛大学や香川大学と異なる役割を果たしながら、独自の地位を確立しています。
まず、松山大学の特徴として挙げられるのは、その教育内容と学生支援の充実ぶりです。
松山大学は、経済学部や経営学部、法学部など、多彩な学部を有しており、それぞれの分野で実践的な教育を行っています。
例えば、経済学部では、現実の経済問題に対する解決策を学ぶ機会が豊富に提供されており、学生は理論と実践をバランスよく学べます。
また、就職支援も手厚く、地元企業や行政機関との強い連携により、多くの卒業生が地元での就職を成功させています。
次に、松山大学は生活環境の面でも優れています。松山市は生活費が比較的低く、家賃も他の大都市に比べて安いため、学生にとって経済的な負担が少ないです。
これにより、一人暮らしを希望する学生にとって理想的な環境が整っています。
また、松山市は交通の便も良く、バスや路面電車が頻繁に運行しているため、キャンパスへのアクセスも非常に便利です。
さらに、自然豊かな環境と美しい景観が、学生生活をより豊かにしてくれます。
松山大学のもう一つの大きな強みは、その歴史と伝統です。
戦前からの高等商業学校の流れを汲んでおり、地域に根ざした教育機関として長い歴史を持っています。
この歴史的背景が、地元での高い評価に繋がっており、卒業生たちも地元社会で重要な役割を果たしています。
特に、多くの卒業生が地方自治体や地元企業で活躍しており、そのネットワークが現在の学生にも大きな力となっています。
最後に、松山大学と国立大学の棲み分けについてです。松山大学は、愛媛大学や香川大学と競争するのではなく、相互に補完し合う関係を築いています。
国立大学が提供する高度な研究機会や専門性に対して、松山大学はより実践的で地域密着型の教育を提供することで、学生に多様な選択肢を提供しています。
このような棲み分けが、四国地方全体の教育水準を高め、地域社会の発展に寄与しています。
総じて、松山大学は四国の名門大学として、多くの魅力を持っています。
その充実した教育環境、生活のしやすさ、長い歴史と伝統、そして国立大学との補完関係が、地元だけでなく全国からも多くの学生を引き寄せています。
松山大学は今後も、地域社会に貢献しながら、その存在感を一層強めていくことでしょう。
- 松山大学は四国の名門私立大学である
- Fランクではないと評価されている
- 文系学部の偏差値は47~60である
- 四国には文系学部を持つ国立大学が少ないため、多くの受験生が松山大学を選ぶ
- 1923年に松山高等商業学校として設立された
- ビジネス教育に特化した教育機関としての歴史を持つ
- 卒業生は四国地方や全国のビジネス界で活躍している
- 大学の同窓会は国内外に42の支部があり、会員数は約6万人に達する
- 就職に強く、多くの卒業生が地元で成功している
- 公務員試験の合格率も高い
- 地方銀行や公務員など、地元企業との連携が強い
- 松山大学は愛媛県で特に強い影響力を持っている
- 歴史があるため、地元社会における評価は非常に高い
- 教育の質と就職実績が高い評価を受ける理由となっている
- 将来的に公立大学に転換する可能性もある