玉川学園。
なんとなくお金持ちが多そうなイメージがある学校です。
慶應や成城などと同じように幼稚園から大学院まであります。
玉川学園の今の姿はどんな感じなのでしょうか?
そのあたりを徹底解説しました。
進路選択の一助になれば幸いです。
ポイント
- 玉川学園が裕福な家庭の子どもが多く通う学校であること
- 学費が高額であり、その理由が充実した教育環境と施設によるものであること
- 学生たちは様々な背景を持つ同級生と協力し合い、尊重し合う文化があること
- 卒業生に多くの著名人がいることと、国際的な視野を持つ教育が行われていること
玉川学園はお金持ちが多い?学費はやはり高い?
お金持ちやお嬢様が多い伝統校だが庶民とも仲良くやっている説
玉川学園は私立の教育機関として、幼稚園から大学院に至るまで一貫教育を提供しており、その教育環境と充実した施設から、多くの裕福な家庭が子どもを送り込んでいます。
そのため、学園内にはお金持ちや企業の経営者の子息が多いというイメージがあります。
しかし、そのような環境だからと言って、必ずしも育ちが良い学生やその家族が一般家庭を見下すわけではありません。そんな下品なことはしません。
多くの場合、玉川学園の学生は、様々な背景を持つ同級生と共に学び、協力し合うことで互いの違いを尊重し、学び合う環境が整っています。
この学校の教育方針には「全人教育」という理念があり、個々の生徒が持つ個性や才能を大切にしつつ、他者を尊重し協調する心を育むことに重点を置いています。
実際、学校行事やクラブ活動を通じて、生徒たちはさまざまな価値観を学び、豊かな人間性を培うことが奨励されています。
そしてもう一つは、玉川学園のカリキュラムが国際的な視野を持ち合わせています。
これにより、学生たちは国際感覚を養いながら、さらに広い視野で物事を考える力を身につけることができるのです。
このような教育環境は、育ちが良いとされる家庭の子どもたちにも、謙虚さと他者への敬意を教え、一般家庭の子どもたちと同じように尊重する態度を育てます。
内部からの生徒は大概お金持ちでした。
だからと言ってバカにするような嫌な子はいませんし、
新入生が来たら進んで関わりに行くような社交的な子が多いです。私は金持ちな家ではないですが、
お小遣いを何とかやりくりして付き合わなきゃいけないような子は本当に少なかったですよ。 口コミサイトより
私は7年生から入った在校生です!
お金の話とか、噂話とかはそんなに気にすることはありませんでした!
確かにすんごいお金持ちの子は沢山いるけど、一般家庭の子も全然います。私もそうだし。
でも7年生の1年間は、やっぱりまだ中一なので友達関係のトラブルがどこのクラスでも一年中ありました。
でもそれはどこの学校でも同じことだと思います!
私は今この学校好きですよ!
玉川学園本当すげー金持ち学校って感じだわ!
めちゃひろい! pic.twitter.com/l15akc8nlH— 及川 卓也 (@taaaakuya1007) May 29, 2015
玉川学園の学費はなぜ高い?
玉川学園の学費がは高いと言われます。
実際、中等部の初年度納入金が1,418,300円。次年度が入学金が減り1,275,300円です。
また、IBクラスは中等部(7年生)の初年度納入金が1,772,300円です。
IBクラスは国際バカロレア機構が提供するコースでインターナショナルスクールに近いですね。
当然に費用は高くなります。
また、玉川学園は「本物教育」を提供する伝統校です。
これには高い教育の質を維持するために必要な、教員の専門性や施設の充実が含まれます。
たとえば、最新の科学機器を備えた実験室、広大なキャンパス内のスポーツ施設、充実した図書館などにより学費が高くなるようです。
また、玉川学園はその名声とブランド力を背景に、国内外から多くの優秀な学生を惹きつけています。
このブランド力は、卒業後の進路においても有利であり、多くの卒業生が国内外の有名企業や大学で活躍する例が多いです。
こうした「ブランド力」により、学費が高く設定されている側面があります。
幼稚園や小学校から私立がある学校はブランド力が高くお金持ちが集まりやすく、学費も高くなりがちなのです。
出身芸能人や有名人
玉川学園は、教育の質の高さと豊かな学校生活が提供される場として知られていますが、同時に多くの出身芸能人や有名人を輩出していることでも名高いです。
例えば、人気歌手でタレントのDAIGOはこの学園出身であり、彼の活躍は多方面に及んでいます。
DAIGOのような著名人が出身であることは、学園のカリキュラムが多才な才能を育てる環境であることを示しています。
この学園は、芸能界に縁のある家庭の子どもたちが在籍しているという噂があるため、一種のスターシステムの温床と見なされがちです。
しかし、それだけでなく、創造性を重んじる教育方針が、学生たちの芸術的才能や表現力を伸ばすための支援を惜しまないことも事実です。
教育プログラムは学問的成績だけでなく、個々の興味や才能を尊重し、それぞれの生徒が自己実現できるようサポートしています。
そしてもう一つは、芸能活動と学業を両立させるための支援体制が整っていることです。
例えば、特別なスケジュール調整や学校外での学習サポートなど、個々のニーズに合わせた教育プランが提供されます。
これにより、芸能活動に専念しながらも学業を続けることが可能となっており、多忙な日々を送る芸能人の子どもたちにとっては大きなメリットとなっています。
名前 | 職業 |
---|---|
DAIGO | タレント |
川平慈英 | タレント |
宮本亜門 | 演出家 |
陳建一 | 料理人 |
薬師丸ひろ子 | 女優 |
藤田朋子 | 女優 |
平松あゆみ | アナウンサー |
片山千恵子 | アナウンサー |
久間田琳加 | モデル |
藤井サチ | モデル |
近年は定員割れ?偏差値がさがっている?
玉川学園が直面している一つの問題は、定員割れと偏差値の低下です。
これは、伝統的な学力中心の教育を求める家庭から見れば、学園の教育方針が理解されにくい側面があるためかもしれません。
玉川学園の教育は、単に有名大学への進学実績を重視するのではなく、生徒一人ひとりの「本物の個性」を見極め、それを全面的に伸ばすことに注力しています。
この学園の教育方針は、グローバル社会で活躍できる人材を育成することに重点を置いています。
そのため、多言語教育や国際理解教育をはじめとする、世界各国の文化や価値観に触れる機会が多く設けられています。
しかし、これらの教育内容は伝統的な学力試験のスコアや偏差値では測り知れないため、一部の保護者や学生にはその価値が十分に伝わらないことがあります。
しかしながら、これまでの教育システムに疑問を投げかけ、真の意味での個性や多様性を重んじる玉川学園の取り組みは、長期的にはより多くの才能を社会に送り出すことに繋がります。
多様な才能が認められ、それぞれが尊重される環境は、学生たちが自分自身と向き合い、自己実現を果たすための最良の場となるでしょう。
これには、既存の教育評価基準を超えた新たな評価の視点が求められています。
玉川学園はやばい?改革中で海外大学などの合格者が増加中
玉川学園が直面している一連の改革や挑戦は、一見すると不安要素として映るかもしれませんが、これらは実は学校が時代の変化に柔軟に対応し、学生たちにより優れた教育機会を提供するための積極的な試みです。
例えば、定員削減はより質の高い教育環境を保持し、一人ひとりの学生に対してより細やかな教育を行うための策です。
さらに、玉川学園の生徒は、国内の早慶や国立大学だけでなく、海外の大学へも進学する実績があります。
特に注目すべきは、8割の生徒が玉川大学「以外」に進学している点で、これは学生たちが多様な進路を模索し、それぞれの夢や目標に応じた最適な学び舎を選んでいる証拠です。
また、上智大学やGMARCH大学群に推薦枠があることは、玉川学園がこれらの名門校とも密接な連携を保っていることを示しています。
実績の詳細としては海外大学はロンドン大学やトロント大学などの東大よりも世界ランクが上の大学に複数名合格しています。(海外の大学に17名合格)
その他に横浜国立大学などの国立大学に7名合格。早慶上理に27名合格。GMARCHに54名合格。
今後は海外大合格者や一流大学合格者が増えそうですね。
玉川学園高等部もずいぶん海外大学に進学しますね。
東京の富裕層の親はすでに海外大学進学志向なのに、国内の既得権益に守られたマスコミや塾はその事実を認めたがらないからニュースにならないように思います。
東大、慶應は二流という時代が来るかもしれません。https://t.co/R70gEcTJ4b
— 山内太地『やりたいことがわからない高校生のための 最高の職業と進路が見つかるガイドブック』3刷 (@yamauchitaiji) May 4, 2021
まとめ:玉川学園はお金持ちに「本物にふれる」教育が愛されてきた
玉川学園は、その創設以来長い歴史を持ち、独自の教育哲学を持つ学校として知られています。
この大学が有する独特のブランドは、伝統と革新の融合によって形成されています。
玉川学園は、基礎教育から高等教育に至るまで、一貫した教育システムを展開し、学生一人ひとりが持つ潜在能力を最大限に引き出すことに注力しています。
この学園の教育方針は、学問の追求だけでなく、個人の全面的な成長を促すことに重点を置いています。
生徒たちが社会に出たとき、知識だけでなく、倫理的な判断力やコミュニケーション能力を兼ね備えていることが期待されます。
玉川学園のブランドは、単に学業成績の優秀さを象徴するものではなく、生徒一人ひとりが真の意味で自立し、多様な社会で活躍できる能力を身につける場としての役割を果たしています。
このように、玉川学園は伝統と革新を組み合わせ、時代に適応しながらもその独自性を保持し続けることで、日本の教育界において特異な位置を占めています。
そのため、玉川学園を選ぶことは、単なる教育の選択ではなく、豊かな人生経験と多方面での成功を求める選択と言えるでしょう。
- 玉川学園は私立の教育機関で、幼稚園から大学院まで一貫教育を提供する
- 多くの裕福な家庭の子どもが通う学校として知られる
- 企業経営者の子息や著名人の子どもも多く在籍する
- 学生たちは育ちの違いを尊重し合い、協力する環境が整っている
- 教育方針に「全人教育」を掲げ、個性や才能を大切にする
- 学費は高額で、中等部初年度は1,418,300円
- IBクラスの初年度納入金は1,772,300円とさらに高額
- 広大なキャンパスと充実した施設を持つ
- 卒業生にはDAIGOや宮本亜門などの著名人がいる
- 芸能活動と学業の両立を支援する体制が整っている
- 学生たちは国内外の名門大学への進学実績がある
- 定員割れや偏差値の低下が課題となっている
- グローバル社会で活躍できる人材の育成に注力している
- 生徒たちが国際的な視野を養う教育プログラムを提供する
- 品位を保ちながら多様な背景の学生と共に学ぶ環境がある