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防衛大学校の過酷な日々がやばい⁉向いてる人は?

防衛大学校。

「非常にきつい訓練の日々」だと言われています。

給料などが支給されると聞いて「いいなー」と思った人もいるかもしれません。

防衛大学校とはどんな学校なのでしょうか?

今回は防衛大学校について調査・解説しました。

私自身も調べながら国防の重責をになう防衛関係者への感謝の念を感じました。

進路選択の一助になれば幸いです。

ポイント

  • 防衛大学校の厳しい訓練と規律について理解できる
  • 学生の生活環境と制限について理解できる
  • 学業と身体的要求の高さについて理解できる
  • 将来のキャリアと報酬について理解できる

目次

防衛大学校の寮生活がやばい‼

防衛大学校の倍率は高い:偏差値的も高い

防衛大学校の倍率は非常に高く、受験生にとっては大変な競争となります。

一般選抜の倍率はおよそ7倍に達し、特に人文・社会科学系の学科においてはさらに高い倍率を誇ります。

この高い倍率は、入学希望者が防衛大学校の提供する充実した教育環境や、将来の安定したキャリアパスに魅力を感じているためです。

偏差値に関しては、人文・社会科学系の専攻はMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の上位学部と同程度の62.5とされています。

一方で、理工学系の専攻は日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)の理系学部と同程度の47.5です。(理工学系の募集人数のほうが多いため)

これにより、理工学系の学部も十分に競争力があり、優れた教育を受けることができるといえます。

入学試験は、一次試験と二次試験に分かれています。

一次試験では、国語、外国語(英語)、数学や理科といった基本的な学力を問われる筆記試験が行われます。

さらに、二次試験では口述試験や身体検査が実施され、学力だけでなく、身体的な適性やコミュニケーション能力も評価されます。

この厳しい選抜プロセスを通過した学生のみが防衛大学校に入学することができるのです。

このように、防衛大学校の入学には高い学力と強い意志が求められます。

受験生は、しっかりとした準備と自分の適性を見極めながら挑むことが重要です。

将来の自衛官としての道を目指す学生にとって、防衛大学校での学びは貴重な経験となることでしょう。

規律が最重要な訓練の日々

後悔する人も多数:超絶に厳しい訓練の日々

防衛大学校に入学する学生の中には、その厳しい環境に適応できず後悔する人も少なくありません。

防衛大学校の生活は、寮生活が必須で、非常に厳しい訓練と規律に満ちた日々が待っています。

まず、新入生は入校直後から4月5日までの「お客様期間」と呼ばれる体験期間を経て、正式に防衛大学校の学生として認められます。

お客様期間が終わるとさらに厳しい規律が求められ、上下関係の中での生活が始まります。

例えば、1年生は上級生からの厳しい指導を受け、少しのミスでも「指導」という名のもとに激しく叱責されることがあります。

物理的な暴力はありませんが、精神的なプレッシャーは相当なものです。上級生からの怒鳴り声が響く日常は、多くの新入生にとって初めての過酷な体験となります。

平日は外出が禁止され、週末でも1年生の間は私服での外出や外泊が制限されます。

さらに、海外旅行に行く際には申請が必要であり、自由な時間が極めて限られています。

このような厳しい制約の中で、学生たちは勉学と訓練の両立を図らなければなりません。

特に、1年目は上級生からの厳しい指導やいじめに耐えることが求められ、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかります。

具体的な訓練内容としては、早朝からのランニングや体力トレーニング、整然とした生活態度の維持が求められます。

上級生との厳しい上下関係の中で、1年生は常に緊張感を持って生活しなければなりません。

防衛大学校のことを「小原台刑務所」と呼び、外出することをシャバに出ると表現する人が多いくらいです。

また、平日は自習時間も設けられていますが、実際には上級生からの雑務や指導が多く、勉強に集中できないこともあります。

これらの厳しい環境に適応できず、メンタルが崩壊してしまう学生も少なくありません。

一度は防衛大学校への入学を決意したものの、実際の生活に耐えきれず退校する学生も多いのが現実です。

防衛大学校の卒業生の中には、後悔の念を抱えながらもその経験を糧に新たな道を歩む人もいますが、厳しい訓練の日々は決して忘れられるものではありません。

このように、防衛大学校での生活は非常に過酷であり、多くの学生がその厳しさに戸惑い、後悔することもあります。

しかし、その中で得られる経験や仲間との絆は、他では得られない貴重なものであり、将来の自衛官としての大きな財産となることでしょう。

責任重大な職務に打ち込む日々

退学率も高い:覚悟がない人はやめとけ

防衛大学校に入学する学生の中には、その厳しい環境に耐えられず退学する人も少なくありません。

防衛大学校の生活は、先述の通り、過酷な訓練と厳格な規律が日常的に求められます。

このため、退学率は2割以上と言われています。

まず、学生は早朝からの厳しい体力訓練に参加します。

5時半に起床し、すぐにランニングや体力トレーニングが始まります。

この訓練は、肉体的な限界を試されるような過酷さで、多くの新入生にとって初めての経験です。

なので、防衛大学校に入る前に「学力よりも体力をつけておくように」という先輩からのアドバイスもあります。

また、「入学前に早起きの習慣をつけておくことが大事」というアドバイスもあります。

特に、体力に自信のない学生にとっては非常に厳しい試練となります。

また、学業においても高い水準が要求されます。防衛大学校のカリキュラムは非常に厳格で、専門的な軍事学だけでなく、一般教養科目や外国語の授業も含まれます。

授業後には自習時間が設けられていますが、実際には上級生からの雑務や指導が多く、勉強に集中できる時間が限られています。

これにより、学業成績が思うように上がらず、精神的に追い詰められる学生も多いです。

さらに、上下関係の厳しさも学生にとって大きなストレスとなります。

特に1年生は、上級生からの指導が厳しく、少しのミスでも厳しく叱責されます。

このような環境では、常に緊張感を持って生活しなければならず、精神的な負担が大きいです。これらの厳しい条件に耐えきれず、退学を選ぶ学生が後を絶ちません。

このような防衛大学校の厳しい訓練と生活環境は、将来の自衛官としての強靭な精神力と体力を養うためには必要不可欠です。

しかし、その厳しさゆえに、多くの学生が途中で挫折し、退学を余儀なくされる現実があります。

防衛大学校への入学を検討する際には、自分の体力や精神力、そして意志の強さを十分に考慮することが重要です。

いじめは?古き日本の体育会系のしごきの日々

防衛大学校におけるいじめやパワーハラスメントは、古き日本の体育会系文化の影響を色濃く受けています。

このような行為は、現代の基準ではいじめやパワハラに近いものとされ、多くの問題を引き起こしています。

まず、上下関係の厳しさは、防衛大学校の特徴の一つです。1年生は上級生からの指導を受けることが日常であり、その指導はしばしば過度に厳しくなることがあります。

上級生からの命令や指示に従わなければならず、少しのミスでも厳しく叱責されることが多いです。

これにより、新入生は常に緊張感を持って生活しなければならず、精神的に追い詰められることが少なくありません。

また、体力訓練や日常生活においても、上級生からのしごきが行われることがあります。

例えば、早朝のランニングや体力トレーニングにおいて、上級生からの厳しい指導が行われ、体力の限界を超えるような訓練が課されることがあります。

3か月で8キロの遠泳をする必要があるそうです。

このような過度な訓練は、身体的な疲労だけでなく、精神的なストレスも大きくなり、いじめやパワハラと感じる学生も多いです。

さらに、防衛大学校の生活環境は閉鎖的であり、外部からの情報やサポートが限られています。このため、いじめやパワハラの問題が内部で解決されずに放置されることが多いです。

学生たちは、上級生や教官からの圧力に対して声を上げることが難しく、問題が深刻化することがあります。

このような環境では、いじめやパワハラが発生しやすく、学生たちの精神的な健康に重大な影響を与えることがあります。

防衛大学校では、このような問題に対して対策を講じる必要がありますが、現状では十分な対策が取られていないことが多いです。

防衛大学校への入学を検討する際には、このようないじめやパワハラの問題についても十分に理解し、自分自身の精神力や対応力を考慮することが重要です。

学校側も、いじめやパワハラを防ぐための環境整備や、学生たちのメンタルヘルスサポートを強化することが求められます。

卒業後の年収:それなりの報酬があると言えばある

防衛大学校を卒業した人々は、自衛官としてのキャリアをスタートさせます。

そのため、卒業後の年収について気になる方も多いでしょう。結論から言えば、防衛大学校を卒業し、自衛官としての任務に耐えた者には、それなりの報酬があります。

まず、新卒自衛官の初任給は一般的な企業と比較しても決して低くはありません。

初任給は約22万円程度で、これに加えて各種手当が支給されます。

例えば、家族手当、住居手当、寒冷地手当など、多岐にわたる手当が充実しています。

これにより、実質的な月収はさらに増加します。

また、ボーナスも年に2回支給されるため、年間の収入も安定しています。

さらに、階級が上がるごとに年収も増加します。自衛隊には昇進制度があり、経験や実績に応じて階級が上がります。

例えば、3等陸尉(少尉)から2等陸尉(中尉)、そして1等陸尉(大尉)と昇進するごとに、基本給が上がります。

将来的には、1等陸佐(大佐)や将官(将軍)といった高い階級に昇進することも可能であり、これに伴い年収も大幅に増加します。

また、防衛大学校卒業生は定年まで安定した雇用が保証されるため、長期的に見ても非常に安心できる職業です。

自衛官としてのキャリアを続ける中で、定期的な昇給や退職金、年金制度も充実しており、退職後も安定した生活を送ることができます。

これらの要素を考慮すると、防衛大学校を卒業し、自衛官としての厳しい訓練と任務に耐えた者には、それなりの報酬があると言えるでしょう。

ただし、この報酬を得るためには、厳しい訓練や規律に耐える精神力と体力が必要です。自衛官としての任務は決して楽なものではなく、時には命の危険を伴うこともあります。

しかし、その厳しさを乗り越えた先には、安定した収入と充実した手当、そして長期的なキャリアが待っているのです。

まとめ:防衛大学校はきつさがやばい

防衛大学校は、非常に厳しい訓練と規律を特徴とする超体育会系の教育機関です。そのため、現代人には耐えるのが難しいと感じるかもしれません。

ここでは、防衛大学校の厳しさと、それに耐えるための覚悟についてまとめます。

まず、防衛大学校の生活は一般的な大学とは大きく異なります。

毎日の早朝ランニングや体力トレーニング、厳しい上下関係、そして高度な学業といった要素が組み合わさり、学生たちは常に高い緊張感の中で生活します。

これらの訓練や規律は、自衛官としての強靭な体力と精神力を養うために必要不可欠ですが、一般の大学生には想像もつかないほどの厳しさです。

また、防衛大学校では、自主性と規律が強く求められます。学生たちは、日々の訓練や学業に加えて、上級生からの厳しい指導を受けながら生活します。

このような環境では、精神的な負担が大きく、ストレスを感じることも多いでしょう。しかし、これを乗り越えることで、自衛官としての強い意志とリーダーシップを培うことができます。

さらに、防衛大学校では、いじめやパワハラと感じられるような行為も報告されています。

これらは古き日本の体育会系文化に根ざしたものであり、現代の基準では容認されるべきではありません。

このような環境に耐えるためには、強い精神力と対処能力が必要です。

以上のように、防衛大学校は非常に厳しい環境であり、現代人には耐えるのが難しいかもしれません。

しかし、この厳しさを乗り越えることで、自衛官としての確かなスキルと精神力を身につけることができます。

防衛大学校への入学を考えている方は、相当な覚悟を持って臨む必要があります。その覚悟があれば、将来の安定したキャリアと報酬を手に入れることができるでしょう。

  • 防衛大学校の倍率は非常に高い
  • 人文・社会科学系の偏差値はMARCH上位学部と同程度
  • 理工学系の偏差値は日東駒専理系学部と同程度
  • 一次試験は筆記試験、二次試験は口述試験と身体検査
  • 厳しい訓練と規律の日々が待っている
  • 寮生活が必須で、外出や私服の制限がある
  • 1年生は上級生からの厳しい指導を受ける
  • 学生の退学率は2割以上
  • 早朝からのランニングや体力トレーニングがある
  • 学業も高い水準が要求される
  • 上下関係が非常に厳しい
  • いじめやパワハラの問題が報告されている
  • 初任給は約22万円で各種手当が充実している
  • 階級が上がるごとに年収も増加する
  • 将来の安定したキャリアと充実した手当がある

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