國學院久我山。
サッカーやラグビーなどのスポーツが強いことで有名です。
さらに東大や医学部、早慶などにも多数が合格する名門進学校でもあります。
久我山という地域がお金持ちが多い地域で「國學院久我山もお金持ちばかりなのかしら」と思われる方も多いようです。
大学附属の慶應や成城学園、玉川学園などと同じかと連想される方も多いのでしょう。
そのあたりについて徹底解説しました。
ちなみに筆者の教え子は何人か國學院久我山に在籍しておりましたが普通のご家庭でした。
ポイント
- 国学院久我山の学費が慶應や成城などの有名私立校に比べて普通であること
- 学校が経済的に困難な状況にある生徒への支援制度が充実していること
- 裕福な家庭だけでなく、一般家庭の生徒も多数在籍していること
- 学校が多様なバックグラウンドを持つ生徒を受け入れている方針であること
國學院久我山はお金持ちが多い?
国学院久我山の偏差値
国学院久我山中学・高校は、東京都内でもトップクラスの学力を誇る進学校として知られています。
まず、中学の偏差値についてですが、首都圏模試センターだと男子が64~70、女子が62~69となっています。
入試倍率も非常に高く、多くの受験生がこの学校を志望しています。
偏差値が高いということは、それだけ入学希望者の学力も高いことを示しており、受験対策にはかなりの努力が必要です。
一方、高校の偏差値も71と都内でもトップクラスです。
中学から進学する内部生だけでなく、高校からの外部受験生もいて、その競争率は非常に高いです。
高校受験においても、多くの受験生が国学院久我山高校を第一志望にしており、その学力レベルの高さは一目瞭然です。
特に、内部進学者は中学の段階から厳しい学習環境で鍛えられているため、外部からの受験生にとっては一層の努力が求められます。
進学実績は東大などの国公立、医学部、早慶など多数
国学院久我山の進学実績は非常に優秀で、多くの生徒が難関大学に進学しています。
まず、東大5名、旧帝大9名などと国公立大学への進学実績が挙げられます。
これらの大学に進学するためには、高度な学力と徹底した受験対策が必要です。
また、医学部への進学実績も36名と素晴らしいものがあります。
医学部合格には高度な理系の知識とともに、受験テクニックや面接対策が不可欠です。
国学院久我山では、これらのニーズに応えるための特別な指導プログラムを提供しており、多くの生徒が難関医学部に合格しています。
さらに、早慶上理などの有名私立大学へも277名合格と非常に高いです。
早稲田大学や慶應義塾大学は、難関私立大学として全国的に知られていますが、国学院久我山の生徒たちはこれらの大学にも多数進学しています。
この背景には、日々の学習の質の高さや、生徒一人ひとりに合わせた進路指導の充実があると言えるでしょう。
一方で、國學院大學への進学者は少なめです。
これは、国学院久我山の生徒たちが、より高い目標を持ち、難関大学を志望する傾向が強いためです。
そのため、國學院大學自体は高い評価を受けていますが、国学院久我山の進学先としてはあまり選ばれないのです。
[部員紹介⑧]
齋藤 幹広 新4回生
國學院大学久我山高校出身部員より:あだ名はみっきー。頭の先から足の先までどこを見ても、みっきーという名前が似合っている彼は、とっても優しいです。とても頼りがいがある見た目をしていますが、どこか少し抜けているところがいい味しています。 →続く pic.twitter.com/1bvRbP87mU
— 京都大学医学部ハンドボール部 (@kium_hand) March 3, 2024
国学院久我山が人気な理由
国学院久我山が人気を集める理由は、その優れた進学実績と充実した教育プログラムにあります。
まず、進学実績に関しては、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の附属校よりも高い成果を挙げています。
多くの生徒が難関大学に進学し、特に東京大学や京都大学といったトップレベルの国公立大学への進学者数も多いです。
これは、国学院久我山の高度な学習環境と徹底した受験対策によるものです。
さらに、国学院久我山の教育プログラムは非常に魅力的です。生徒たちは、学問だけでなく、文武両道を重視する校風のもとで育まれます。
例えば、クラブ活動も非常に盛んであり、特にサッカー部や野球部などは全国大会に出場するほどの実績を持っています。
これにより、生徒たちは学業だけでなく、スポーツやその他の活動を通じてバランスの取れた人間形成が行われます。
また、国学院久我山の立地も大きな魅力の一つです。学校は杉並区の閑静な住宅街に位置しており、都心へのアクセスも良好です。
周辺環境は学習に集中できる落ち着いた雰囲気があり、保護者からも高い評価を受けています。
このような環境の中で、子どもたちは安全かつ快適に学校生活を送ることができます。
国学院久我山が提供する総合的な教育体制は、学力の向上だけでなく、生徒たちの人格形成にも大きく寄与しています。
そのため、多くの保護者や生徒から支持され続けています。これらの要素が相まって、国学院久我山は非常に人気の高い学校となっているのです。
TBSのバース・デイにて國學院久我山野球部が紹介されました。イチローさんからの教えを胸にセンバツでは全国ベスト4。
夏は残念だったけど、誇らしい後輩たちです。
エースの松本くんは東大を目指すそうな。
凄い、頑張れ!ちなみに過去にも東大に進学したOBがいる素敵な野球部です。野球と勉強と。 pic.twitter.com/VzgXEilGyG
— Yusuke OKUBO|(株)ケント・チャップマン代表取締役 (@Yusuke0kubo) July 30, 2022
学費はお金持ち学校で有名な学校に比べれば学費は低い
国学院久我山の学費についても、多くの保護者が関心を寄せています。
まず、他の「お金持ち学校」として有名な私立学校と比較すると、国学院久我山の学費は比較的低めに設定されています。
初年度の納入金は約102万8千円で、これには入学金や授業料、施設維持費、教育充実費などが含まれています。
特に、都内の他の名門私立校と比べると、この学費設定は非常に良心的であると言えます。
例えば慶應中等部は初年度納入金が1,465,000、成城学園も初年度納入金が1,410,000、玉川学園中学が1,418,300円です。
もちろん、国学院久我山には公立学校に比べて裕福な家庭の生徒も多いですが、一般の家庭から通う生徒も多数在籍しています。
筆者の生徒も國學院久我山に通っている子が何人かいましたが普通のサラリーマン家庭でした。
これは、学校が幅広い層の生徒を受け入れる方針を持っているためです。その結果、様々なバックグラウンドを持つ生徒たちが共に学び、切磋琢磨する環境が整っています。
このような多様性は、生徒たちが互いに刺激を受け合い、豊かな人間関係を築く上で大きな利点となります。
さらに、国学院久我山では、経済的に困難な状況にある生徒へのサポートも充実しています。
奨学金制度や学費の分割納入制度などが用意されており、これにより、経済的な理由で教育を諦めることなく、質の高い教育を受けることが可能です。
これらの制度は、生徒一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出すための重要なサポートとなっています。
このようにして、国学院久我山は、多くの生徒にとって手の届く学費設定を維持しながら、高品質な教育を提供しています。
その結果、多様な背景を持つ生徒たちが集い、共に学び成長できる環境が整っています。これが、国学院久我山が多くの保護者や生徒に支持される理由の一つです。
校則は厳しいと言われる、いじめも0ではないよう
国学院久我山の校則は厳しいと言われていますが、それには確固たる理由があります。
まず、学業と生活態度の両方に高い基準を求めることで、生徒たちが規律を守り、集中して学習に取り組む環境を整えています。
例えば、制服の着用やスマートフォンの使用制限など、日常生活に関わる規則が厳密に定められており、これにより生徒たちは規律正しい生活を送ることが求められます。
このような厳格な校則は、生徒たちが自己管理能力を養う上で重要な役割を果たしています。
しかし、いじめの問題については、完全に排除することは難しい現実があります。
国学院久我山も例外ではなく、いじめが全くないわけではありません。
学校側は、いじめ防止のための取り組みを積極的に行っており、定期的なアンケート調査やカウンセリング体制の充実など、生徒が安心して学校生活を送れるようなサポートを提供しています。
それでも、いじめの発生を完全に防ぐことは難しいため、保護者や教師、生徒自身が協力して問題に対処していく必要があります。
また、国学院久我山は男女別学を採用しており、これが生徒に良い効果をもたらしているという説もあります。
男女別学の環境では、異性の目を気にせずに学習や活動に集中できるため、学業成績の向上や部活動への積極的な参加が促進されます。
さらに、異性との関わりが少ない分、同姓同士の友情が深まりやすく、精神的な安定を得られるとされています。
このような環境は、特に思春期の生徒たちにとって有益であると言われています。
塩貝健人(國學院久我山→慶應義塾大学→横浜FM)が初スタメン初ゴールを記録⚽️
近い将来、國學院久我山OBから日本代表(A代表)が誕生する日がやってくるのだろうか🇯🇵
— 早稲田ユナイテッド / Jスカウトおよびデータサイエンスマネジメントの専門組織 (@waseda_united) April 13, 2024
まとめ:國學院久我山はただのお金持ち学校ではなく名門進学校
まとめとして、国学院久我山は名門進学校として多くの魅力を持っています。
厳しい校則は、生徒たちの規律を保ち、学習環境を整えるために不可欠です。
また、いじめの問題にも真剣に取り組んでおり、生徒が安心して学べる環境を提供しています。
さらに、男女別学という独自の教育体制が、生徒の学業成績や精神的な安定に良い影響を与えていることも注目すべき点です。
国学院久我山の進学実績は非常に優れており、多くの生徒が難関大学に進学しています。
これに加えて、文武両道を実現するための多様なクラブ活動や、杉並区の良好な立地環境も、同校の大きな魅力となっています。
これらの要素が相まって、国学院久我山は多くの生徒と保護者から支持される名門進学校であり続けています。
今後も、教育の質を維持しながら、さらに多くの優秀な人材を輩出していくことでしょう。
- 國學院久我山は東京都内の名門進学校である
- 中学の偏差値は男子64~70、女子62~69と高い
- 高校の偏差値は71と都内トップクラスである
- 難関大学への進学実績が非常に優れている
- 東大に5名、旧帝大に9名の進学実績がある
- 医学部への合格者数は36名に達する
- 早慶上理など有名私立大学へ277名が合格している
- 学費は他の名門私立校に比べて低めに設定されている
- 初年度の納入金は約102万8千円である
- 経済的に困難な状況の生徒向けの奨学金制度が整っている
- 男女別学の教育体制を採用している
- 校則は厳しいが、それにより規律が保たれている
- いじめは0ではないが、学校は問題に積極的に取り組んでいる
- クラブ活動が盛んで、サッカーや野球部が全国大会に出場するほどの実績がある
- 都心へのアクセスが良好な杉並区に位置している