ノースアジア大学。
秋田県の私立大学です。
地方だと偏差値は低くても就職などは優良大学ということはよくあります。
ノースアジア大学もその一つです。
そのあたりについて徹底解説しました。
進路選択の一助になれば幸いです。
ポイント
- ノースアジア大学が偏差値は低いものの、地元秋田県で高い評価を受けている理由
- 地元密着型の教育を通じて、公務員や地元企業への就職が良いこと
- 学費が一般的な私立大学と同等であり、地域社会への貢献と教育の質に重点を置いていること
- 名称変更や宗教との関連性のデマがあり、それに対する誤解を解消する情報が含まれていること
ノースアジア大学はやばい?
ノースアジア大学はFランだが、地域では評判の良い大学
ノースアジア大学は、偏差値がBF(ボーダーフリー)で、いわゆる「Fランク」とされることもありますが、秋田県内では評判が良い大学として知られています。
なぜなら、この大学は地元密着型の教育を行い、地域社会に貢献する人材を育てることに力を入れているからです。
一言で言うと公務員や地元企業への就職が良いのですね。
学校が提供する教育プログラムは、地域社会のニーズに合わせたものが多く、学生は地元企業との連携も深めやすい環境にあります。
一方で、全国的に見るとその学望は高くないものの、地域では「国公立大学に落ちた学生が進学する私立大学」という位置付けではなく、「実学を身につけたい」と考える学生が集まる場となっています。
このため、学生の中には非常に優秀な人材もおり、地元の企業や公共機関から高い評価を受けています。こうした背景から、地元の人々には愛され、支持されているのです。
東京のBF(ボーダーフリー)大学と地方のBF大学や偏差値が低い学校はかなり異なるものなのです。
就職が強い:法学部は公務員が14%
ノースアジア大学の大きな強みの一つは、その就職支援の充実にあります。
特に法学部では、公務員試験の合格者が多く、約14%の学生が公務員として採用されています。これは国立大学並みです。
これは、大学が提供する専門的な公務員試験対策講座や、個別のキャリアサポートが充実しているためで、学生は公務員を目指しやすい環境にあると言えます。
また、地元秋田県の優良企業への就職実績も良いのが特徴です。
地銀への就職が目立ちます。
地元企業との強いネットワークを持ち、インターンシップや就職活動を通じて学生を支援しています。
企業側も、ノースアジア大学の学生が持つ地域に根ざした専門知識や実務能力を高く評価しており、毎年多くの学生が地元の優良企業に入社しています。
東京のFラン大学だとありえないことですね。
このように、大学は学生一人ひとりの希望や適性に合わせた就職支援を行っており、学生からも信頼されています。
主な就職先
■(株)秋田銀行
■秋田県信用組合
■秋田県信用保証協会
■秋田県農業共済組合
■(株)北都銀行
■ (株)青森銀行
■ 石巻商工信用組合
■ (株)かんぽ生命保険
■ (株)北日本銀行
■ 住友生命保険相互会社
■(株)仙台銀行
■(株)東北銀行
■日本銀行
■日本生命保険相互会社
■ 秋田おばこ農業協同組合
■あきた北農業協同組合
■(株)秋田県農協電算センター
■秋田しんせい農業協同組合
■秋田なまはげ農業協同組合
■秋田ふるさと農業協同組合
■JA全農あきた
■秋田エプソン(株)
■(株)大潟村あきたこまち生産者協会
■(株)五洋電子
■新秋木工業(株)
■(株)ホクエツ秋田
■TDK(株)
■TDKエレクトロニクスファクトリーズ(株)
■極東製薬工業(株)
■トヨタ自動車東日本(株)
■マスプロ電工(株)
■みちのくコカ・コーラボトリング(株)
出身校の偏差値は低くない:これが地方
ノースアジア大学の出身校は、地方に位置するものの、偏差値が低いというわけではありません。
この大学は地元秋田県を中心に、地方都市の学生たちにとって手の届きやすい選択肢として機能しています。
地方の学生にとって費用を考えると日東駒専に行くよりは地元の大学で公務員試験の勉強をしたほうがコスパが良いのかもしれません。(地元志向の学生には)
多くの地方都市では、限られた教育機会の中で高い教育水準を保つことが求められ、ノースアジア大学はその期待に応える形で確固たる地位を築いています。
秋田県内の高等学校からの進学者はもちろん、隣接する県からも多くの学生が集まります。
これらの学校の偏差値は一般に50代後半から60初めと、決して低くない水準を保っています。
学生たちは地域に根差した教育を受けながらも、全国レベルで通用する知識と技能を身につけることができるため、地方で学ぶ利点としては大きなものがあります。
参考:出身高校ランキング
全て見たい方はこちら
順位 | 高校名 | 偏差値 | 都道府県 |
---|---|---|---|
1位 | 大曲高等学校 | 52 – 58 | 秋田県 |
2位 | 秋田中央高等学校 | 61 | 秋田県 |
2位 | 秋田西高等学校 | 53 | 秋田県 |
2位 | 新屋高等学校 | 54 | 秋田県 |
5位 | 本荘高等学校 | 59 | 秋田県 |
5位 | 能代高等学校 | 58 | 秋田県 |
7位 | 秋田南高等学校 | 66 | 秋田県 |
8位 | 横手高等学校 | 61 | 秋田県 |
9位 | 秋田工業高等学校 | 54 | 秋田県 |
10位 | ノースアジア大学明桜高等学校 | 60 | 秋田県 |
学費は普通の私立大学
ノースアジア大学の学費は、普通の私立大学と比較しても遜色ない水準に設定されています。
年間の学費は初年度が約118万円程度とされ、これは私立大学の平均的な学費と同じくらいです。次年度は入学金の20万円分が減ります。
学費に見合った教育を提供することに注力しており、学生が支払う費用に対して十分なリターンが得られるようにカリキュラムが組まれています。
特に注目すべきは、就職支援体制の充実です。ノースアジア大学は、就職率が高く、特に地元企業への就職に強いという特性を持っています。
公務員や地方の優良企業への就職に成功する学生が多く、これは大学の持つ産学連携のネットワークが充実しているためです。
学生が真面目に学び、キャリア形成に積極的に取り組む場合、支払った学費以上の価値を得ることが多く、投資としての価値が高いと評価されています。
このように、ノースアジア大学は地方にある一私立大学として、コストパフォーマンスに優れた教育を提供しており、学費に見合った実践的な学びと将来のキャリアを築くためのサポートを行っています。
口コミ、評判はひどいことは無い
ノースアジア大学についての口コミ評判は、一般的に悪くないとされています。
学生や卒業生からのフィードバックによれば、この大学は地元の社会や産業に根ざした教育を提供しており、地域社会との連携が強いことが評価されています。
授業の質や教員の献身的なサポートが特に高く評価されており、学生は自分の専門分野で実践的な知識とスキルを身につけることができると感じています。
しかし、一部では施設の古さや一部の授業内容に対する改善要望も見られます。
学生生活におけるサポートやキャンパスの環境に関する意見は分かれることがあり、これは個々の期待によって大きく左右されるものです。
全体的に見ると、ノースアジア大学はコミュニティに貢献する教育機関としての役割を果たしており、学生にとって価値ある学びの場であると認識されています。
宗教は関係ない:デマに惑わされないで
ノースアジア大学は、その歴史の中で何度か名称を変更しており、これが様々な誤解やデマにつながることがありました。
特に、大学の宗教的な背景に関する誤解が一部で広がっていることがあるものの、実際にはこの大学は宗教とは無関係であり、教育の質と地域社会への貢献に重点を置いています。
裁判で大学側が勝訴しています。
過去には、改名が行われた際に様々な噂が流れ、学校のイメージに影響を与えたことがあります。
しかし、これらの改名は主に教育目標の再編やカリキュラムの更新を明確にするため、またはより広い地域社会へのサービスを反映させるために行われました。
たとえば、秋田経済法科大学からノースアジア大学への改名は、学びの場がアジア全域に関わることを示す意味合いがありました。
改名によって引き起こされる混乱やデマにも関わらず、ノースアジア大学は地元社会からは一貫して支持を受けています。
これは大学が提供する教育の質、学生支援、地域との連携が評価されているためで、宗教や過去の改名が今日の大学の活動に影響を与えているわけではありません。
まとめ:ノースアジア大学はやばいわけでは全くなく、その人次第
ノースアジア大学は、地元秋田を始めとする地方に密着した教育機関として、その就職支援の強さが特に注目されます。
この大学は、学生が学びやすい環境を提供し、特に地元の公共機関や企業との連携を強化しています。
就職率の高さは、学生が真面目に学び、積極的にキャリア支援プログラムに参加することで、さらに向上しています。
具体的には、ノースアジア大学では個別のキャリアカウンセリングやインターンシップの機会が豊富に用意されており、学生は在学中から実践的なスキルを身につけることができます。
また、公務員試験対策の専門クラスが設けられている点も、多くの学生にとって大きな魅力です。
これにより、多くの学生が地元での公務員や優良企業への就職を果たしています。
ノースアジア大学の教育方針は、学生が社会に出て即戦力となるよう導くことにあり、この目的のもとに多岐にわたる支援が行われています。
そのため、学生が学びに真剣に取り組むことができれば、将来的には安定した職を得ることが可能であり、その見返りとして学費以上の価値を見出すことができるでしょう。
これが、ノースアジア大学が学生たちから信頼され、支持される理由です。
秋田市にあるノースアジア大学はキャリア教育に加え、公務員対策講座で学生の就職活動をサポートしています。放課後や昼休みを使って基礎を固める「基礎講座」、独自の試験対策「発展講座」などがあります。https://t.co/6FQgjJz73I
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 14, 2022
- ノースアジア大学は偏差値がBF(ボーダーフリー)であり、一般にFランクとされる
- 地元秋田県では評判の良い大学である
- 地域社会に貢献する人材を育成することに注力している
- 公務員や地元企業への就職が非常に良い
- 法学部は公務員試験の合格者が多く、約14%の学生が公務員として採用される
- 地元の地銀や地域企業への就職実績が特に良い
- 学生は地元企業との連携が深めやすい環境にある
- 地方の学生にとって費用対効果が高い選択肢である
- 地方都市の学生たちに手の届きやすい教育機会を提供している
- 年間の学費は約118万円程度で、一般的な私立大学と同等
- 学費に見合った教育と就職支援が提供される
- 学生からの評判は一般的に良い
- 教員のサポートと授業の質が高く評価されている
- 大学は歴史の中で何度か名称を変更しており、過去に誤解やデマがあった
- 大学は宗教とは無関係であり、教育の質と地域社会への貢献に重点を置いている