足利大学。
栃木県の足利市にある工学部と看護学部の大学です。
短大の募集停止がニュースになりましたが、
大学自体はどうなのでしょうか?
また、進学したら学生にとってどんなメリットがあるのでしょうか?
そのあたりを徹底解説しました。
進路選択の一助になれば幸いです。
ポイント
- 足利大学が「やばい」という噂は誤解であり、大学は健全な状態を維持していること
- 定員割れや学生数の減少がなく、教育の質も高い評価を受けていること
- 看護学部や工学部など、社会的に需要の高い学部が存在し、これらの分野での就職率が高いこと
- 公立化の噂があるが、現時点で具体的な進行はなく、地元との連携が今後の発展の鍵であること
足利大学はやばい?
「足利大学は潰れる?」は誤解:現状では定員割れなどはしていない
現在、足利大学は「短期大学部の募集停止」が話題となっていますが、大学自体は継続しており、定員割れにも陥っていません。
この情報は、多くの関係者や地域住民にとって大変重要なものです。
足利短大が募集を停止するというニュースが伝えられる一方で、足利大学本体は安定した学生数を保ち続けています。
これには、大学が提供する教育の質や学習環境が一定の評価を受けているためと考えられます。
地域社会に根ざした教育プログラムや産業界との連携など、学生にとって魅力的な要素が多数存在するため、学生数の減少は見られていません。
足利大学は工学部と看護学部という手堅い学部構成であり文学部や音楽学部などの大学とは違い需要は堅いと言われています。
短大の募集停止は全国的なトレンドであり、問題は無いと言えるでしょう。
足利大学も公立化?:今のところは噂レベル
昨今、地方の私立大学が公立化する流れが見られます。
高知工科大学や山陽小野田市立東京理科大学などが有名です。
足利大学にも公立化の噂が存在しますが、
現段階ではあくまで噂に過ぎません。
地方の公立大学は学費が高い割に社会的なニーズが高い工学系や看護学系がの大学多いのですが足利大学は条件にあてはまり噂になるのも無理はありません。
ただ、公立化は地方大学にとって多くのメリットをもたらす可能性がありますが、具体的な動きが見られるわけではないのが現状です。
公立化によって、地域の産業や医療にとって大きなメリットになる可能性はあります。
しかし、その過程は複雑で、多くの調整が必要です。
足利大学の場合、地元自治体との連携や合意形成が今後の鍵を握るでしょう。
地方大学の公立化が一つのトレンドとして認識されている中で、足利大学の動向は多くの人々の関心事となっています。
偏差値は35だがFランでは無い
さて、足利大学の偏差値は35とされています。
Fランク大学は偏差値がつかないボーダーフリーの大学を指します。
なので、足利大学はFランクの大学ではありません。
また、足利大学の持つ看護学部や工学部のような専門職を目指す学部では、偏差値よりも実技と資格が重要です。
看護学部の学生は、国家資格である看護師のライセンスを取得することが卒業の大きな目標であり、偏差値はその過程での一つの指標に過ぎません。
看護士や薬剤師さんの学歴を気にする患者さんはいないでしょう。
また、看護学部は養護教諭の資格が取れます。
なので、文系で総合職を目指す場合とは違い偏差値や学歴フィルターはほぼ無関係なのです。
工学部では、具体的な技術や技能を身に付けることが重要であり、これらの技術が就職に直結します。
実際、多くの技術職では、学んだ専門知識と実践能力が求められるため、単に偏差値が高い低いというよりは、どれだけ実務に役立つ技能を持っているかが重視されます。
文系の分野では学歴フィルターが働くこともありますが、技術や専門職の領域ではその傾向はかなり薄れ、能力と実績が評価の中心となります。
ゆえに偏差値や知名度で足利大学を評価するのはあまり意味が無いことだと言えるでしょう。
足利大学の就職先
足利大学の卒業生は、看護士や工学系の専門職として確実に職に就いています。
まず、看護士資格を持つ卒業生には、就職先が不足することはほとんどありません。
これは、看護士としての資格があれば、病院やクリニック、介護施設など多岐にわたる医療・福祉分野での需要が高いためです。
また、工学部の卒業生も、専門的な知識と技能を生かして、製造業やIT企業、建設業など、さまざまな産業で活躍しています。
これらの分野では具体的な技術力が求められるため、足利大学で学んだ専門知識が直接的に役立つのです。
文系の総合職(企画、営業など)とは違い理系の職種は人で不足です。
そのため、足利大学の学生は、資格や実技を生かして幅広い分野での就職が可能となっており、安定した職業基盤を築くことができています。
また、工学部は大学院に進学する人もいます。
名門である東京理科大学の大学院や群馬大学や宇都宮大学の大学院に進学する人もいます。
その場合はさらに就職は良いものとなるでしょう‼
参考:主な就職・進学先
全て見たい方はこちら
東京電力ホールディングス(株)、西日本旅客鉄道(株)、文化シヤッター(株)、(株)日立産機システム、(株)日立パワーソリューションズ、(株)アイダ設計、日本電産サーボ(株)、東武建設(株)栃木県教育委員会、警視庁、東京理科大学大学院、、東洋大学大学院、前橋工科大学大学院、秋田大学大学院、足利大学大学院、宇都宮大学大学院、群馬大学大学院、北陸先端科学技術大学院大学
*看護学部に関しては病院や自治体への就職が自明なので割愛。詳しくはこちら。
看護学部の評判
足利大学の看護学部は、将来の看護師を育成するための質の高い教育と実践的なトレーニングを提供していることで知られています。
学部では、学生たちが実際の医療現場で直面する様々なシチュエーションに対応できるよう、座学のみならず、多くの臨床実習の機会を設けています。
これにより、学生は理論だけでなく実践の知識も深めることができ、即戦力としての能力を身につけます。
また、教員には現役で活躍していた経験豊富な看護師や医療専門家が多く、リアルな医療現場の知識と技術を学生に直接伝えています。
学生からは、教員のアプローチや熱心さ、実習施設の質の高さが高く評価されており、卒業後の就職先でも高い評価を受けています。
このように、足利大学の看護学部は、教育の質の高さと実践的なトレーニングの充実で、多くの看護学生にとって魅力的な選択肢となっています。
国家試験の合格率も95%以上で普段の授業で国家試験の過去問を取り入れているのですごくいいと思います。 口コミサイトより
実習も沢山あり現実的に経験が詰めて授業内容は非常にいいです!
偏差値は低いけれど看護師になる意欲が高い人が集まっていみんな勤勉です。また、養護教諭や保健師も取れるのでみんな選択したりしています。
工学部の評判
足利大学の工学部では、技術革新の最前線に立つことができるような教育が行われていると評価されています。
この学部では、最新の技術動向に基づいたカリキュラムが組まれており、学生は機械工学、電子工学、情報技術など、幅広い分野での深い知識と技術を身に付けることができます。
特にプロジェクトベースの学習が多く導入されており、学生は実際の工業プロジェクトを通じて、問題解決能力やチームワークのスキルを養うことができます。
また、地元企業との連携も積極的に行われており、学生はインターンシップや共同研究を通じて実務経験を積む機会に恵まれています。
このような実践的かつ先進的な教育アプローチが、多くの企業から高く評価されており、卒業生は優れた技術者として多方面で活躍しています。
足利大学工学部の評判は、技術教育の質の高さと産業界との強いつながりによって支えられています。
全体的に良い評価。
だけど工業という少し難しい分野にはなるので、軽い考えや大学で遊ぼう!って考えてるとちょっと地獄を見るかもしれません、、
就職がとても強い、この学校で学べばエンジニアの仕事ができる
とても助かっている
まわりに何も無い。最寄り駅も徒歩30分かかる。しかし、バスが出ているからとりあえずは何とかなる。
先生たちがオススメの就職先や大学院を教えてくれ、サポートしてくれる
学費は高いが私立工学部や私立看護学部の標準的な金額
足利大学の学費が高いと感じるかもしれませんが、実際には私立工学部や看護学部における標準的な金額範囲内です。
教育の質を考慮した場合、専門知識や技術を学ぶための設備投資や施設の維持には相応のコストがかかります。
足利大学では、最新の機器を備えたラボや実習施設を提供しており、これが高い学費の一因となっています。
また、質の高い教員を確保するための人件費も学費に反映されています。これらの投資は、学生が現代の工学や医療分野で求められる高度な技術と知識を習得するために不可欠です。
したがって、足利大学の学費は高いと感じられるかもしれませんが、提供される教育内容と直接関連があり、私立の工学部や看護学部としては標準的な範囲内にあると言えます。
下記の動画はAI、ロボットなどについて学ぶコースについてです。
高度な研究がなされていて実践的な技術を習得できるようです。
まとめ:足利大学はやばい大学では全くない
足利大学は地域社会の産業および医療分野を支える重要な役割を担っています。
この大学は、専門技術者や医療従事者を育成することに特化しており、地元の企業や病院と密接に連携しています。
学生たちは、産業界で実際に求められる技術や、現場で直接活用できる医療知識を学ぶことができ、これが卒業後の地域社会での即戦力となっています。
さらに、足利大学は地域イベントや開発プロジェクトに積極的に参加し、地域の持続可能な発展に貢献しています。
これにより、学生および卒業生は地元の産業を支え、地域医療の向上に寄与しているのです。
このように、足利大学はただの教育機関でなく、地域社会全体の発展を促進する中心的な役割を果たしていると評価されています。
- 足利大学は現在も安定した学生数を維持している
- 短期大学部の募集停止が話題になっているが、大学全体は問題なく継続中
- 定員割れの問題は発生していない
- 教育の質と学習環境が一定の評価を受けている
- 地域社会と産業界との連携が魅力の一つ
- 工学部と看護学部が主な学部で、これらは社会的な需要が高い
- 足利大学の公立化の噂があるものの、現時点では確定情報ではない
- 偏差値は35とされるが、Fランク大学ではない
- 看護学部では国家資格である看護師ライセンスの取得が目標
- 工学部は実技と具体的な技術が就職に直結
- 文系の職に比べ、理系の職種では偏差値が低くても評価されることが多い
- 卒業生は看護士や工学系の専門職として確実に職に就いている
- 主な就職先には東京電力ホールディングス、西日本旅客鉄道などが含まれる
- 地方大学として地域の産業や医療に貢献している
- 地域イベントや開発プロジェクトに積極的に参加し、地元社会に貢献している