愛知県を中心に東海地方で高い評価を受ける愛知大学ですが、東京や関西でいうとどのレベルの大学なのでしょうか?
愛知大学は南愛名中の一角ですが、他の大学に比べてどうなのでしょうか?
愛知大学は公務員などの就職に強いと評判ですが本当でしょうか?
そのあたりについて徹底解説しました。
進路選択の一助になれば幸いです。
ポイント
・東京で言うとどのレベルか?
・関西で言うとどのレベルか?
・愛知大学の就職はどうか?
・愛知大学の評判はどうか?
愛知大学は東京で言うと?
愛知大学は関東で言うと?
愛知大学は関東の大学と比較すると、偏差値的には日東駒専レベルに相当します。
日東駒専とは、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の総称で、これらの大学は中堅私立大学として知られています。
愛知大学の偏差値は約42.5~55.0であり、これは日東駒専とほぼ同じ範囲です。
一方、ブランド力については、東海地区においては愛知大学はMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や成城大学、成蹊大学と同じくらいの評価を受けています。
愛知大学は歴史ある大学であり、特に東海地方では非常に高い評価を受けています。
名古屋駅前にキャンパスがあり、地元の高校生や企業からの信頼も厚いです。
また、公務員や教員を目指す学生へのサポートが充実しており、多くの卒業生が地域社会で活躍しています。
このように、偏差値では日東駒専レベルである一方、ブランド力や社会的評価ではMARCHや成城大学、成蹊大学に匹敵するという点で、愛知大学は非常にバランスの取れた大学と言えるでしょう。
愛知大学は関西でいうと?
同じように愛知大学を関西の大学と比較すると、偏差値的には産近甲龍レベルに相当します。
産近甲龍とは、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の総称で、これらの大学は関西の中堅私立大学として知られています。
愛知大学の偏差値は約42.5~55.0であり、これは産近甲龍とほぼ同等です。
一方、ブランド力においては、愛知大学は関西の関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に匹敵する評価を受けています。
関関同立は、関西の名門私立大学として全国的に高い評価を得ており、愛知大学も東海地区においては地域で高い信頼を得ています。
愛知大学は名古屋市と豊橋市にキャンパスを持ち、地域に根ざした教育を提供しています。
このように、偏差値では産近甲龍レベルである一方、ブランド力や社会的評価では関関同立に匹敵するという点で、愛知大学は非常にバランスの取れた大学であると言えるでしょう。
関西の学生にとっても、愛知大学は魅力的な選択肢となることは間違いありません。
愛知大学のすごいところ:公務員への就職に鬼強い
愛知大学は名古屋のトップ私立大学群「南愛名中」の一角を占めており、そのブランド力は非常に強いです。
特に地元では、愛知大学の卒業生は高く評価され、多くの企業や公的機関において重要な役割を果たしています。
このため、愛知大学の学生は就職に強いとされています。
具体的には、愛知大学の法学部は特に公務員や教職への進路に強く、卒業生の約34%がこれらの職に就いています。
この数字は国公立大学並みの実績であり、公務員試験や教員採用試験においても高い合格率を誇ります。
他の学部も公務員・教員への就職が15%台でありこれも国公立大学並みです。
また、愛知大学は名古屋市内の優良企業とも強固なネットワークを持っており、地元の企業への就職にも非常に有利です。
特に金融関係に愛知大学出身者が多くいることで有名です。
さらに、愛知大学は教育の質も高く、学生に対するサポート体制も充実しています。
キャリアセンターでは、就職活動のサポートやインターンシップの斡旋など、学生のキャリア形成を全力で支援しています。
これらの要素が相まって、愛知大学の卒業生は地元だけでなく、全国的にも高い評価を受けているのです。
参考:主な就職先(公務員を除く)
あいちフィナンシャルグループ、静岡銀行、名古屋銀行、滋賀銀行、東京海上日動、三井住友海上、トヨタ自動車、スズキ、三菱自動車、東京電力、関西電力、JR東海、JR西日本、NTTドコモ、アクセンチュア、三菱電機、カプコン、日本IBM、豊橋信用金庫、岡崎信用金庫、大垣共立銀行、広島銀行、積水ハウスなど
中京大学とどっちがいい?
愛知のトップ私大の南愛名中中では南山大学がトップです。
その次の座を愛知大学と中京大学が争っていると言われています。
結論から言うと、愛知大学と中京大学のどちらが良いかは、それぞれの好みによるところが大きいです。
両大学ともに名古屋を代表する私立大学であり、どちらも高い教育水準と就職実績を誇りますが、特徴や魅力は異なります。
愛知大学は、特に文系学部に強みを持ち、公務員や教職を目指す学生に対するサポートが充実しています。
また、歴史があり、地元企業とのネットワークが強いことから、地域に根ざしたキャリアを築きやすい環境が整っています。
法学部や経済学部などの学部が充実しており、名古屋駅前にキャンパスがあるため、アクセスも非常に便利です。
一方、中京大学は、スポーツ科学や健康科学といった分野で特に評価が高く、スポーツ関連の設備やプログラムが充実しています。
中京大学は推薦入試が多く、多様な学生が集まる環境が魅力です。
キャンパスライフも活気に満ちており、学生の自主性を尊重する風土があります。
また、最新の設備を備えたキャンパスは、学生の学びをサポートする上で非常に有益です。
このように、愛知大学は地元密着型のキャリア形成を重視する学生に向いており、中京大学はスポーツや健康科学に関心がある学生や多様な環境で学びたい学生に適しています。
どちらの大学が自分に合っているかは、将来のキャリアビジョンや学びたい分野、キャンパスライフのスタイルなどを総合的に考慮して決めると良いでしょう。
ちなみに南山大学と比較しても愛知大学に進学する人も多いようです。
評判は悪いことも無い‼
愛知大学の評判は、全体的に悪くないと言えます。
特に地元での評価が高く、地域社会や企業からの信頼も厚いです。
愛知大学は長い歴史を持ち、教育の質の高さや卒業生の実績が評価されています。
具体的には、愛知大学の法学部や経済学部などは、公務員や教職への進路に強く、多くの卒業生が地方自治体や教育機関で活躍しています。
また、地元企業とのネットワークも強固で、卒業生の就職率も高いです。
名古屋キャンパスは名古屋駅から徒歩圏内にあり、アクセスの良さも学生から好評です。
一方で、どの大学にもあるように、個々の講義や教授に対する評価は学生によって異なります。
また、都会に比べて地方大学としての認知度が低い点はデメリットと言えるかもしれません。
しかし、これらは大学全体の評判を大きく損なうものではなく、愛知大学は総じて良い評価を受けています。
校舎が綺麗。
ビルみたいな大学で名古屋駅から歩いて行けるので、アクセス良です。 口コミサイトより
公務員を目指せる講義や、教員免許を目指せるような仕組みがあり、サポートが充実している。
経営学科は就職や進学実績がたかく、有名な企業や有名な大学院へ進むことが出来ます。
また、サポートも手厚く、とてもよい進学をすることが出来ます。
恋愛も自由なのでカップルもたくさんいます。同性愛もちょこちょこいます。
公務員を目指す人が多く、公務員講座や司書や学芸員の資格の講座も多く開かれているのでそういった道を目指す人にはいい環境です。
学費が安いということはない
ネットだと「学費が安い」と出てきます。
しかし、愛知大学の学費は、私立大学の標準レベルであり、特別に安いわけではありません。
学費は、授業料、教育充実費、実習費などに分かれており、これらは大学の教育活動を支えるための重要な費用です。
具体的に、2024年度の入学生の場合、入学金は200,000円、授業料は360,000円から390,000円、教育充実費は100,000円から145,000円程度です。
これらの費用は、一般的な私立大学の水準とほぼ同じで、特に高額でも低額でもありません。
また、学費は春学期と秋学期に分けて納入することになっており、学生や保護者にとって計画的に支払えるよう配慮されています。
さらに、愛知大学では、特定の課程(教職課程や司書課程など)を履修する場合、別途課程料が必要となることもあります。
これらの追加費用も含めると、総合的な学費は他の私立大学と同程度であることがわかります。
このように、愛知大学の学費は特に安くはありませんが、私立大学としては標準的な水準です。
学費に見合った教育やサポートが提供されているため、費用対効果としては適切であると考えられます。
まとめ:愛知大学は東京で言うと日東駒専の偏差値でMARCHのブランドがある大学
愛知大学は東海地方で高いブランド力を誇る大学です。
その理由の一つは、長い歴史と地域社会への貢献です。
愛知大学は1946年の設立以来、多くの優れた人材を輩出してきました。
その結果、地元企業や公共機関からの信頼も厚く、卒業生の就職先も安定しています。
具体的には、愛知大学の卒業生は様々な分野で活躍しています。
例えば、プロ野球選手の岩瀬仁紀さんや、アナウンサーの市脇康平さん、小説家の酒見賢一さんなど、多くの著名なOBがいます。
これらの卒業生は、それぞれの分野で高い評価を受けており、愛知大学のブランド力をさらに高めています。
また、愛知大学の教育体制やサポート体制も充実しています。
公務員や教職を目指す学生への支援が手厚く、実際に多くの卒業生が公務員や教員として活躍しています。
これにより、大学全体の評価が向上し、さらに多くの優秀な学生が集まるようになっています。
このように、愛知大学は東海地方で強いブランド力を持ち、多くの分野で活躍する卒業生を輩出しています。
地元企業や公共機関との強固なネットワークもあり、卒業生の就職先も豊富です。
これからも愛知大学は、地域社会に貢献し続ける存在であり続けるでしょう。
最後に下記に今までの重要事項をまとめます。
偏差値: 日東駒専レベル
ブランド力: 東海地方ではMARCH、成城、成蹊に匹敵
歴史: 1946年設立
キャンパス: 名古屋駅前にもあり、アクセス良好
就職: 公務員、教員に強い(法学部:34%)
その他:
- 地元企業とのネットワークが強い
- 教育の質が高い
- 学生サポートが充実
- キャンパスが綺麗
- 恋愛自由
- 学費は標準的
まとめ: 愛知大学は、偏差値は日東駒専レベルだが、東海地方ではMARCH、成城、成蹊に匹敵するブランド力と歴史を持つ大学。
名古屋駅前にもキャンパスがあり、アクセスも良好だ。公務員や教員を目指す学生に特におすすめ。