スポーツ強豪校として知られる天理高校は、その独特な教育方針や寮生活から、様々な噂が飛び交っています。
「厳しい寮生活」「宗教色が強い」「偏差値は高い?」
果たして天理高校の真実とは? 口コミや評判から、その魅力と実態を探っていきます。
果たして、天理高校はあなたにとって「ヤバい」学校なのか、「最高」の学校なのか?
一緒に見ていきましょう!
ポイント
・天理高校の偏差値や進学実績
・教育の内容について
・寮生活や学費について
・天理高校の出身有名人など
天理高校はやばい?それとも最高?
天理高校の偏差値
天理高校は、学科ごとに偏差値が異なります。
第一部(昼間)の普通科には1類、2類、3類の3つのコースがあり、それぞれに特徴があります。
1類は、一般的な進学コースであり、偏差値は50程度です。
このコースは、基礎学力を重視し、大学進学を目指す生徒が多く集まります。
2類は特別進学コースで、偏差値は59と高く、難関国公立大学や有名私立大学への進学を目指す生徒が在籍します。
2類の生徒は、学業に集中するために厳しいカリキュラムが組まれており、進学実績も非常に高いです。
3類はスポーツ・芸術コースで、偏差値は38程度です。
ここでは、スポーツや芸術の才能を持つ生徒が集まり、その分野での専門的な指導を受けています。
天理高校には全国から生徒が集まり、約半数が寮生活を送っています。
特にスポーツの強豪校として知られており、野球部、柔道部、ラグビー部などは全国大会で優秀な成績を収めています。
このため、スポーツに専念したい生徒にとって魅力的な環境が整っています。
また、進学実績は天理大学に169名。
名古屋大学や北海道大学を始めとした国公立大学に36名。
関関同立に28名、産近甲龍に43名となっています。
天理教以外の人も天理高校には入れる
天理高校は天理教の教義を基にした私立高校ですが、天理教の信者でなくても入学することが可能です。
しかし、入学後には天理教の教えに基づいた教育を受けるため、その点について理解が必要です。
毎朝、全校生徒が集まり、天理教の礼拝を行う「おつとめ」が日課となっています。
このような宗教的な儀式や活動は、天理高校の教育の一環として重要視されています。
そのため、宗教的な教育や行事に抵抗がある場合は、生活において違和感を感じる可能性があります。
また、天理教の信者ランクである「用木」になるための講義を受けることもあります。
このように、天理高校は宗教的な側面が強く、これに共感できない場合はストレスを感じることがあるかもしれません。
天理高校の教育方針や宗教的な活動に理解と共感がある人にとっては、非常に有意義な学校生活を送ることができますが、そうでない人は他の選択肢を検討した方が良いでしょう。
*キリスト教や仏教系の学校でも毎朝ミサがあったり、宗教科目のテストがあったり座禅があったりはあります。
各校によりその度合いが異なりますが。
詳しくはHPの校長先生のご挨拶をご覧ください。
天理高校は有名人を多く輩出も
天理高校は、数多くの有名人を輩出していることでも知られています。
有名人輩出率は全国56位です。
特にスポーツ界では、多くのプロ野球選手やオリンピック選手を輩出しています。
例えば、プロ野球界では門田博光さんや中村奨吾さん、柔道界ではオリンピック金メダリストの野村忠宏さんなどが天理高校の出身です。
このような実績は、天理高校の教育方針と環境によるものと言えるでしょう。
天理高校は、生徒の個性を尊重し、それぞれの才能を最大限に引き出す教育を行っています。
スポーツや芸術に特化した3類では、専門的な指導と充実した設備が提供されており、生徒たちが自分の分野で卓越した技術を身につけることができます。
また、天理高校の寮生活も、生徒の成長に寄与しています。
寮生活を通じて、規律や協調性、自己管理能力を養うことができ、これが将来的な成功に繋がっていると考えられます。
天理高校での経験は、スポーツや芸術だけでなく、人生全般にわたる有益な学びとなっているのです。
参考:出身有名人の一部
名前 | 職業 |
---|---|
村上和雄 | 筑波大学名誉教授 |
左右田稔 | 東建コーポレーション 代表取締役社長兼会長 |
姫野優也 | プロ野球選手 |
穴井隆将 | 柔道家(ロンドン五輪代表) |
中村奨吾 | プロ野球選手 |
田村玲一 | ラグビー選手 |
藤立次郎 | 元野球選手 |
中村良二 | 元野球選手 |
井上大介 | ラグビー選手 |
笹原富美雄 | 柔道家 |
西浦直亨 | プロ野球選手 |
全て見たい方はこちら。
天理高校の寮は厳しい?
天理高校の寮生活は、厳しいことで有名です。
全生徒の半数が寮に住んでおり、厳しい規則の下で共同生活を送っています。
この厳しさは、規律や礼儀を重んじる天理高校の教育方針に基づいています。
例えば、寮生は毎朝の礼拝に参加し、日常生活の中で「ひのきしん」という奉仕活動を行います。
また、シャワーの使用が制限されていたり、先輩の洗濯を手伝うなどのルールもあります。
これらの規則は、生徒たちが自己管理能力や協調性を身につけるためのものです。
一般的に日本全国の学校に寮がありますが、「厳しくない」という評判の寮はほぼ皆無です。
集団生活をするのですから家よりは普通は「きつい」のです。
しかし、この厳しさがあるからこそ、生徒たちは強い意志と自立心を養うことができます。
寮生活を通じて、精神的に強くなるだけでなく、人間関係の構築や自己管理のスキルも身につけることができるのです。
このように、寮生活は厳しいですが、その分得られるものも多く、生徒たちの成長に大いに貢献しています。
初めての寮生活に不安を感じるかもしれませんが、ここで得られる経験は、将来にわたって大きな財産となるでしょう。
おつとめが日課
天理高校では、天理教の教義に基づいた「おつとめ」が日常生活の一部となっています。
毎朝、全校生徒が礼拝場に集まり、一斉に礼拝を行うのが特徴です。
これにより、生徒たちは信仰心を育み、規律や感謝の心を養っています。
繰り返しになりますがこのような宗教教育は、キリスト教系の学校でも見られるものです。
例えば、ミッション系の学校では礼拝や祈りの時間が設けられており、生徒たちは日々の生活の中で宗教的な価値観を学びます。
このように、宗教に基づいた教育は、生徒たちの精神的な成長に寄与する一方で、宗教的な活動に抵抗を感じる人もいるかもしれません。
そのため、天理高校への入学を検討している場合は、自身の宗教観や価値観に合うかどうかを慎重に考えることが重要です。
天理教の教義に基づく学校生活が苦手な人にとっては、天理高校はあまり適していないかもしれません。
学校選びに際しては、自分に合った環境を見つけることが大切です。
学費は安いし寮費も安い
天理高校は、私立高校でありながら学費が比較的安いことで知られています。
初年度の納入金は約68万円であり、他の私立高校と比べても経済的な負担が少ないのが特徴です。
これにより、より多くの家庭が天理高校への入学を検討しやすくなっています。
さらに、天理高校の寮費も他の私立高校と比べて安価です。
寮費は月額8,200円、寮運営費は月額10,000円、食費は男子寮で月額23,400円、女子寮で月額22,000円となっています。
このように、学費だけでなく寮費も抑えられているため、全国から多くの生徒が天理高校に集まります。
学費や寮費の安さは、経済的な理由で私立高校への進学を諦めていた生徒にとって大きな魅力となります。
天理高校では、経済的な負担を軽減しつつ、質の高い教育を提供しているため、多くの生徒が充実した学校生活を送ることができます。
このように、天理高校は経済的な面でも優れた選択肢と言えるでしょう。
天理高校の評判と口コミ
天理高校は、その独自の教育方針と環境から、多くの生徒や保護者に支持されています。
評判や口コミを見てみると、いくつかのポイントが際立っています。
まず、学業と部活動の両立が評価されています。
天理高校は、柔道や野球、吹奏楽などで全国的に高い評価を受けており、生徒たちは高いレベルの指導を受けられることが魅力です。
特にスポーツに力を入れている生徒にとって、恵まれた環境と言えるでしょう。
また、寮生活についての口コミも多く見られます。寮生活は厳しいと感じる生徒もいますが、それが自立心や協調性の育成につながっているとの声も多いです。
親元を離れて生活することで、生徒たちは自己管理能力や人間関係の構築力を磨くことができると評価されています。
一方で、天理教の教義に基づく教育に対しては賛否が分かれます。
毎朝のおつとめや宗教行事への参加が義務付けられているため、信仰に関心のない生徒には負担に感じられることもあります。
これに関しては、事前にしっかりと情報を収集し、自分に合うかどうかを見極めることが重要です。
口コミからは、天理高校が提供する環境や教育方針に共感する生徒にとっては非常に有意義な学校生活を送れるという意見が多く見られます。
一方で、宗教的な要素や厳しい寮生活に適応できない場合は難しいと感じることもあるようです。
まとめ:天理高校は普通にやばい学校ではない
天理高校は、その独特な教育方針と充実した部活動環境で、多くの生徒にとって魅力的な学校です。
特に、スポーツや芸術活動に力を入れたい生徒には最適な環境が整っています。
また、寮生活を通じて自立心や協調性を育むことができる点も大きな特徴です。
しかし、天理教の教義に基づく教育や日常生活の中での宗教行事に抵抗がある人には、天理高校は必ずしも適していないかもしれません。
そのため、入学を検討する際には、事前にしっかりと情報を収集し、自分に合った学校かどうかを見極めることが大切です。
学校見学やオープンスクールに参加することで、実際の校風や環境を直接確認することをお勧めします。
また、疑問点や不安がある場合は、学校に問い合わせをして詳細を確認することも重要です。
こうした事前の準備を通じて、自分に最適な学校選びをすることが、充実した高校生活につながります。
天理高校は、合う人には非常に合う学校です。
自分の興味や価値観に合った学校を選ぶことで、高校生活をより有意義に過ごせるでしょう。
ぜひ、学校見学や問い合わせを通じて、天理高校について詳しく知り、検討してみてください。
最後にまとめますね。
1. 偏差値は普通科で50、2類は難関国公立大学狙いの59
2. スポーツ強豪校:野球、柔道、ラグビーで全国大会常連
3. 寮生活は厳しい:規律、礼拝、奉仕活動が日常
4. 毎朝おつとめ:天理教の礼拝が義務
5. 学費・寮費は比較的安い:経済的な負担軽減
6. 宗教色は強いが、天理教以外でも入学可能
7. 著名人輩出率全国58位:門田博光、中村奨吾など
8. 個性を尊重:才能を最大限に引き出す教育
9. 寮生活で自立心・協調性・自己管理能力を養う
10. 厳しい規則が生徒を強くする:精神力・人間関係構築
11. 宗教教育は賛否両論:事前にしっかりと情報収集
12. 学業と部活動の両立が可能:充実した学校生活
13. 寮生活で自己管理能力・人間関係構築力を磨く
14. 自分に合った学校かどうかを見極めることが重要
15. 学校見学・オープンスクール参加で実際の校風・環境確認