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東大蹴りもいるという気象大学校はどのくらい厳しいの?

「気象予報士の資格が欲しい!」そう思って大学進学を検討している人も多いのではないでしょうか?

実は、気象予報士の資格取得には大学卒業は必須ではありません。

しかし、気象業務に本格的に携わりたい場合は、気象大学校という選択肢があります。

気象大学校は、気象庁の職員を養成する国家公務員大学校です。

給料をもらいながら学べるというメリットがある一方、

東大蹴りもいると言われるほど高い入試の難易度と、

厳しい教育で知られています。

(身分的にも国家公務員なので)

一体、気象大学校はどれほど厳しいのでしょうか?

この記事では、気象大学校の難易度や教育内容、学生生活について詳しく解説します。

プレッシャーに打ち勝ち、国家公務員として成長できるのか?

気象大学校進学を検討している方は必見です!

ポイント

・気象大学校の入試の難易度や内容について

・気象大学校での寮生活について

・気象大学校を卒業した後のその後

・気象大学校での給与などの条件面

目次

気象大学校は給与も出るし厳しい⁉

気象大学校は給料が出るし授業も寮費も無料

気象予報士の資格自体は、どの大学を卒業しても資格試験に合格すれば問題ありません。

しかし、気象関係の仕事を本格的に目指すのであれば、気象大学校に進学するのが最適です。

気象大学校では、国家公務員として給料が支給されるため、経済的な負担が少ないのが大きなメリットです。

授業料や寮費も無料であり、学業に専念できる環境が整っています。

千葉県の柏市にあります。

この点は、一般の大学に比べて大きな魅力と言えるでしょう。

一方で、気象大学校は社会人としての厳しさを学ぶ場でもあります。

国家公務員としての責任感や規律が求められ、学生時代からプロフェッショナルとしての心構えを養うことができます。

この経験は、将来の職業生活において大いに役立つでしょう。

とはいえ、同じ大学校でも防衛大学校や他の大学校に比べると、

厳しさは普通の大学の理系に近いようです。

さらに、気象大学校を卒業すると学士(理学)の資格が授与されます。

これは、他の大学を卒業した場合と同等の学位であり、気象分野での専門知識を証明するものです。

この学位は、気象業務に従事する上で大きな武器となります。

このように、気象大学校は気象関係の仕事を目指す人にとって最適な環境を提供しています。

国家公務員としての給与、授業料や寮費の無料、社会人としての成長機会、

そして学士の資格取得と、多くのメリットがあるため、

気象大学校への進学は多くの人にとって魅力的です。

定員が少なく東大蹴りもいるくらいの難易度

気象大学校の難易度は非常に高く、その定員の少なさが一因となっています。

毎年の募集人数は約15名程度であり、非常に狭き門です。

このため、東大に合格できるレベルの学生が、あえて気象大学校を選ぶ「東大蹴り」のケースも見られます。

気象大学校の入試は、東大や東京工業大学と併願する学生が多く、

その理由は高い学力を持つ学生が多いことにあります。

気象大学校の入試問題は非常に難しく、

特に物理や数学の難易度が高いことで知られています。

このため、他の難関大学と同時に受験を検討する学生が多いのです。

さらに、気象大学校の出身高校を見ると、トップクラスの進学校が並んでいます。

例えば、開成高校や灘高校や筑駒といった、

全国でも最高レベルの高校からの進学者も多く、

彼らの学力の高さが気象大学校の難易度を物語っています。

このような背景から、気象大学校は非常に高い難易度を誇ります。

そのため、受験生には高度な学力とともに、気象業務に対する強い意志と情熱が求められます。

しかし、その難関を突破することで得られる教育と経験は、

将来の気象業務において大きなアドバンテージとなるでしょう。

入試は気象庁の採用試験でもある:入試科目、過去問、学校見学

気象大学校への入学は、気象庁の採用試験として位置づけられています。

つまり、気象大学校に入学することは、将来的に気象庁で働くための第一歩となります。

入試科目は、基礎能力試験、学科試験(多肢選択式・記述式)、作文試験の3つに分かれています。

基礎能力試験では文章理解や数的処理、自然科学などの幅広い知識が求められます。

学科試験では、数学、物理、英語の3科目が問われ、記述式では特に深い理解が求められます。

作文試験では、文章力や課題に対する理解力が評価されます。

過去問の入手は、人事院ホームページの情報公開窓口で開示請求を行うことで可能です。

市販の問題集もありますが、気象大学校および人事院はこれらには関与していません。

過去問を活用して、試験の傾向や難易度を把握することが重要です。

学校見学は、気象大学校の魅力を直接感じる良い機会です。

事前に予約をすることで、学校の雰囲気や施設を実際に見ることができます。

特に、夏のオープンキャンパスや秋の大学祭「紫雲祭」は、気象大学校の学生生活を知る絶好の機会です。

これらのイベントを通じて、気象大学校での生活や学びの環境を体験してみてください。

寮に入るのが必須:優等生揃いでいじめは少ないそう

気象大学校では、原則として全学生が寮に入ることが必須となっています。

これは、学生が学業に集中できる環境を提供するためです。

ただし、特別な事情がある場合には、許可を得て通学することも可能です。

寮生活は基本的に1人1部屋が提供されており、プライバシーが確保されています。

各部屋にはベッド、机、クローゼットが備え付けられており、

快適に過ごせる環境が整っています。

また、自炊場や洗濯場などの共同設備も充実しており、生活に不便はありません。

気象大学校の学生は優秀な人材が揃っているため、

学業に対する意識も高く、いじめの心配はほとんどありません。

学生同士の交流も活発で、互いに助け合いながら生活することができます。

このような環境の中で、強い絆が生まれることも大きな魅力です。

寮生活は共同生活のためのルールもありますが、

基本的には自主性が尊重されています。

学生自治会が運営をサポートしており、

必要に応じてサポートを受けることができます。

新たな人間関係を築き、成長できる場として、

気象大学校の寮生活は非常に有意義なものとなるでしょう。

他の大学校とはかなり違う寮生活ですね。

寮に入らずに通う人もいるようですが。

卒業生の就職先や給料など

気象大学校を卒業した学生は、ほとんどが気象庁で働くことになります。

気象庁本庁や全国各地の気象台に配属され、観測、予報、防災業務に従事します。

これにより、実践的な経験を積みながらキャリアを築くことができます。

気象大学校の卒業生の初任給は約14万円です。

これに加えて、期末手当や勤勉手当が年間で約4.45ヶ月分支給されるため、年間の総収入は約200万円を超えます。

給与の安定性と福利厚生の充実が魅力です。

一部の学生は、卒業後に大学院に進学する道を選びます。

これは気象の研究を深めるためであり、より高度な専門知識を習得することが目的です。

進学を希望する場合、気象庁を退職する必要がありますが、国家公務員としての経験が大きなアドバンテージとなります。

また、勤務を継続しながら自己啓発休業制度を利用して大学院に通う選択肢もあります。

まとめ:気象大学校は東大蹴りの学生たちと給料をもらいながら厳しい研鑽ができる場所

気象大学校は、国家公務員として給与を受け取りながら学べる非常に魅力的な場所です。

この環境は、経済的な負担を軽減し、学業に専念できる大きなメリットを提供します。

一方で、社会人としての責任感や規律も求められるため、厳しい面もあります。

気象大学校の特徴の一つは、少人数制と専任教員の多さです。

定員が約60名と少ないため、学生一人ひとりに対する指導が行き届いています。

教員と学生の距離が近く、個別指導を受ける機会が豊富です。

このような恵まれた環境の中で、学生は専門知識を深め、実践的なスキルを身に付けることができます。

このように、気象大学校は気象に関する高度な教育を受けることができる理想的な環境です。

経済的な支援と充実した指導体制の中で、

将来のキャリアを築くための確かな基盤を作ることができます。

興味を持った方は、ぜひ気象大学校を進学先の一つとして検討してみてください。

最後にまとめますね。

1. 給料をもらいながら学べる

  • 国家公務員として給与支給、授業料・寮費無料

2. 厳しい環境でプロ意識を養う

  • 社会人としての責任感・規律を徹底的に指導

3. 東大蹴りもいる難関大学

  • 毎年の募集人数は約15名程度、高い学力が必要
  • 東大・東京工業大学と併願する学生も多数

4. 全国トップクラスの進学校から多くの合格者

  • 開成高校、灘高校、筑駒など

5. 気象庁採用試験:難関突破で得られる経験

  • 基礎能力試験、学科試験(多肢選択式・記述式)、作文試験

6. 学校見学で魅力を直接体感

  • 夏のオープンキャンパス、秋の大学祭「紫雲祭」がおすすめ

7. 寮生活で仲間と切磋琢磨

  • 原則として全学生寮生活、1人1部屋でプライバシー確保
  • 優秀な学生が多く、いじめは少ない

8. 気象庁への就職がほぼ確約

  • 卒業生は気象庁本庁や全国各地の気象台に配属
  • 初任給は約14万円、年間約200万円を超える収入

9. 研究者への道も

  • 気象庁を退職し、大学院へ進学して研究することも可能

10. 少人数制で充実した指導

  • 定員約60名、教員と学生の距離が近い
  • 個別指導を受ける機会も豊富

11. 専門知識と実践スキルを習得

  • 気象に関する高度な教育を受けられる

12. 経済的な負担を軽減

  • 給与支給、授業料・寮費無料

13. 厳しい環境で成長できる

  • 社会人としての責任感・規律を学ぶ

14. 将来のキャリアを確実なものに

  • 気象庁をはじめ、幅広い分野で活躍できる

15. 気象分野に興味・関心のある人におすすめ

  • やりがいのある仕事で社会に貢献できる

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