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偏差値60の高校で行ける大学はどこ?データで明確に解説

偏差値60の高校からどの大学に進学できるか気になる方へ。

本記事では、日東駒専やMARCH、さらには国立大学への進学者の割合について詳しく解説します。

具体的な進学実績や傾向をデータを元に分析し、偏差値60の高校生にとっての進学先選びの参考になる情報を提供します。

ポイント

  • 偏差値60の高校から進学できる大学の具体的な種類と数
  • 日東駒専やMARCHへの進学者の割合と傾向
  • 国立大学への進学者数や割合
  • 偏差値60と65の高校から難関大学へ進学する可能性

目次

偏差値60の高校からいける大学はどこ?

偏差値60の高校の進学先は日東駒専が多い

結論から言うと、偏差値60の高校の生徒は、真ん中らへんの生徒の多くが日東駒専クラスの大学に進学する傾向があります。

具体的な例として、偏差値60である川越南高校や所沢高校の進学実績を見てみましょう。

まず、川越南高校の進学実績では、2024年度に日東駒専に合格した生徒が190人であり、最も多くの生徒がこのクラスの大学に合格しています。

下記は川越南高校の合格実績です。

生徒数は333人です。

早慶やGMARCHに複数合格している生徒が多いことには注意が必要です。

合格した大学群 合格者数
国公立 23
早慶上理 10
GMARCH 130
成成明学獨国武 103
日東駒専 190
大東亜帝国 186
全大学 1085

所沢高校は合格者数だけでなく入学者数も表記しています。

実際に見てみましょう。

所沢高校の生徒数は360人です。

大学群 入学者数
国公立 14
早慶上理 11
GMARCH 46
成成明学獨国武 36
日東駒専 53
大東亜帝国 25

所沢高校でも日東駒専への合格者が53人となっており、日東駒専クラスが進学先として最も多くなっています。

これは、高校受験の偏差値60が大学受験では偏差値50程度に相当するためです。

大学受験をする生徒は全体の55%程度に限られるからです。

なので、高校偏差値60くらいが大学受験だと50になるわけです。

これらの理由から、偏差値60の高校では日東駒専クラスの大学が進学先として最も多くなっているのです。

偏差値60の高校から難関大学に行く割合

偏差値60の高校から難関大学へ進学する生徒は上位2割から3割程度です。

ここで、MARCH以上を難関大学と定義します。

あらためて所沢高校の入学者数を見てみましょう。

大学群 入学者数
国公立 14
早慶上理 11
GMARCH 46
成成明学獨国武 36
日東駒専 53
大東亜帝国 25

偏差値60の所沢高校ではGMARCH以上に入学した生徒が71人。

全体生徒数が360人ですので約2割です。

一方、早慶のようなさらに難関な大学に合格する生徒はほんの一握りです。

所沢高校では早慶上理は11人でしたが早慶は7人でした。

これらの生徒は特に優秀で、偏差値60の高校の中でもトップクラスの成績を持っています。

このように、偏差値60の高校から難関大学へ進学する生徒は全体の上位層に限られており、MARCH以上の大学に進学する生徒は上位2割から3割、

早慶上理へ進学する生徒はさらに少数であることがわかります。

 

さらに東京都の南平高校の入学者数を見てみましょう。

南平高校は偏差値62ですが、

入学者数を記載している高校が貴重なので引用します。

生徒数は310人です。

計算すると南平高校はGMARCH以上が32%。

やはり偏差値60高校からGMARCH以上はやはり2割から3割くらいだと言えますね。

大学群 入学者数
国公立 15
早慶上理 7
GMARCH 79
成成明学獨国武 19
日東駒専 46
大東亜帝国 8

 

偏差値60の高校から国立大学に行く人は首都圏ではかなり少ない

偏差値60の高校から国立大学に進学する生徒は、首都圏ではかなり少ないです。

具体的には、15人前後の生徒が国立大学に進学する傾向があります。

川越南高校も所沢高校も南平高校も国公立大学の合格者数は15人前後でした。

合格大学には東京都立大学、埼玉大学、千葉大学などが挙げられます。

北海道大学や筑波大学などにも合格しています。

これらの大学は、いわゆる金岡千広(神戸大学、岡山大学、千葉大学、広島大学)や5S(新潟大学、静岡大学、信州大学、滋賀大学、埼玉大学)といわれるレベルの大学です。

何年かに一度旧帝大レベルの合格が出るという感じでしょう。

このように、偏差値60の高校では、国立大学に進学する生徒は全体の中でも少数派となっています。

そのため、国立大学進学を目指す生徒にとっては、

目指すことが難しい環境であることがわかります。

偏差値60の高校から国立大学や公立大学に行く人は地方だと多い

一方で、地方の偏差値60の高校からは、国立大学や公立大学に進学する生徒が多いです。

例えば、新潟江南高校では、2023年度に旧帝大+一工に合格した生徒が2人、

その他の国立大学に合格した生徒が80人、早慶上理に合格した生徒が2人、MARCHに合格した生徒が22人でした。

この学校では、新潟大学や新潟県立大学などの地元の国公立大学に進学する生徒が多い傾向にあります。

また、福岡県の小倉西高校では、2023年度に旧帝大+一工に合格した生徒が2人、

その他の国立大学に合格した生徒が20人、関関同立に合格した生徒が8人でした。

その他にも、公立の北九州市立大学や私立の福岡大学に進学する生徒が多いです。

地元の公立大学や私立大学がボリュームゾーンですね。

これらの高校では、地元の大学への進学が一般的であり、地域に根ざした教育環境が整っています。

このように、地方の高校では国立大学や公立大学への進学者が多い傾向があり、

地域の特性が進学先の選択に影響を与えていることがわかります。

結論:偏差値60の高校からいける大学は早慶や旧帝

偏差値60の高校から早慶や旧帝大に進学することは非常に難しいですが、

上位10番くらいの成績を持つ生徒であれば、その可能性があります。

これらの大学は難関であり、特に早慶や旧帝大といったトップクラスの大学は、学力だけでなく、受験戦略やモチベーションの高さが求められます。

一方で、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)の大学には、かなり頑張れば進学することが可能です。

2割か3割くらいの生徒がMARCH以上に入学できるようです。

実際、川越南高校や所沢高校などの偏差値60の高校でも、毎年一定数の生徒がMARCHに合格しています。

これらの生徒は、日々の学習に加え、受験対策にしっかりと取り組んでいることが多いです。

したがって、偏差値60の高校からでも、努力次第で難関大学に進学することは十分に可能です。

早稲田大学大隈講堂

偏差値60の高校から行ける大学(関西エリア)

関西地域の偏差値60の高校、例えば大阪の牧野高校では、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)に進学する生徒が多いです。

牧野高校の進学実績を見ると、一人で複数の大学に合格している生徒が多いことを考慮すると、およそ100人前後が関関同立に進学していると推測されます。

関東圏のMARCHよりも関西圏の関関同立のほうが偏差値が下がっています。

人口規模が違う関西圏のほうが少子化の影響を強く受けているようです。

さらに、産近甲龍が多くの生徒にとって進学先のボリュームゾーンとなっています。

一方、大阪の市岡高校では、国立大学に進学する生徒も少数ながらいます。

具体的には、大阪大学や神戸大学にそれぞれ1人ずつ進学しており、和歌山大学などの国立大学への進学も見られます。

ただし、関関同立や産近甲龍が進学先として多く選ばれる傾向があります。

さらに、摂神追桃(摂南大学、追手門学院大学、桃山学院大学、神戸学院大学)なども進学先として見られ、関関同立よりもやや偏差値が低い大学が多くの生徒の進学先となっています。

このように、関西地域の偏差値60の高校では、主に関関同立や産近甲龍への進学が多く、国立大学への進学も一定数見られます。

関西圏の偏差値60高校は3割~4割が関関同立以上に進学できているようです。

進学先の選択は生徒の学力や志向によって異なりますが、幅広い選択肢があることが特徴です。

偏差値65の高校から行ける大学:旧帝や東大すらあらわれる

さて偏差値65の高校も見てみましょう。

このクラスになると旧帝大や東京大学に進学する生徒も現れます。

具体的な例として、川口北高校熊谷高校を挙げることができます。

これらの高校では、それなりに上位の成績を持つ生徒が旧帝大や早慶に進学することが現実的となっています。

例えば、川口北高校では2023年度に旧帝大+一工に3人、

早慶上理ICUに43人が合格しています。

また、熊谷高校では同じ年度に旧帝大+一工に8人、

早慶上理ICUに53人が合格しています。

川口北高校は生徒数330人で熊谷高校は生徒数270人です。

このように、偏差値65の高校では、旧帝大や早慶に進学する生徒の割合が増加しています。

複数合格していることを考えると1割前後が早慶上理以上に合格していると言えるでしょう。

さらに、MARCHへの進学も顕著です。

川口北高校では215人、熊谷高校では168人の生徒がMARCHに合格しており、

偏差値65クラスになると5割前後の生徒がMARCH以上の難関大学に進学していると言えるでしょう。

 

まとめ:高校偏差値60からいける大学は狭き門だが旧帝や早慶

高校偏差値60からいける大学は狭き門ですが、

旧帝大や早慶、MARCH、関関同立、地方国立大学などに進学することは可能です。

実際に、川越南高校や所沢高校の進学実績を見ても、上位の生徒がこれらの大学に進学しています。

特に、日東駒専や大東亜帝国クラスの大学への進学も多く見られますが、

努力次第でMARCHや地方国立大学への道も開けます。

さらに、偏差値65の高校になると、進学先の選択肢はさらに広がります。

川口北高校や熊谷高校では、旧帝大や早慶への進学が現実的となり、MARCHへの進学者も多く見られます。

このように、高校の偏差値が高くなるほど、難関大学への進学の可能性が高まります。

高校受験を頑張るか、大学受験を頑張るかの選択が重要です。

高校での成績が良ければ、大学受験で有利に働くため、早い段階からしっかりと勉強に取り組むことが大切です。

高校受験や大学受験での努力が将来の進学先を広げる鍵となります。

最後にまとめますね。

  • 偏差値60の高校からは日東駒専への進学者が多い
  • 川越南高校では2024年度に日東駒専に190人が合格
  • 所沢高校では日東駒専への入学者が53人
  • 偏差値60の高校の生徒の約2割がGMARCH以上に進学
  • 所沢高校ではGMARCHへの入学者が46人
  • 南平高校では生徒数310人中GMARCH以上が32%
  • 国公立大学への進学者は偏差値60の高校では少ない
  • 川越南高校や所沢高校では国公立大学への進学者が15人前後
  • 地方の偏差値60の高校では国公立大学進学者が多い
  • 新潟江南高校では2023年度に国公立大学合格者が80人
  • 偏差値65の高校では旧帝大や早慶に進学する生徒もいる
  • 川口北高校では旧帝大+一工に3人、早慶上理ICUに43人が合格
  • 熊谷高校では旧帝大+一工に8人、早慶上理ICUに53人が合格
  • 関西の偏差値60の高校では関関同立への進学者が多い
  • 牧野高校では関関同立に進学する生徒が多い
  • 偏差値60の高校の生徒は努力次第で難関大学への進学が可能

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