世の中には現役で大学に進学する人もいれば、一度や二度ではなく、三度の浪人を経験する人もいます。
この状況は、不安や焦りを生み出し、未来に対する恐怖を感じさせることもあるでしょう。中には「もう人生終わりだ」と思う方もいるかもしれません。
しかし、本当に三浪が人生の終わりを意味するのでしょうか?
この記事では、「三浪 人生終了」と検索しているあなたに向けて、その理由と、三浪することのメリットとデメリット、そして就活で三浪を乗り越える方法について解説していきます。
三浪が本当に人生終了なのか、それとも新たな始まりなのか、その答えを一緒に探してみましょう。
ポイント
- 三浪が人生終了と言われる理由
- 三浪することのメリットとデメリット
- 三浪を抜け出すための具体的な方法
- 三浪後の受験成功と就職活動の成功について
三浪は人生終了なのか?
大学に現役で合格する人もいますが、中には一浪、二浪、三浪と何年も大学受験に合格することができず、燻り続けている…なんて方もいるでしょう。
また、三浪までしてしまうと、この先の受験合格の道も見えず、人生が終わったように感じる方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、三浪が人生終了と言われてしまう理由や、三浪することのメリット・デメリットなどについて解説していきます。
三浪が人生終了といわれる理由
三浪が人生終了と言われる理由はどこにあるのでしょうか。
漠然と周りに置いて行かれてしまうという焦りや不安からそのように感じる人も多いでしょう。仕方のないことではありますが、三浪してしまうと周りより卒業や就職が遅れてしまいます。
また、自分自身の就職にも影響が出てしまう可能性はあります。
そのため、順調に大学受験合格、卒業、就職と進んできた人にとって三浪してしまった人は人生終了しているように見えてしまうのでしょう。
三浪のメリット
ここからは、三浪することによるメリットについて解説していきます。三浪するといいことがない、と思っている方は、三浪する事のメリットにも目を向けてみてくださいね。
志望大学を目指せる
1つ目は、志望大学を目指せると言うことです。仮に浪人しなかった場合、自分の志望していた大学とは違う大学に通っていたかもしれませんよね。
もしかしたら志望大学とは違っても十分に楽しむことはできるかもしれませんが、せっかく受験するのであれば志望した大学に入れるのが一番ですよね。
そのため、浪人することで、志望大学ではない大学に入学することなく、自分の志望した大学を目指すことができます。
忍耐力・精神力が身に付く
2つ目は、忍耐力・精神力が身に付くということです。三浪するということは、現役で合格した人より3年多く勉強しているということになります。
多くの人は、受験勉強は辛いと感じるのではないでしょうか。第一志望校ではなかったけれど受験勉強をこれ以上続けたくないという理由で妥協した第二志望、第三志望の大学に入学する人もいます。
ですが、三浪生はそれを乗り越え三年間勉強し続けているわけですから、自ずと忍耐力や精神力が身に付くでしょう。
三浪のデメリット
先ほどは三浪するメリットについて解説しました。
しかし残念ながら三浪することによって、デメリットも発生してきます。ここでは三浪したことによるデメリットについて解説していきます。
コンプレックスを感じる
1つ目はコンプレックスを感じてしまうということです。三浪していると、周りに比べて先に進むのが3年ほど遅くなってしまいます。
それ自体は仕方のないことではありますが、周りから遅れてしまっているということに対してコンプレックスを感じてしまう人もいるでしょう。
また、予備校に行っていても、翌年大学に入学したとしても基本的に周りは年下ですから、その点においてコンプレックスを感じてしまうのです。
お金がかかる
2つ目はお金がかかるということです。自宅浪人であれば予備校の費用などはかかりませんが、参考書や模試などの費用はかかってきてしまいます。
予備校に通って勉強するのであれば、予備校費用や参考書、行き帰りの交通費など、自宅での勉強以上にさまざまなお金がかかってきてしまいます。
志望大学に合格できるかわからない
3つ目は志望大学に合格できるかわからないということです。浪人していると、現役時代と違い勉強以外にやることはありませんから合格率も上がるかと思います。
しかし、自分が志望している大学に受かるかどうかの絶対的な保証はないですよね。また、そのことから大学に合格できるかわからないというプレッシャーを感じる人もいるかもしれません。
プレッシャーなども相まって志望大学に必ず合格できる保証がないのは三浪のデメリットと言えるでしょう。
三浪を抜ける方法は?
このまま三浪でい続けたいと思う人はあまりいないのではないかと思います。
ですが、どのようにしたら三浪を抜けられるのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ここでは三浪を抜ける方法について解説していきます。
勉強方法を見直す
1つ目は勉強方法を見直すことです。中学・高校・浪人時代と長い間勉強していく中でだんだんと勉強方法は確立されていきますよね。
ですが、その勉強方法で三浪してしまっているのは変えられない事実です。そこで手始めに勉強方法を見直してみましょう。
志望校を受験するにあたって不必要な勉強をしていないか、逆に必要だったのに漏れていた分野はないか、など、一度立ち止まって確認してみましょう。
自分1人で厳しいのであれば予備校の先生に手伝ってもらうのもいいかもしれませんね。
強すぎるこだわりやプライドは捨てる
2つ目は強すぎるこだわりは捨てるということです。「勉強方法を見直す」のところでも述べたとおり、今までのやり方に固執してしまうとうまく行かない場合があります。
また、志望校に関しても、こだわり強く同じ志望校を目指し続けるのもいいですが、他の大学をみてみるのも良いかもしれません。
自分の得意分野を活かした受験方式を選べる大学が見つかるかもしれませんし、大学自体も志望大学よりも自分の望むことができる大学が見つかるかもしれませんよ。
落ちた原因を探す
3つ目は落ちた原因を探すことです。ここでいう「落ちる」はもちろん大学受験についてですが、なぜ落ちたのかわかっていなければこの先も落ち続けてしまいます。
考えているよ、という人もいるかも知れませんね。では、その結論は正しいのか、自分1人ではなく他者にも聞いてみましょう。
その上で、「勉強方法の見直し」と合わせて再度振り返ってみると良いでしょう。
三浪でも受験に成功する方法
三浪でも受験に合格するにはどうしたら良いのでしょうか?ここでは2つ解説していきます。
志望校特化の予備校に通う
1つ目は志望校特化の予備校に通うことです。早慶上智やGMARCHなど、特に難関大学と呼ばれる大学に対しては、その大学に特化したカリキュラムを組んでいる予備校もあるでしょう。
独学や、通常通りのカリキュラムの組まれている予備校では追いつけないと思ったら、そのような予備校を探してみるのも手段の1つと言えます。
しかしあくまで予備校はフォローをしてくれるところですので、自学自習は劣らず、効率よく勉強を進めていくようにしましょう。
志望校合格への強い意志をもつ
2つ目は、志望校合格への強い意志を持つことです。
先ほど志望校を変えることもお話ししましたが、それも考えた上で志望校を固めたら、最後は合格への強い意志を持って受験勉強に取り組みましょう。
また、今年で最後の受験にするなど、決め事を作って受験に臨むのも良いでしょう。目標をあらためて強く意識するだけでも、勉強に対する意識や姿勢が変わるかもしれません。
三浪だと就活はどうなる?人生終了?
大手企業への就職は年齢で厳しい場合も
就活において募集要項に年齢制限がある場合があります。大卒以上とか高卒以上とかだけで、全く記載がない場合もあります。
選択肢が狭まることはありえます。しかし、どの道一社しか入社できません。
なので、条件に合う優良企業に就職すれば問題ないでしょう。
就活の戦略が必要
三浪以上の場合は就活の戦略が特に必要です。まず、就活では志望動機と自己PRを聞かれます。
そこで自己PR(学生時代に特に力を入れたこと)を準備することが必要です。具体的には学生時代に何かに力を入れておくことが大事です。
サークル活動や部活であったり、インターンシップであったり。
そのうえで浪人経験をポジティブにとらえて面接官にプレゼンすることが大事です。
3浪するということは「諦めない心」があったり「強固な信念」や「粘り強い達成心」や「立ち上がり続けるメンタル」があったりするわけです。
プレゼンの仕方によっては大変魅力的な人事だと言えます。
三浪でも有名企業や一流企業に就職している人の手記などはありますので見てみてください。
また、大学や民間の就活支援などのサービスを利用するのも良いでしょう。
まとめ:三浪だと人生終了なのか?
ここまで三浪は人生終了なのか?について解説していきました。
✔︎三浪はなぜ人生終了と言われるのか?
✔︎三浪するメリット
✔︎三浪するデメリット
✔︎三浪脱出の方法
✔︎三浪が受験成功するための方法
三浪してしまうデメリットもありますが、メリットもあるということ、また、三浪したからと言って決して人生が終了するということはないことを頭におきつつ、受験勉強頑張って下さい
- 三浪は人生終了と言われることがある
- 周囲に比べて卒業や就職が遅れる不安が主な理由
- 志望大学を目指せるのが三浪のメリット
- 忍耐力や精神力の向上が期待できる
- コンプレックスや経済的負担が三浪のデメリット
- 志望大学に合格できるかの不確実性
- 勉強方法の見直しが三浪脱出の一手
- 強すぎるこだわりを捨てるべき
- 不合格の原因を探求する
- 志望校特化の予備校への通学を検討
- 強い合格への意志を持つことが重要
- 大手企業への就職は年齢で難しくなる可能性
- 就活戦略と自己PRの準備が必要
- 三浪経験をポジティブに面接でアピール
- 有名企業への就職例も存在する