東京都品川区に位置する香蘭女学校は、1888年創立の長い歴史を持つキリスト教系ミッションスクールだ。
その教育理念は「祈りのうちに自らを育む」という言葉に象徴されるように、精神面の育成に重きを置いている。
実際、立教大学への進学が保証されており、のびのびと青春を過ごせるということで評判は非常に良い。
一方、近年では国際的な視野を養うプログラムやICT教育にも力を入れており、伝統と革新を融合した教育スタイルが注目を集めている。
しかし、そんな名門校にも、近年「評判が悪い」という噂が囁かれている。
一体、その真相はどこにあるのだろうか?
結論から言ってしまうと「事件」や「パワハラ」などは事実無根なようです。
それなりに調べたのと教え子にも聞きましたが「無い」とのことです。
本記事では、香蘭女学校の偏差値上昇の背景を探ると同時に、学校について深く掘り下げていく。
ポイント
- 香蘭女学校の偏差値上昇の理由と進学実績
- 立教大学への内部進学の権利がほぼ100%であること
- 香蘭女学校でいじめがほとんどない安心できる環境
- 有名人を輩出する学校の伝統と教育方針
香蘭女学校は評判悪い?⇒かなり評判が良く偏差値も上昇中
香蘭女学校は立教大学への内部進学の権利がほぼ100%になり偏差値上昇
香蘭女学校では、2023年に立教大学への内部進学の権利がほぼ100%となったことを発表しました。
毎年の卒業生数が170名のうちの160名ですからほぼ100%です。
東大や早慶などに進学する生徒も多いからです。
これにより、偏差値がさらに上昇し、受験生や保護者からの注目度が高まっています。
偏差値は首都圏模試センターで68~72です。
内部進学がほぼ保証されていることは、生徒にとって大きな安心材料です。
立教大学は多くの生徒にとって魅力的な進学先であり、内部進学の確約は勉強へのモチベーションを高める要素となります。
そして、安心して青春の大事な時期を充実して過ごすことができるのです。
このように、香蘭女学校の偏差値上昇は、立教大学への内部進学権利の充実が大きな要因です。
多くの受験生がこの制度に魅力を感じ、志望する傾向にありますが、それに伴う課題にも対応が求められます。
【中学受験】日能研偏差値変化(2017→2024)(偏差値を伸ばした学校)
青学ルーテル(32→49)
三田国際(40→53)
広尾学園(54→63)
大宮開成(46→55)
安田学園(40→49)
芝浦工大附属(46→55)
横浜サイフロ(52→60)
香蘭女学校(49→57)
東洋大京北(40→48)
渋谷教育学園渋谷(61→68)
相模原中教(53→60)…— じゅそうけん (@jyusouken_jp) October 24, 2023
進学実績:東大などの国公立や早慶へも進学
香蘭女学校の進学実績は非常に多様です。
立教大学への進学率は高く、ほぼ100%の内部進学の権利がありますが、実際に進学するのは6割弱にとどまっています。
この理由は、東大や国公立大学、早慶などの難関校に挑戦する生徒が少なからずいるためです。
また、看護の名門聖路加国際大学とも高大連携を結んでいます。
他にも慶應、ICU、青山学院、東京理科大などの指定校推薦枠もありません。
これらの生徒は、より高い学びの場を求めて、自らの力で進学先を選んでいます。
一方で、立教大学への進学を選ぶ生徒は、安定した環境の中で学業に専念できることを重視しています。
内部進学が保証されていることで、高校生活を充実させることができるため、非常に魅力的です。
進学実績が示すように、香蘭女学校は多様な進路選択が可能な環境を提供しています。
生徒は自分の希望に応じた進路を選びやすく、それぞれが自らの目標に向かって努力しています。
この柔軟性が、香蘭女学校の大きな魅力の一つとなっています。
長い伝統があり黒柳徹子などの有名人を輩出
香蘭女学校は、数々の有名人を輩出していることで知られています。
その中でも特に有名なのが、黒柳徹子さんです。
彼女は、日本のテレビ界や文学界で活躍し、多くの人に愛されています。
このような卒業生の存在は、在校生にとっても大きな励みとなります。
香蘭女学校は、個性を大切にする校風があり、芸術や文化活動を積極的に支援しています。
これにより、生徒たちは自分の才能を伸ばす機会を得て、様々な分野で活躍する基礎を築くことができるのです。
この環境が、多くの有名人を輩出する土壌となっています。
女優の大塚寧々さんも香蘭出身ですね。
さらに、学校の伝統や教育方針が、社会に貢献できる人材を育成することを重視しています。
このように、香蘭女学校は、有名人を輩出するだけでなく、社会に影響を与える多様な人材を育てる場としても高い評価を受けています。
香蘭女学校のクリアファイル、素敵ですね。 pic.twitter.com/oaIa6J0DBx
— 矢野耕平 (@campus_yano) November 20, 2023
いじめはほぼ無い
香蘭女学校では、いじめがほとんどないことが特長です。
この点は、学校にとって非常に重要であり、生徒や保護者からの信頼につながっています。
いじめは、学校の雰囲気や生徒の成長に悪影響を及ぼすため、香蘭女学校では早期発見と対策に力を入れています。
具体的には、教師と生徒のコミュニケーションを重視し、日常的に相談しやすい環境を整えています。
いじめがあるような学校は口コミサイトにいじめについての匿名の話が多いのです。
香蘭女学校ではほぼ聞きません。
また、キリスト教の教えに基づく道徳教育が、生徒同士の思いやりや尊重の精神を育んでいます。
これにより、生徒間のトラブルが未然に防がれ、安心して学べる環境が保たれています。
このように、いじめがない環境を維持することは、香蘭女学校にとって死活問題です。
学校は、生徒一人ひとりが安心して成長できる場所であることを大切にし、引き続き全力で取り組んでいきます。
また、ネット上では「事件」「パワハラ」などのワードが出てきますが、探しても事実は全く出てきません。
教え子にも確認しましたが「知らない」とのこと。
事実無根なようです。
お金持ち家庭のお嬢様が多い?
香蘭女学校は、東京都品川区という比較的裕福な地域に位置しています。
そのため、経済的に恵まれた家庭の生徒も多く見受けられます。
しかし、普通の家庭の生徒も多く在籍しており、多様なバックグラウンドの生徒が集まっています。
このバランスの取れた環境が、生徒たちの成長に寄与しています。
学校生活において、お金持ちの家庭の存在が過ごしにくさを生むことはありません。
なぜなら、学校では生徒一人ひとりの個性を尊重し、家庭の経済状況に関わらず、平等に接する方針が貫かれているからです。
教師陣も生徒同士の交流を促進し、経済的背景が原因で孤立することのないよう配慮しています。
このような環境から、生徒たちは互いの違いを理解し尊重し合うことを学んでいます。
したがって、香蘭女学校ではお金持ちかどうかに関わらず、安心して充実した学校生活を送ることができます。
香蘭女学校の評判や口コミ
香蘭女学校の評判は、在校生や卒業生、保護者から非常に高いものがあります。
多くの口コミでは、アットホームな雰囲気や、教師の手厚いサポートが評価されています。
特に、キリスト教に基づいた教育が、生徒たちの心の成長に寄与しているとの声が多いです。
学習面においては、放課後の自習室の利用や、補習の機会が充実しているため、生徒たちは自ら学ぶ姿勢を養うことができます。
また、立教大学への進学率が高いことから、進学実績においても良好な評価を得ています。
ただし、部活動に関しては、やや活動が少ないとの意見もあり、この点については改善の余地があるかもしれません。
総じて、香蘭女学校は、生徒がのびのびと過ごせる環境を提供しており、保護者からも安心して子供を任せられる学校として高い信頼を得ています。
口コミを通じて、その評判の高さが伺える学校です。
のんびり学生生活を謳歌できます!女子校楽しいです!
迷ったら受けてみてください! 口コミサイトより
誰にでも居場所があるいい学校だと思います。先生たちも手厚く優しいです。真面目とおしゃれが両立できます。
比較的おっとりとした性格の生徒が多く、気が強くイジメキャラの生徒自体が少ないです。
基本的にのんびりしている学校です
面倒見もよく、ためになっています
先生との距離も近く楽しい学校生活を送っています
本日は香蘭女学校の入試広報室長・桜井千枝先生をスタジオキャンパス自由が丘校にお招きしました。香蘭の在校生たちは「真面目に、のんびりと」学校生活を過ごすとのこと。立教大学の推薦枠が学年人数に相当する数を確保できたのも、大学側からその真面目さが評価された結果なのでしょう。 pic.twitter.com/74MEmV6Zi8
— 矢野耕平 (@campus_yano) November 20, 2023
まとめ:香蘭女学校は評判が悪いことは全くない
香蘭女学校は、生徒がのびのびと過ごせる環境を提供することで人気を集めています。
特に立教大学への推薦枠が多く、大学受験のプレッシャーから解放され、充実した学校生活を送ることが可能です。
このような進学制度は、生徒に余裕をもたらし、学業以外の活動にも力を入れることを可能にしています。
さらに、学校の教育方針は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、心の成長を重視しています。
アットホームな雰囲気の中で、生徒たちは互いに協力し合いながら学び、友情を育むことができます。
また、キリスト教に基づく教育が、道徳心や他者への思いやりを育て、精神的にも豊かな人間を育成しています。
このように、香蘭女学校は、学びと心の成長の両立を実現し、生徒が自分らしさを大切にしながら成長できる場を提供しています。
そのため、大学受験をあまり気にせずに過ごしたいと考える生徒や保護者から、広く支持されているのです。
- 立教大学への内部進学の権利がほぼ100%である
- 毎年の卒業生数170名のうち約160名が内部進学を選ぶ
- 東大や早慶などにも多くの生徒が進学している
- 偏差値は首都圏模試センターで68~72である
- 内部進学の保証が生徒に大きな安心材料となっている
- 生徒が安心して青春を充実して過ごせる環境である
- 立教大学への進学権利が偏差値上昇の要因である
- 進学実績が多様で東大や国公立、早慶への進学も多い
- 聖路加国際大学とも高大連携を結んでいる
- 有名人を輩出しており、黒柳徹子などがその一例である
- いじめがほとんどない学校である
- 経済的に多様なバックグラウンドの生徒が在籍している
- アットホームな雰囲気と教師の手厚いサポートが評価されている
- 放課後の自習室や補習が充実している
- 口コミでも評判が非常に高く、のびのびと過ごせる環境である