国際的な環境と充実した教育で知られる立命館アジア太平洋大学(APU)。
しかし、その評判は必ずしも良いばかりではありません。
「学費が高い」「山奥にある」「授業が難しい」など、様々な声も聞かれます。
果たして、これらの評判は本当なのでしょうか?
この記事では、APUの評判について現役学生や卒業生の声を交えながら、徹底検証していきます。
APUへの進学を検討している方はもちろん、大学選びに迷っている方にも必見の内容です。
結論から言うと、評判は全く悪くはありません。
ただし、合う・合わないが分かれる大学ではあると思います。
よく研究して充実した大学生活を送っていただければと!
ポイント
・立命館アジア太平洋大学の特徴や偏差値
・学費や寮の費用や立地など
・抜群の就職実績
・評判や口コミなど
立命館アジア太平洋大学は評判悪い?恥ずかしい?
そもそもの話:立命館アジア太平洋大学と立命館大学の違い
立命館アジア太平洋大学(APU)と立命館大学は、同じ立命館系列の大学ですが、そのコンセプトや構成には大きな違いがあります。
APUは国際性を重視した大学であり、立命館大学は伝統的な学術教育を提供する総合大学です。
まず、APUの最大の特徴は、国際色豊かな環境です。
学生の約半数が留学生であり、外国人教員も多数在籍しています。
このため、APUでは多様な文化や価値観に触れることができ、国際的な視野を広げる機会が豊富です。
講義も日本語と英語の両方で行われており、バイリンガル教育が推進されています。
大分県別府市の山の上にあり(別府駅からバスで40分程度)、そこで多国籍な学生が活発な学びを繰り広げています。
ほとんどが九州以外の出身です。
一方、立命館大学は多くの学部を持つ総合大学であり、日本国内外で高い評価を得ています。
こちらも留学生を受け入れていますが、その割合はAPUほど高くありません。
立命館大学は伝統的な学問分野を重視しており、幅広い専門分野で高度な教育を提供しています。
キャンパスも京都や大阪、滋賀県に複数あり、各キャンパスごとに異なる特色があります。
このように、APUは国際性と多文化共生を重視し、立命館大学は幅広い学問領域での専門教育を提供するという違いがあります。
留学生や外国人教員の多さに関しては、APUが際立っており、グローバルな環境で学びたい学生には最適な選択肢となります。
3つの学部があるの偏差値と学びの特徴
立命館アジア太平洋大学(APU)には、アジア太平洋学部、国際経営学部、そして、観光学部の3つの学部があります。
それぞれの学部は異なる特徴を持ち、学生に多様な学びの機会を提供しています。
アジア太平洋学部は、文化・社会・国際関係・環境開発など、幅広い分野をカバーしています。
偏差値は52 – 55程度で、国際性に富んだ教育が行われており、学生は多様なバックグラウンドを持つクラスメートとともに学びます。
ここでは、異なる文化や社会の理解を深め、国際的な課題に取り組むスキルを養います。
国際経営学部は、グローバルなビジネスリーダーを育成することを目指しています。
偏差値は50 – 55程度で、経営学の基礎から高度なマネジメントスキルまでを学ぶことができます。
ビジネスケーススタディや実務経験を重視したカリキュラムが特徴で、卒業生は国内外の企業で活躍しています。
観光学部は、観光業界での専門知識と実践力を身につけることを目的としています。
偏差値は40 -45程度で、観光ビジネスやホスピタリティ、地域振興などについて学びます。
実習やフィールドワークを通じて、観光業界の現場で必要なスキルを習得し、即戦力となる人材を育成しています。
このように、APUの各学部は異なる偏差値と特色を持ち、それぞれの分野で専門性を高める教育が行われています。
学生は、自分の興味やキャリア目標に合わせて最適な学部を選び、充実した大学生活を送ることができます。
就職先は有名企業が多く国内外の有名大学院に進学する人も多い
立命館アジア太平洋大学(APU)の卒業生は、多くの有名企業や国内外の有名大学院に進学しています。
APUの教育環境は、国際的な視野を広げることを重視しており、学生が多文化共生の中で学ぶことができる点が特徴です。
APUの卒業生は、国内外の大手企業に就職するケースが多く見られます。
特に、国際的なビジネス環境に適応できる能力が評価され、外資系企業やグローバルに展開する日本企業からの需要が高いです。
具体例としては、トヨタ、ソニー、三菱商事、楽天などが挙げられます。
これらの企業では、APUで培った多様な文化や価値観を理解する力が、グローバルビジネスにおいて大きな武器となります。
一方、APUの卒業生は大学院進学においても高い実績を持っています。
国内では東京大学や京都大学といった名門大学院への進学者が多く、海外ではオックスフォード大学やハーバード大学などの一流大学院に進学するケースも見られます。
APUのカリキュラムは、研究能力や批判的思考力を養うことに重点を置いており、これが大学院進学において大きな強みとなっています。
このように、APUの卒業生は有名企業への就職や、国内外の名門大学院への進学において高い実績を誇ります。
これは、APUが提供する国際的な教育環境と、学生一人ひとりの努力の結果と言えるでしょう。
学費は高い?寮の費用もかかる
立命館アジア太平洋大学(APU)の学費は、他の私立大学と比較しても高めに設定されています。
具体的には、年間の学費が約150万円から200万円程度となっており、これはAPUが提供する国際的な教育環境と豊富なプログラム内容に起因しています。
さらに、APUの学生の多くが1年次に入寮し、2年次以降は下宿生活を送ることが一般的です。
1年次の寮費は年間約50万円から70万円程度であり、この費用も学費に加算されるため、家計に与える負担は少なくありません。
2年次以降は、別府市内での下宿生活が主流となり、月々の家賃や生活費も考慮する必要があります。
別府市の家賃相場は比較的低いものの、生活費全体を考えると一定の負担が発生します。
また、APUの学生の約9割が大分県以外の出身者で構成されています。
これにより、遠方からの学生が多く、交通費や引越し費用なども追加で発生することが多いです。
このため、APUに入学する際には、学費だけでなく、生活費やその他の費用についても十分に計画を立てることが重要です。
以上のように、APUの学費は他の私立大学に比べて高い傾向がありますが、それに見合った教育環境とサポートが提供されています。
学生が充実した学びを得るためには、事前に十分な資金計画を立てることが求められます。
英語話せないままで恥ずかしいことになる?
立命館アジア太平洋大学(APU)では、英語を話せないまま入学することについて心配する学生が多いかもしれません。
もしくはこれだけ国際的な大学にいて卒業時に英語が話せないままだったらどうしよう?と心配される人も多いかもしれません。
しかし、これは個人の姿勢と取り組み次第で大きく変わる問題です。
まず、APUの特徴として、学生の約半数が国際学生であることが挙げられます。
英語が共通言語となっているため、授業や日常生活で英語を使用する機会が多くあります。
この環境は英語を学び、使用するには非常に適しています。
しかし、英語を話せないことを恥ずかしいと感じるかどうかは、その人次第です。
多くの日本人学生も英語を学ぶ過程にあり、初めから流暢に話せるわけではありません。
重要なのは、努力して学ぶ姿勢です。
APUでは、英語サポートセンターや英語の授業が充実しており、初心者でもしっかりと学べる環境が整っています。
また、英語を話せないことを逆に強みに変えることも可能です。
例えば、異文化理解やコミュニケーションスキルを高めるための機会として、積極的に国際学生と交流することで、自然と英語力も向上します。
多くの学生が、最初は不安を感じながらも、次第に自信を持って英語を使えるようになっています。
結局のところ、英語を話せないままAPUに入学することを恥ずかしいと感じるかどうかは、その人の取り組み方次第です。
APUの充実したサポート体制を活用し、積極的に学ぶことで、英語力を向上させ、自信を持って国際社会に飛び込むことができるでしょう。
立命館アジア太平洋大学の評判は悪い?メリットとデメリット
立命館アジア太平洋大学(APU)は、その独自の国際環境と教育プログラムで高い評価を受けています。
ここでは、APUの評判や口コミを基に、メリットとデメリットを詳しく見ていきます。
まず、APUの大きなメリットは国際的な環境です。学生の約半数が外国籍で、多様な文化背景を持つ学生と交流することで、国際的な視野を広げることができます。
英語と日本語のバイリンガル教育が行われており、語学力の向上にも大いに役立ちます。
また、世界各国から集まった教授陣による質の高い教育も魅力です。学生は多角的な視点から学ぶことができ、グローバルな人材としての素養を身につけられます。
一方で、デメリットとして挙げられるのは、学費の高さです。
他の私立大学と比べても高額であり、特に寮費や生活費を含めると経済的負担が大きくなることがあります。
また、キャンパスが大分県の山の上に位置しているため、交通アクセスが不便である点も一部の学生にとっては難点です。
周囲に商業施設が少なく、生活環境に不便を感じることもあるかもしれません。
口コミでは、学生の意欲や多様性を評価する声が多い反面、厳しい学業についていくのが大変だという意見も見られます。
授業は課題が多く、特に英語での授業に苦労する学生もいます。
しかし、これを乗り越えることで得られる成長や達成感も大きいです。
総じて、APUは国際的な教育環境と多様な文化交流を提供する一方で、学費や生活環境に課題を抱えていると言えます。
これらのメリットとデメリットを理解した上で、自分の目標やライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
まとめ:立命館アジア太平洋大学は恥ずかしいこともないし、評判が悪いことも全くない
立命館アジア太平洋大学(APU)は、国際的な環境で学びたい学生にとって最適な選択肢です。
この大学は多様な文化背景を持つ学生や教員が集まり、英語と日本語のバイリンガル教育が行われています。
これにより、学生は自然に語学力を向上させるとともに、異文化理解の深まる環境で学ぶことができます。
APUの魅力は、学術面だけでなく実践的な経験を積める点にもあります。
多くの企業や国際機関との連携プログラムやインターンシップの機会が豊富に提供されており、学生は在学中に実際のビジネスや社会の現場での経験を積むことができます。
また、学内外で行われる多様なイベントやプロジェクトを通じて、リーダーシップやチームワークを身につけることもできます。
しかし、APUでの学びは簡単ではありません。厳しい課題や高い学費、山の上に位置するキャンパスなど、学生生活には挑戦も多いです。
それでも、これらの挑戦を乗り越えることで得られる成長や経験は非常に価値があります。
APUでの生活を通じて、学生は自己成長し、グローバルな視野を持つ社会人として羽ばたく準備が整います。
総じて、立命館アジア太平洋大学は、グローバルに活躍したいと考える学生にとって、理想的な学びの場を提供しています。
多文化共生の中で学び、自分の可能性を広げたい学生にとって、APUは間違いなく魅力的な大学と言えるでしょう。
最後にここまでをまとめますね。
国際環境
- 学生の約半数が留学生
- 英語と日本語のバイリンガル教育
- 多様な文化背景を持つ学生と教員
教育
- 国際的な視野を広げるカリキュラム
- グローバルな人材育成
- 企業や国際機関との連携プログラム
- 実践的な経験を積める機会
学生生活
- 充実した語学学習環境
- 異文化理解を深める環境
- 多様なイベントやプロジェクト
- リーダーシップやチームワークを身につける機会
その他
- 高い学費
- 山の上に位置するキャンパス
- 厳しい課題
- 留学制度が充実
- 卒業生の就職先が有名企業が多い