東洋大学はレベル上がりすぎの声「８割取っても落ちる」は本当です

2024年2月27日

東洋大学が「レベル上がりすぎ」と話題になっているのをご存知でしょうか？入試で８割の得点を取っても不合格になることがあると言われています。

一部ではGMARCHではなくT（東洋）MARCHと言われてたりします。

2000年代初頭から現在にかけて、この歴史ある大学は特に文系学部を中心に顕著な偏差値の上昇を遂げています。

本記事では、東洋大学がなぜ「レベル上がりすぎ」と言われるようになったのか、その背景にある学部の新設や大学改革、そして東京都内という魅力的な立地がどのように影響しているのかを詳しく掘り下げていきます。

教育理念や学生生活、そして今後の展望についても触れながら、東洋大学の進化の全貌を明らかにします。

東洋大学に興味を持つ受験生や、教育の質に注目する皆さんにとって、有益な情報が満載です。

ポイント

東洋大学の偏差値がなぜ上昇し、現在「レベル上がりすぎ」と言われているのか
東洋大学で実施されている学部の新設や大学改革の内容とその目的
東洋大学の立地が学生生活や学習機会にどのような影響を与えているか
東洋大学の建学の精神と教育理念が学生の学びにどのように反映されているか

東洋大学はレベル上がりすぎ？？その現状と背景

東洋大学は、近年目覚ましいレベル上昇を遂げています。

過去には東洋大学というと「誰でも入れる、定員割れ、レベル低い」というイメージが強かったです。

日東駒専の真ん中から下というイメージでした。

しかし、現在はその印象を一新し、「東洋大学は入試で8割を取っても落ちる？」と言われるほどの競争率の高さを示しています。

それを誤解して「東洋大学は受験しても８割が落ちる」と勘違いしている人もいるくらいです。

この記事では、東洋大学の偏差値の変遷、人気の理由、学部の新設や大学改革など、多角的な視点から東洋大学の現状を掘り下げていきます。

また、余談ですが東洋大学の学食は美味しいと有名で某学食研究会で日本一とされています。

東洋大学の偏差値上昇とその影響

東洋大学の偏差値上昇は、近年の教育界における顕著なトレンドとなっています。

具体的には、特に文学部や社会学部などの文系学科で偏差値が大幅に上昇しており、これらの学部では現在、偏差値55以上が一般的となっています。

この偏差値の上昇は、東洋大学が優秀な学生層を惹きつける力を増していることを示しています。

例えば、文学部の哲学科や教育学科は、以前に比べて高い学力を持つ学生が集まるようになりました。これらの学科では、学問の深化や研究の質の向上が見られ、教育内容もより高度かつ専門的なものになっています。

また、これらの変化は、大学ランキングや就職実績にも良い影響を与えており、東洋大学卒業生の社会的評価の向上にも寄与しています。

さらに、この偏差値の上昇は、東洋大学への入学を目指す受験生にとっても重要な意味を持ちます。

高い偏差値は、それだけ競争率が高く、入学するためにはより一層の努力が必要であることを意味しています。

そのため、受験生は、東洋大学に合格するために、早期からの準備や計画的な学習が求められるようになっています。

このように、東洋大学の偏差値の上昇は、大学内部の教育環境や研究の質に影響を与えるだけでなく、受験生の勉強方法や受験戦略にも大きな影響を及ぼしています。

それは、東洋大学が今後も引き続き高い学力と競争力を持つ大学として、進化し続けることを示唆しています。

下記は東洋大学と関関同立やMARCHの偏差値を比べたものです。東進ハイスクールの偏差値表を元にしています。

ちなみに関関同立は関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学を指します。

学部	東洋	立命館	関西学院	中央	法政
文学部	62	62	62	61	64
社会学部	62	62	61	64	63

東洋大学の人気学部は関関同立と並んだと見ることも出来ます。また、MARCHに肉薄するところまで来ていると見ることも出来ます。

ただし、全ての学部がこの状態ではありません。しかし、昔のイメージからすると驚く人も多いのではないでしょうか。

東洋大学ってレベル上がってるんだね。TMARCHって初めて聞いた。東洋と言えば、哲学が有名だったけど、色々力を入れているみたい。なんにせよ、改革は必要だ。日東駒専って昔より全然難しくなったって良く聞く。

— samurai_chappy (@Samuraichappy) September 2, 2023

東洋大学は誰でも入れる？定員割れ？レベル低い？

かつて東洋大学は、低い偏差値と定員割れのイメージがありました。もちろんその当時も日東駒専の一角であり定員割れでは全くありませんでした。

現在でも一部で「レベル低い」「定員割れ」「誰でも入れる」と思っている学生や保護者がいるようです。

もちろんそれは間違いです。2023年のデータだと83,856人が受験して合格者は28646人です。競争率は約3倍です。3人受験して1人しか受からないのです。

さらには補欠合格者も多いので合格者の中にも苦労して繰り上がったという人も少なくありません。

近年のレベルの上昇により、昔の古い印象は完全に払拭されつつあります。

今や東洋大学は、高い学力を要求される大学として知られ、多くの受験生にとっての第一志望校となっています。

東洋大学入試で8割取っても落ちる？

「東洋大学の入試では8割取っても落ちる？」という噂が流れるほど、現在の東洋大学は非常に競争が激しい状態です。

これは、上位層を狙う受験生の増加と、文科省の方針による大学側の合格者数の厳格化によるものです。

また、文系の学部は合格最低点が高いためにかなりの高得点を取らないと合格できないのです。得点調整が行われるために受験生には合格最低点はわかりません。

なので、８割くらいの得点を取ったと思っている受験生も不合格が続出したりします。

そして自信があっただけに不合格にショックを受けた受験生がツイッター（現X）などでつぶやきまくり「東洋大学は8割得点しても落ちる」というネット情報が生まれたのです。

ちなみにネット上では東洋大学は８割が落ちるという言説がありますが、それは「８割取っても落ちることがある」の間違いです。

せっかく東洋大学来たから学食。
レベル高すぎでした、、、 pic.twitter.com/II3puzoNT8

— DAICHI (@daichi25ra) November 24, 2023

偏差値の変遷：過去から現在までの推移

東洋大学の偏差値の変遷を詳しく見てみると、2000年代初頭から現在に至るまで、顕著な上昇傾向が確認できます。

2000年代初頭には、多くの学部で偏差値が40台後半から50台前半に位置していました。この時期の東洋大学は、比較的入学が容易な大学とされていました。

しかし、2010年代に入ると、特に文系学部で偏差値の上昇が目立ち始めます。

例えば、文学部の一部学科では、偏差値が55を超えるようになり、東洋大学全体の学力水準の向上が見られました。

さらに、2020年代に入ると、文学部や社会学部などの偏差値が60に迫るレベルに達し、東洋大学の学力水準はさらに高まりました。

この偏差値の上昇は、東洋大学が学生の学力向上に力を入れてきた結果と言えます。

また、より多くの優秀な学生を惹きつけるために、カリキュラムの充実化や学習環境の改善に努めてきたことも影響しています。

結果として、東洋大学は徐々に難易度が高く、高い学力を要求される大学へと変貌を遂げました。

この偏差値の変遷は、東洋大学が長年にわたり教育の質を高め、学生の能力向上に注力してきたことの証です。

また、受験生や保護者にとっては、東洋大学がより優秀な学生を求める大学となったことを意味し、その志望校選びにおいて重要な情報となっています。

今後も東洋大学の偏差値は、大学の教育水準や学生層の変化を反映し続けるでしょう。

【滑り止めを舐めてはいけない】
どこ志望だろうが、
滑り止めの大学を舐めてはいけない。

今日から東洋大学の入試が始まったけど、
『8割5分で落ちた』
『MARCH受かったが東洋には落とされた』
という書き込みもある。
滑り止めの大学の、不合格者の書き込みを読んで油断せずに行こう。#受験BBS pic.twitter.com/8EUCrzDk6o

— 受験BBS 大学別の受験生掲示板 (@juken_bbs) February 8, 2023

人気の理由は立地の魅力：キャンパスの立地が学生に与える影響

東洋大学の人気が高まっている理由の一つに、そのキャンパスの立地の魅力が挙げられます。

東洋大学は東京都内に位置しており、アクセスの良さや都心への近さは、学生生活における大きな利点となっています。

これにより、学生は都市の多様な文化やイベント、インターンシップなどの機会に容易にアクセスできる環境にあります。

具体的には、東洋大学の主要なキャンパスである白山キャンパスは、都心部へのアクセスが容易であり、大学周辺には飲食店やショッピング施設、文化施設が充実しています。

この立地は、学生たちが学業だけでなく、都市生活を楽しむことを可能にしており、大学選びの重要な要素となっています。

また、東洋大学のキャンパスが都心にあることは、企業との連携や業界とのネットワーク形成にも有利です。

例えば、実践的な学びを目指す学生にとっては、インターンシップや就職活動において、多様な業界との接点を持ちやすいことが大きなメリットとなります。

さらに、東洋大学の立地は、国際交流の面でも大きな利点です。外国からの留学生が学びやすい環境が整っており、学内の国際化を促進しています。

このように、東洋大学の立地は、学生の学びやキャリア形成、社会生活において多大な影響を及ぼしており、大学選びの際の重要な判断基準となっています。

学部の新設・大学改革：東洋大学の進化を促進する要素

東洋大学は、教育の質を高め、学生のニーズに応えるために積極的な学部の新設や大学改革を進めています。

これらの取り組みは、東洋大学の教育内容と学生の学びの機会を大きく拡大しており、大学の進化を促進する重要な要素となっています。

たとえば、国際的な視野を持つ人材の育成を目指して、国際学部や国際観光学部などが新設されました。

これらの学部では、多文化理解や国際関係、グローバルなビジネス環境への適応力を身につけるための教育が行われています。

また、情報連携学部の設立は、情報技術の急速な発展に対応し、デジタル時代に必要な技術や知識を学生に提供することを目的としています。

大学改革においては、教育プログラムの見直しや教育方法の革新にも注力しています。

例えば、アクティブラーニングを取り入れた授業や、実践的な学びを重視したプロジェクトベースのカリキュラムが導入されています。

これにより、学生は単に知識を習得するだけでなく、問題解決能力やチームワーク、コミュニケーションスキルなど、実社会で求められるスキルの習得に励むことができます。

また、教育環境の充実にも力を入れており、最新の設備や施設の整備、さらには学生サポートシステムの強化などが行われています。

これらの取り組みは、学生たちがより快適で効果的な学習環境の中で学べるようにすることを目的としています。

こうした学部の新設や大学改革は、東洋大学が時代の変化に対応し、学生たちに最適な教育を提供するための重要なステップです。

これにより、東洋大学は進化し続ける大学として、学生に魅力的な学習の場を提供し続けることができるのです。

他大学の不祥事：東洋大学の人気上昇に影響を与える外的要因

詳細は割愛しますが、他大学での不祥事や問題が、間接的に東洋大学の人気を高める要因になっています。

受験生や保護者は、安定した教育環境を求め、東洋大学のように信頼性の高い大学に注目しています。

これにより、東洋大学のブランド力と信頼性がさらに強化され、受験生の間での選択肢としてより一層重要な位置を占めるようになっています。

大学の哲学：東洋大学の教育理念とその魅力

東洋大学の教育理念は、その創立者である哲学者・井上円了によって確立された「諸学の基礎は哲学にあり」という建学の精神に根ざしています。

この哲学は、学生たちに広範な知識と深い思考力を身につけさせるための基盤として機能しており、現代社会で必要とされる多角的な視野を持つ人材を育成することを目指しています。

この教育理念は、東洋大学のカリキュラムや教育方針に深く反映されています。

例えば、学部や学科の枠を超えた幅広い教養教育の提供、批判的思考力や創造力を養うためのディスカッション重視の授業、さらにはグローバルな視点を持った教育プログラムなどがそれに当たります。

これらの教育方針は、学生が単に専門知識を身につけるだけでなく、社会に出てからも自立して考え、行動できる能力を養うことを目的としています。

また、東洋大学の哲学は、学生一人ひとりの個性や興味、能力を重視するという点にも現れています。

学生が自分自身の関心や目標に基づいて学びを深めることができるよう、個別の指導やサポート体制の充実にも力を入れています。

これにより、学生は自分の進路やキャリアを自ら考え、計画することができるようになります。

このように、東洋大学の教育理念は、単なる知識の習得を超えて、社会で活躍できる総合的な能力を学生に付与することを目指しています。

この理念が、多くの学生や教育関係者から高く評価され、東洋大学の独自性と魅力の源泉となっているのです。

東洋大学の学食はほんとレベル高いのだ

羨ましいのだ https://t.co/fTNYva3zci

— メジ（コンに呑まれたアラ）ィさん (@meziisan) November 13, 2023

出身高校ランキング：東洋大学合格者の学力水準

東洋大学の合格者は、全国各地の高校から幅広く集まっています。出身高校ランキングを見ると、東洋大学合格者の学力水準の高さが明らかになります。

特に首都圏の進学校出身者が多く、これは東洋大学が高い学力を有する学生を惹きつけていることを示しています。

下記は東洋大学の出身高校ランキングです。附属高校は除いた数字です。

偏差値が60以上の高校がずらりと並びますね。特に大宮開成高校、川越東高校、浦和西高校などは埼玉では誰もが知る名門高校です。

順位	高校名	偏差値	国公私立	2023合格者数
1位	大宮開成高等学校	66 – 69	私立	413人
2位	川越東高等学校	67 – 69	公立	212人
3位	文京高等学校	60	私立	200人
4位	越谷北高等学校	63 – 68	公立	172人
5位	北園高等学校	62	私立	167人
6位	小金高等学校	67	公立	162人
7位	越ヶ谷高等学校	64	公立	151人
8位	熊谷西高等学校	59 – 64	公立	140人
9位	浦和西高等学校	65	公立	138人
10位	所沢北高等学校	66 – 67	公立	135人