専修大学などの中堅大学でもなれる：公認会計士の大学ランキング

2024年3月25日

３大国家資格である公認会計士試験の合格への道は険しい。

しかし、適切なサポートと環境があれば、その夢は現実のものに変わります。出身大学が未来のキャリアを左右することはもはや公然の秘密。

ここでは、公認会計士試験に強い大学をランキング形式で紹介し、どの大学があなたの公認会計士としての夢を実現させるための最適な場所なのかを解明します。

公認会計士になることを検討しているあなたに、最適な大学選びのヒントを提供します。

ポイント

公認会計士試験合格者を多く輩出している大学のランキング
合格に必要なサポートや教育が提供されている大学の特徴
関西や国公立大学など地域や性質別の大学ランキングの差
大学選びが将来のキャリア形成にどのように影響するか

合格者数１位の慶応大学前付近の風景

公認会計士試験：大学ランキング

公認会計士試験の合格者の出身大学の重要性

公認会計士の試験は非常に難しく、多くの受験生が合格を目指して日々勉強に励んでいます。

この試験に合格するためには、ただ単に勉強するだけではなく、適切な指導やサポートが受けられる環境があるかどうかが大きな差となって現れます。

ここで、公認会計士合格者の出身大学の重要性が浮き彫りになります。

合格者上位の大学のように、特化したサポートが整っている大学は、受験生に対して体系的な学習プログラムや資格取得に向けた環境を提供しており、合格率を高める一因となっています。

このように、合格者の出身大学を見ることで、どの大学が公認会計士試験の準備に適しているかを知ることができるのです。

言ってしまえば、目指す資格に適した大学選びは、将来のキャリアを左右するほど重要なのです。

また、会計士になった後も社会には学閥というものがあったりします。（最近は減りましたが）

例えば、慶応大学は大企業で重要なポジションについている人が多く慶応出身であることはビジネス上で有利です。

会計士数も慶応が圧倒的でありネットワークや情報面で仕事がやりやすいであろうと推測されます。

例えば下記の大学別ランキングは金融庁は発表していないのですが、

独自に集計しているのも慶応三田会だったりします。

参考資料：公認会計士三田会

順位	大学名	合格者数
1	慶應義塾大学	187
2	早稲田大学	109
3	明治大学	86
4	東京大学	57
5	中央大学	54
5	立命館大学	54
7	神戸大学	50
8	京都大学	47
9	同志社大学	44
10	一橋大学	38

大学では遊べない？？

公認会計士を目指す学生にとって、大学生活は遊びとは無縁のものになるとよく言われます。

しかし、これは決して誇張ではありません。在学中に合格しようと思うとですが。

公認会計士の試験に合格するためには、膨大な量の勉強が必要であり、それには相当な時間と労力が必要です。

例えば、公認会計士試験の受験生は、日常的に4時間以上を勉強に費やし、中には10時間以上勉強する人も少なくありません。

このような厳しい勉強スケジュールのため、大学生活での遊びやサークル活動に参加する時間は極めて限られてしまいます。

ただし、この犠牲は将来、監査法人やCFOとしてのキャリアを築くための重要な投資でもあります。

厳しいかもしれませんが、人によっては公認会計士を目指すことは遊びよりも大きな価値がある選択なのです。

中堅大学でも受かるか？

多くの方が公認会計士試験の合格にあたり、名門大学の出身者が有利だと考えがちです。

しかし、実際には中堅大学出身者でも十分に合格することが可能です。

なぜなら、公認会計士試験の合格は、出身大学の名声ではなく、個人がどれだけ努力し、適切な勉強法を選び、試験対策に取り組むかにかかっているからです。

例えば、中堅大学でも、公認会計士試験に特化したサポート体制を整えているところがあり、これを活用することで、効率的に学習を進めることができます。

つまり、どの大学に通っているかよりも、いかに計画的に勉強を進められるかが、合格への鍵となるのです。

専修大学などのサポートが整っている大学の魅力

トップ10にたびたび入ってくる専修大学をはじめ、公認会計士試験のサポートが充実している大学には大きな魅力があります。（専修大学は2022年の合格者数は29人）

専修大学の神田キャンパス

これらの大学では、試験合格に必要な知識だけでなく、学習方法や時間管理の技術も教えてくれるプログラムを提供しています。

さらに、試験対策のための特別講座や、実際に試験に合格した先輩からのアドバイスを直接受けられる機会もあります。

このように、専門学校と連携した質の高い講座を受講できることは、独学で勉強する場合には得られない大きなメリットです。

結局のところ、こうしたサポート体制をフルに活用することで、合格への道が一層明確になり、自信を持って試験に臨むことができるのです。

専修大学以外にも立教大学、法政大学、関西学院大学、日本大学などがトップ１０入りすることがあります。

関西のランキング上位大学

関西地域の大学は、公認会計士試験において独自の特色を持っています。

たとえば、京都大学や神戸大学などの国立大学は、高い学術レベルと研究指向の教育を背景に、公認会計士試験合格者を多数輩出しています。

また、立命館大学や同志社大学のような私立大学も、質の高い教育と充実したサポート体制で、学生の公認会計士試験合格を強力にバックアップしています。

これらの大学では、専門的な知識だけでなく、批判的思考力や問題解決能力を養う教育が行われており、公認会計士として必要な幅広いスキルを身につけることができます。

関西地域の大学からも公認会計士試験に合格する学生が多いのは、このような教育環境が整っているためと言えるでしょう。

同志社大学

国公立のランキング上位大学

国公立大学は、公認会計士試験の合格者を多く輩出していることで知られています。

東京大学、京都大学、一橋大学など、伝統ある名門国公立大学は、その厳しい選抜プロセスと高い学術水準により、学生に優れた学習環境を提供しています。

これらの大学では、基礎学力だけでなく、論理的思考能力や分析力を養うことができ、公認会計士試験に必要な深い知識とスキルを身につけることが可能です。

また、国公立大学の多くは学費が比較的低く抑えられており、経済的負担が少ないことも、学生が勉強に専念しやすい一因となっています。

このように、国公立大学から公認会計士になる道は、優れた教育内容と学習環境、そして経済的な利点に支えられているのです。

大学別合格率の分析

公認会計士試験の大学別合格率は、受験生にとって重要な指標の一つです。なぜならば大学によって学生数が違うからです。

この合格率を分析することで、どの大学が公認会計士試験の準備に適しているかが明らかになります。

大学別合格者数はデータがありますが大学別受験者数はデータがありません。なので、学生数と合格者数で考えることになります。

それが下記になります。やはり東大が圧倒的ですね。

順位	大学名	合格率
1	東京大学	7.13%
2	京都大学	4.27%
3	一橋大学	3.17%
4	神戸大学	2.08%
5	慶應義塾大学	1.93%
6	早稲田大学	1.36%
7	明治大学	0.72%
8	立命館大学	0.59%
9	中央大学	0.54%
10	同志社大学	0.54%