多くの受験生が現代文の勉強法に頭を悩ませ、参考書の必要性について疑問を持っています。
情報を集め、より効果的な勉強法を探しているあなたに、本記事では現代文を伸ばすための実践的なアプローチを紹介します。
参考書を使わずとも、論理的思考力や批判的思考力を養い、読解力を高める方法を探っていきましょう。
ポイント
- 現代文の勉強において参考書が必ずしも必要ではない理由。
- 効果的な現代文学習法としての多読や過去問演習の重要性。
- 語彙力強化と背景知識の習得が読解力向上に役立つこと。
- 現代文のスコアを短期間で向上させる勉強のポイント。
現代文には参考書はいらない?効果的な勉強法を紹介
受験生を悩ませる科目の1つに現代文があります。どうしたら伸びるのかがわからない。
参考書や問題集をやるのは無駄ではないか。特に参考書が無駄ではないか。
そう思う受験生も少なくありません。
効果的な勉強法について考えていきましょう‼
現代文ってなんか参考書買う必要あるかな?
センターと共テと大学の過去問ひたすら解いてれば良い気がするけど。
キーワード読解と田村は結構気になってるけど。
— たかp(東進の犬モード) (@TAKAp08anime10) March 20, 2024
@yy20111030 現代文に参考書はいらないよ♪ただ文章読めばいいだけじゃん!過去問解いて解説読むのが一番!参考書なんて買ったことないよ!
— kozawa (@Elude4) June 17, 2012
林の東大現代文受けると参考書いらないの意味がほんとにわかる
— 糸 (@thread__LL) October 7, 2023
現代文の勉強は意味がないと思ってませんか?
先述したように多くの学生が現代文の勉強に悩みを持ちますが、「勉強しても意味がない」と感じることがあっても、それは誤解かもしれません。
現代文の学習は、ただ単に文学作品を読むだけではなく、文章を通じて論理的思考力や批判的思考力を養うためのものです。
例えば、一つの文章から複数の意味を読み取る訓練は、日常生活でのコミュニケーションや、将来社会で生きていく上で必要不可欠なスキルを身につけることに直結します。
また、現代文の勉強は、情報を整理し、要点をまとめる力を養います。
このスキルは、どの学問を学ぶにしても、そして社会人として働く上でも非常に役立ちます。だからこそ、現代文の勉強には大きな意味があるのです。
ある程度までは短時間で必ず伸びる科目
現代文のスコアを短期間で上げることは、実は可能です。
得点が取れない生徒は問題文の読み方を知らないのです。
日本語の文章の読み方ではなく現代文の文章の読み方です。知識を補充して訓練すればどの科目よりも早く短時間で成績が上がります。
しかし、英語や世界史と違い無限に成績が上がるわけではありません。なので、現代文に時間をかけすぎるのはどうかと思います。
難関大学の現代文は予備校講師によって解答が割れたりします。つまり、100点を取るのが非常に難しい。そこは英語や数学と違います。
さらにはどこまで伸びるかはセンスの部分もあると思います。しかし、ある程度のところまでは誰でも伸びるのです。共通テスト7割か8割くらいまでは苦手な人でもいきます。
大学受験最難関科目は実は数学ではなく現代文である。
どんな難関大の解答速報でも大手予備校の数学の解答が割れることはないが、現代文は記述式も早稲田のマークセンスも解答が割れる。
受験勉強スタート時点で現代文がそもそも得意な受験生はリードを保って逃げ切ろう。
— 佐藤大輔 (@BouquetAlgernon) October 9, 2023
現代文のおすすめ参考書:キーワードで効率アップ
現代文で重要になるのが、語彙を押さえることです。現代文で使用される言葉は日常ではあまり使わない言葉が多いです。
例えば、
アイデンティティ、弁証法、ヨーロッパ近代批判、社会構成主義、ナショナリズムなどなど。
これらのキーワードを深く学ぶことで、文章の理解が深まり、読解速度も自然と上がっていきます。
よく理解している単語が並んだ文章であれば読解が容易になります。
例えば、英語でもサッカー部の子はサッカー選手についての記事であれば読解が容易でしょう。実際、サッカー選手は語学が苦手でもサッカーに詳しいので海外で活躍できています。
化学部の部長であれば英語が苦手でも化学についての文章であれば容易に読めるわけです。
なので、「現代文特有の語彙」に慣れる必要があります。キーワードに関する参考書はたくさんありますのでどれかを読んでみると良いでしょう。
参考書は嫌だという方であればネットの読むだけ現代文がおすすめです。深くわかりやすく無料で解説してくれています。
また、ユーチューブでも語彙の解説動画がたくさんありますので見てみてくださいね。
現代文は、まず語彙力と読解からよ。
語彙について語るのが1番、知識と具体化能力(生徒に伝わる例を出せるかどうか)が試されるように思えてならない。
それが教養となり、読解に繋がる。
設問の解き方なんてその後なのよ。
— ゴリラ教育研究所 (@gori_manabilab) March 24, 2024
共通テストレベルの現代文は背景知識がカギ
共通テストや大学受験の現代文では、文章の読解する上で、背景知識があったほうが有利です。
速く正確に読むためにはその話題に慣れている必要があります。マンガでもドラマでもたくさん見ている人は結末をすぐに理解できるものです。
でも自分が知らない分野だと読解に時間がかかりますし、精度も大きく落ちます。例えば、法律論文や医学論文を門外漢の人が読んだらちんぷんかんぷんになります。
現代文も同じで頻出テーマを頭に叩き込んでおくことが必要です。単に文章を読んで内容を理解するだけではなく、その文章が書かれた背景や著者の思想、時代背景についての知識が必要になってきます。
そのために必要なのは参考書ではありません。先ほどのネット上の「読むだけ現代文」を読みましょう。
そこで出てきた人物の思想をネット上で深堀りしましょう。例えば、フーコーの思想は現代文で頻出です。
リベラルアーツガイドなどで読んでおくと良いでしょう。
また、YouTubeでも現代文で頻出のテーマに関してはわかりやすく解説されています。そちらを見るようになれば現代文は爆上がりです。
背景知識の増やし方としては「読むだけ現代文」を読んだうえで、
問題文を読む→知らない人の思想出てくる→検索して調べる→次回は楽勝
この流れを繰り返すことが大事です。
同じテーマが頻出ですので背景知識を貯めておけば本当に楽勝になります。
学校で公民の授業ちゃんと受けた、予備校の現代文や英語の先生が解説してくれた「背景知識」とやらを一応学んだ、評論文キーワード集を一応やった、みたいな子がやっぱり受かるね。
早慶は。それ以外だとかなり良い感じで学力伸ばした子でも結局「今回意味わかんない文章出たんすよ〜」とか言ってるわ。
— KUB◯+@世界史とか (@KU80TA2018w) April 5, 2023
大学受験の現代文の勉強で参考書は必要か
今の時代は参考書ではなくスタディサプリなどの動画学習やネット上の情報で充分かもしれません。
もしくは塾や予備校の授業とその復習で良い人もいるでしょう。
とはいえ、参考書にも良いものがたくさんありますので併用するのが賢いと思います。
いくつか参考書をご紹介いたしますね。
初心者向けに参考書おすすめ①:システム現代文で基礎固め
現代文の基礎をしっかりと固めたいと考えている方には、「システム現代文」がおすすめです。
この参考書は、現代文を学ぶ上で必要な読解スキルや論理的思考力を身につけるための構成になっています。
例えば、文章の主旨をつかむ練習や、作者の意図を読み解く問題が豊富に用意されており、これらを通じて現代文の基本的な読み方を学ぶことができます。
さらに、この参考書は、多様なジャンルの文章が収録されているため、幅広い知識を身につけることが可能です。
基礎からしっかりと学びたい方や、現代文のスキルアップを目指す方にとって、非常に役立つ一冊となるでしょう。
また、現代文に苦手意識がある方は「田村のやさしく学ぶ現代文」も良いでしょう。この2冊をやり切るとそれなりの大学の問題も解けるようになります。
現代文は完全に思考法を習得すれば終わるゲームだけど、数学は思考法より各々の扱い方だもん
数学的思考法みたいな参考書超いらない、切羽詰まるとそういうのに頼りたくなるんだけど
知って覚えて慣らさなきゃ浮かぶわきゃない、組み合わせ方は浮かぶけど
サインの公式をいきなり発明できるわけがない— ごはんクン (@fanaticfleeky) January 7, 2018
現代文参考書おすすめ2:難関校の過去問で実力アップ
大学受験において、特に難関校を目指す場合には、過去問を解くことが非常に重要です。
現代文における過去問対策としては、特定の大学が出題する問題の特徴や出題傾向を理解し、それに対応した解答スキルを身につけることが必要になります。
同じ現代文でも大学によって傾向がかなり違うのです。
法政大学では膨大な量を短時間で読解しなければなりませんし、
立命館大学ではところん問題文の設問を精読しなければなりません。
慶応大学は現代文がなく小論文ですが文章の要約が必要です。
過去問を解くことで、試験で求められる読解力や思考力、記述力を総合的に鍛えることができるのです。
特に、難関校では、単に文章の内容を理解するだけではなく、複雑な論理構造を読み解く能力や、精緻な表現力が求められることが多いため、これらの能力を高めるためにも、過去問を積極的に活用することがおすすめです。
過去問を解く際には、正解だけでなく、なぜその答えが正しいのか、その理由を深く考えることも大切です。
現代文の参考書おすすめ:国公立
国立大学を目指す受験生にとって、現代文の記述の対策は欠かせません。
おすすめの参考書は「無敵の現代文記述攻略メソッド」です。この参考書は段階式に記述力を高めることができます。
さらに、自分の解答を客観的に評価してもらうためには、添削サービスの利用をおすすめします。
なぜなら、自分では気づかない誤解や、論理の飛躍、表現の曖昧さを指摘してもらえるからです。
これらのフィードバックを受けることで、より深く文章を読み解く力や、正確な表現力を養うことができます。
また、添削を受けることで、どのような点が評価されるのか、どのようにすれば高得点が狙えるのかというポイントも掴めます。
現代文の勉強では、ただ読むだけではなく、書く練習も重要です。添削を通じて、自分の弱点を明確にし、効率的に改善していきましょう。
まとめ:現代文に参考書はいらない??
現代文の勉強にあたり、山のように多くの参考書を揃える必要はありません。
動画サービスとネットか塾のテキストだけで充分かもしれません。
とはいえ、優れた参考書もいくつかあります。
大切なのは、自分に合った参考書を見つけ、それを深く掘り下げて学ぶことです。
多くの参考書を少しずつ使うよりも、限られた数の良書を繰り返し使うことで、内容が深く理解でき、記憶にも定着しやすくなります。
また、参考書を選ぶ際には、自分の現在のレベルに合ったものを選ぶことが重要です。
自分にとって難しすぎるものや、逆に簡単すぎるものでは、効率的な学習ができません。自分が何を学びたいのか、どの分野を強化したいのかを明確にし、その目的に合った参考書を選ぶようにしましょう。
- 受験生は現代文の勉強法に悩むことが多い
- 参考書や問題集の必要性に疑問を持つ声もある
- 効果的な勉強法として多読や要約の練習が有効
- 過去問を解くことで出題傾向を掴む
- 基本的な文法や論理的な文章の構成を学ぶために参考書を選ぶ
- 参考書に頼り切る勉強法には限界がある
- 語彙を押さえることが現代文のスコアアップにつながる
- 背景知識を持つことで読解力が向上する
- センター試験や共通テストレベルまでは誰でも伸びる
- 難関大学の現代文は予備校講師の解答が割れることも
- 現代文は論理的思考力や批判的思考力を養うためのもの
- 参考書による基礎固めが現代文の学習において重要
- 参考書を選ぶ際は自分のレベルに合ったものを選ぶ
- 現代文での添削を受けることで客観的な評価を得る
- 参考書は勉強のスタート地点に過ぎず、それを超える努力が求められる
- スタディサプリなどの動画学習やネット情報でも学べる
- 優れた参考書を深く掘り下げて学ぶことが効率的な学習につながる